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「実家に帰るのイヤだなぁ…」実家への帰省、楽しみ派と苦痛派あなたはどっち?複雑な想いを抱える人がいるわけとは

お盆には実家に帰省する人も少なくありません。実家は生まれ育った場所なので、帰れるとなれば楽しみという人もいることでしょう。一方で、実家に帰省するのがちょっと嫌だなとネガティブに感じてしまう人もいるようですね。

帰省シーズンに向け、『kufura』では実家への帰省について20〜60代女性123人にアンケートを行いました。そのうち「実家に帰省する」と回答したのは約半数の60人(48.8%)でした。どんな気持ちが強いのか、理由とともに見ていきましょう。

実家に帰省するのが楽しみ。その理由は?

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生まれ育った実家に帰省するのが楽しみ(とても楽しみ・少し楽しみ)と回答したのは60人中39人(65%)です。ポジティブに捉えている人たちが楽しみにしていることは何でしょうか。

久しぶりに両親に会える

久しぶりに親に会えると嬉しいから」(42歳/主婦)

久し振りに親に会えるのが楽しみ」(61歳/主婦)

元気な姿を見られて安心する」(45歳/営業・販売)

親に孫の顔を見せられるから」(40歳/その他)

実家から離れた場所に住んでいる人は、親に会う機会も少なく、親の様子も気になるものですよね。実家に帰省をすれば親に会って話をして、元気な姿を確認できるのでしょう。同時に自分自身も元気に過ごしていることを伝えられます。

さらに子どもと一緒に帰省をすれば、親に孫の顔を見せることもできます。実家の親も孫に会いたいと思っているでしょうから、親を喜ばせたいという気持ちもあるのではないでしょうか。

お母さんの手料理が楽しみ!

親の料理が食べられる」(63歳/総務・人事・事務)

お母さんが作った料理を食べられる」(51歳/主婦)

母親の料理が楽しみ」(54歳/主婦)

実家のお母さんが作ってくれる料理は、子どものころから食べてきた味。懐かしさもありますし、安心感もあるのでしょう。自分ではなかなか出せない味なので、実家に帰省したタイミングでたくさん食べたいと思ってしまいますね。母の味が楽しみという意見も多く見られました。

リラックスしてゆっくりできる

こころおきなく会話する相手ができる」(35歳/会社経営・役員)

のびのびと羽を伸ばせるから」(63歳/営業・販売)

自分の家では家事や子育てなどに追われていたとしても、実家に行くと少し休める時間ができるのでしょう。リラックスした時間を過ごしたり、親との会話を楽しんだりできますね。

特に普段は家族にもなかなか話せないことがあっても、親になら話せる場合も。もしかしたら何かの相談になるのかもしれませんが、アドバイスがもらえると心も休まるのではないでしょうか。

できれば実家に帰省したくない理由

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実家に帰省するのを楽しみにしている人がいる一方で、嫌々帰省している人も。「どちらとも言えない」を含め、ネガティブな回答をしたのは60人中21人(35%)となりました。その背景には何があるのでしょうか。

実家にいるきょうだいに気を遣う

弟夫婦に気を遣うからです」(64歳/主婦)

両親が亡くなってからはひとり残った姉と家事のやり方などでギスギスするようになり、居心地が悪くなった」(68歳/主婦)

実家に親だけではなくきょうだいやきょうだい一家がいる場合には、親よりも兄弟の方に気を遣ってしまうものです。実家に帰省をするとなれば、食事など迎える準備をしなければなりませんし、もし泊まるとなれば布団などを用意することも。

そのような手間をかけてしまうことに対して申し訳ない気持ちも湧いてくるのでしょう。また兄弟姉妹の関係性があまりよくないとなれば、実家に帰省をしても居心地が悪くなってしまいますね。

結局疲れるだけ

手伝いをしに帰ることが多いから」(47歳/パート・アルバイト)

実家は落ち着かないから。早く自分の家に帰りたくなる」(44歳/その他)

いくら生まれ育った実家とはいえ、今住んでいる家の方に慣れていますし、安心感もあるものですね。実家に帰省した直後は懐かしさもあって嬉しい気持ちになるのですが、すぐに落ち着かなくなってしまう場合も。

また実家での料理や掃除など家事を任されることもあり、結局疲れるだけの帰省になることもあるようです。それならば最初から実家に帰省せずに、家でのんびりしたほうがよいと思ってしまうものですね。

実家に帰省する道のりが長い

準備や帰ってからの片付けと、長距離の運転が大変なので」(41歳/主婦)

帰省したい気持ちはあるけれど遠い」(24歳/主婦)

行くまでの交通手段が疲れ果てる」(55歳/その他)

実家に泊まりで帰省をするとなれば、着替えなどを用意するものですね。また手土産を用意することもあり、何かと忙しいもの。そして帰宅をすればたまった洋服の洗濯などもあり、ため息が出てしまいそう。

さらに実家が遠ければ移動時間や移動のためのお金もかかりますから、帰省することのメリットが見出せなくなることもあるようです。

複雑な気持ち

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親に会えるけれど家が汚い」(30歳/主婦)

実家にいる親に久しぶりに会うのは楽しみですが、実家の建物や設備が古かったり、汚れが目立ったりすると、帰省したい気持ちも薄れてしまいそう。

また実家に親だけが住んでいると、片付けがままならないなど、もので溢れかえっていることもあるのかもしれませんね。実家とはいえ、足を踏み入れたくないと思うのも正直な気持ちなのかもしれません。

 

お盆やお正月など実家に帰省をするタイミングが近づくと、人それぞれ色々な感情が湧いてくるようです。心理的な問題もありますが、距離があったり帰省にお金がかかるなどの問題も出てくるのでしょう。

親に会いたい気持ち、心配する気持ちはあるでしょうが、まずは自分たち家族の気持ちをすり合わせることが大切かもしれませんね。

川崎さちえ
川崎さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイドとして、NHK「あさイチ」、フジテレビ「ノンストップ」などの情報番組に多数出演。『節約の達人 川崎さちえの ポイ活+クーポン+メルカリ スマホでおトク術』(インプレス)などの著書や、記事の執筆も手がける。

2003年、夫が子育てをするために、突然会社を辞める。翌月からの給料が0円になり、家にいながら、しかも空いた時間でできるオークションを開始する。ネットオークション歴20年以上、フリマアプリ歴10年以上の経験で培った独自の効率的な利用方法を発信し、オークションやフリマアプリの魅力を伝えている。

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