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子どもの夏休み、働くパパママに「正直ココには出かけたくない」場所を聞いてみると、思い出作りと天秤をかける親の葛藤が見えてくる

子どもの長〜い夏休み。働くママとパパにとっては、平日の子どもの過ごし方についての気配りはさることながら、休日に「お出かけしようよ〜」とせがまれることが増えることもあるのでは? 夏休みの思い出作りはしてあげたい、でも、休日くらい休ませて……の心のせめぎ合いが起きる人も多いのではないでしょうか。そこで今回、『kufura』では、働く男女133人に「子どもにせがまれた時に“そこは正直行くのがつらい”と思う場所・イベント」についてアンケートを実施しました!

海や川

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子どもを海に連れて行くと、日焼けがつらい年ごろになってきましたね」(49歳/男性/コンピューター関連技術職)

川。後片付けのことを考えるとあまり行きたくない」(40歳/女性/総務・人事・事務)

海水浴。自分も入らなければならなくなるし、砂浜も海も汚いのでにがて。体力だけ奪われてしまう」(43歳/女性/その他)

川遊びがしたいと言われて断りました。昨今水害事故が多々報告されているからこわいです」(33歳/女性/教職員)

事前の準備や後片付けの手間、避けられない強い日差し、事故に遭う危険性……さまざまな理由で、海や川と答える人が続出。子どもたちが水辺ではしゃぐ一方で、ぐったりと体力を削られていくさまが目に浮かびます。

遊園地などのテーマパーク

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テーマパーク・遊園地の“真夏の炎天下”。人気のアトラクションは、日差しを遮るものがない場所で何十分、時には1時間以上並ぶこともザラです。子どもは途中で飽きたりぐずったり、親も体力的に消耗します」(58歳/男性/金融関係)

テーマパーク。混むし高いので行きたいくない」(45歳/女性/その他)

絶叫系の乗り物があるテーマパーク。自分が苦手なので行きたくないけど、一緒に乗りたいと言われ我慢して乗ります」(48歳/女性/営業・販売)

暑い夏の野外テーマパーク。余計に疲れるし、その後の運転もつらい」(43歳/女性/事務職)

ダントツで多かった回答が屋外のテーマパーク。アトラクションの待ち時間、熱中症と、対策を考えなくてはならないことがいっぱいある割に、入場料も高く金銭的にも体力もすり減っていくと思う人が多いよう。中には、

大阪万博。暑い上に混むから」(46歳/男性/営業・販売)

ディズニーと言われるととても暑くて楽しめないし熱中症も気になる」(32歳/女性/営業・販売)

と特定の場所を答える方も。この猛暑で子連れでテーマパークへ行くことへのハードルが一気に高まっているのがわかります。

昆虫採集

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「夜の昆虫採取(カブトムシ)。虫刺されが嫌」(55歳/女性/主婦)

「屋外のそれこそ“虫系”はちょっと無理なので、パパに頼みます」(41歳/女性/自営業)

「昆虫採集は虫嫌いには辛いが秘密にしている」(56歳/男性/その他)

なんで平気で虫に触れるの!?というくらい、好きな子にとっては楽しい虫採り。虫が苦手な人にとっては、ある種の苦行になりそうです。虫が苦手なママがパパに託すものの、パパも実は密かに苦手かもしれません。パパの“虫嫌いを秘密にしている”といった回答は、子どもの虫好きの思いを汲むと同時に、パパの面子にかかわるのかも?

プール

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室内プール場。子ども達はプールに入れて涼がとれるがプールサイドでいる自分たちはめちゃくちゃ暑いから」(35歳/男性/コンピューター関連以外の技術職)

「プール。どこも相当混雑しているし、暑さとテントなどの準備でバテバテになるから」(55歳/男性/総務・人事・事務)

プールは泳げないししんどい」(36歳/男性/研究・開発・技術者)

プールは日焼け対策大変なので」(48歳/女性/主婦)

プールは屋外・屋内ともにツライという声があがりました。特に屋外の場合は見守っているのも暑く、日焼け対策も必要で、親としてはしんどいよう。中には、プールとテーマパークが併設されたところは体力が持たない、という人も。子どもの体力って計り知れないところがありますよね(そしてスイッチが切れたように急にぐずられたり……、筆者、覚えがあります)。

公園

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「この酷暑で、公園は辛い。お互いに熱中症にならないか不安なため」(35歳/男性/総務・人事・事務)

公園。暑いし、遊具は熱いし、人はいないし楽しくない」(36歳/女性/コンピューター関連技術職)

公園。親は暑い中見ているだけなので」(39歳/女性/自営業)

遠出するような場所やイベントがつらい、という声があがる中、意外にも多く寄せられたのが、公園です。子ども用遊具で遊ぶわけにはいかない親たちにとっても暑さが堪えるだけでなく、日中は遊具も火傷しそうなほど熱くなっていて子どもにも不評といえるかもしれません。

お祭りや花火大会

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お祭り。暑いし人多いし食べ物はそんなに美味しくないのに高いから」(33歳/女性/その他)

お祭り。人混みに酔ってしまうから」(42歳/女性/主婦)

花火大会。人手が多く、危ない」(39歳/女性/その他)

花火。行帰りの混雑が嫌」(53歳/男性/営業・販売)

夏の風物詩ともいえる花火大会やお祭り。だからこそ、大きな花火大会やお祭りほど混雑し、出店で食べ物を買うのも一苦労です。とはいえ、人混みの中でも花火が打ち上がるたびに観衆が一体となる高揚感はあまり味わえるものでもありません。それも醍醐味と割り切れるかが楽しめるコツといえそうです。

その他

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夜遅くまでかかるようなライブやイベント。次の日が辛いので」(33歳/女性/パート・アルバイト)

ヒーローショーなど。あまりにも幼稚なものは行くのが辛い」(59歳/男性/その他)

釣り。準備が面倒で釣れる保障もない」(56歳/男性/コンピューター関連以外の技術職)

登山。山の上まで歩かないといけないのは体力的にきつい」(50歳/男性/管理職)

少数派の声も、聞いてみると「そうだよな〜」と納得するところもあるのでは? 筆者は、ヒーローショーで子どもの目がキラキラしているのを微笑ましく見つつも、その横でズボンの中で汗がつたうのを感じて拭きたいのに拭けず、不快感と闘っていたのがいい思い出です(笑)。

 

いかがでしたか? 子どもが「夏休み楽しかった!」と思ってほしいと願うからこそ、ママもパパも休日返上で頑張っているようすが目に浮かんだのではないでしょうか。

今年も酷暑が続いています。みなさん、子どもを連れて外出をする際は万全の準備と対策をして、子どもと一緒に楽しい時間を過ごしてくださいね。

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