自分で設計図も描いたすべて見える壁側の収納
null家の中でいちばんこだわってお金もかけた場所は、台所。料理中はパッと動きたいから、行き止まりがないアイランドキッチンにしました。家では大体ここにいるし、言ってしまえば“私の部屋”。
棚は見せる収納で迷わないように、だけど隠したい場所には布を画びょうでとめて、メリハリをつけています。好きなアートや植物を飾り、温もりも大切にした台所です。
設計図も自分で描いたすべて見える壁側の収納
脚立が必要な引き戸には、ときどき使うビールグラスやお弁当箱など、細かなものを。背伸びすれば手が届く2段目は、見えても可愛い鍋などを置いています。白い土鍋は内田可織さん、『仁平古家具店』で買ったカゴは、息子のお菓子と私のつまみ入れです。
『象印マホービン』の圧力釜、『BALMUDA』のケトル『Cuisinart』のフードプロセッサー、『soda stream』など。調理家電はコンセントもあるL字カウンター1箇所にまとめ、空間を引き締める黒色で統一。
シンクの後ろにある棚はステンレス素材にして、バットやボウルなどの料理道具を収納。ワインが大好きなので、棚の横には約28本収納できる『funVino』のワインセラーを置いています。ちなみに、キッチンの床の黒いタイルは『Hi-Ceramics』のエクストリーム モノ&ナチュラルです。
骨董もの、同じ色や形などゆるいルールで器を収納しています。2段目の『無印良品』の半透明ボックスには乾物を。いちばん下は『山一』の桐の米びつを『無印良品』の平台車にのせて出しやすく。
長さ2.55mのアイランドキッチン
『TOYOURA』のハンドメイドシンクは、シンプルな洗剤置き場があるタイプに。掃除しやすく、リビングから洗剤やスポンジも見えないのがいい! 洗いかごは『無印良品』のものが、たまたまぴったりハマりました。蛇口はラクなセンサー付きタイプ。
無骨な見た目の『リンナイ』のステンレス製コンロ。4つ口にしたら、料理のスピード感が全然違う! コンロの左横には、よく使う調理道具や塩こしょうなどをまとめて。
『Miele』の食洗機の扉も含め、側面はモールテックスで造作。天板はお手入れもしやすい人工大理石に。
頻繁に使う鍋やフライパンは、金属製の格子に収納。あえて扉はつけず、さっと引き出せて奥の物まで簡単に取り出せるように作りました。
右側の引き出し1段目には『Joseph Joseph』のナイフオーガナイザーに包丁を、2段目は『IKEA』と『無印良品』の竹製ボックスでカトラリーを分別しています。いろんな種類の調味料を使いたいので、収納もたっぷりめ。
ニトリの収納ケースで冷蔵庫はすっきり
整理整頓に、透明で中身が見える『ニトリ』の冷蔵庫収納が大活躍。冷凍室でも重宝するタッパーやジッパー付き袋は『Ziploc』を愛用。作り置きしたミートソースや油揚げはつねに冷凍しています。
野菜室では、『無印良品』の野菜袋や収納トレイを活用。写真は料理撮影の日なので、たまたま食材がぎっしり! 普段はもっと余白を作って、奥の物も見えやすくしています。
こんな空間も作りました
キッチンを明るくしたくて、北側にも窓を。韓国で見つけた、伝統手芸品のポジャギを画びょうでとめてカーテン代わりにしました。
L字型カウンターにしたので、瓶に詰め替えたスパイスやお茶類、季節の植物などを飾っています。ちなみに床のワインの空き瓶は、飾りじゃなくて捨てるのが苦手なだけなんです(笑)。
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台所は「私の部屋」と言う石岡さん。東京で暮らしていた頃よりも友人が集まってくれて、趣味でもある料理に磨きがかかったそう。
次回は石岡さん流「おもてなし料理」のコツをご紹介します!