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これならできる!睡眠時間8時間以上確保できてる働くママたちの時間のやりくり

子育てしながら働くワーキングマザーの皆さん、睡眠時間は十分に取れていますか? 仕事に、家事に、子育てにと、毎日目の回るような忙しさで、なかなか満足するほどの睡眠時間を確保できていないという人も多いのではないでしょうか?

そこで『kufura』では、子どものいる働く女性153人に睡眠時間に関するアンケート調査を実施。忙しいワーママの睡眠時間の実態と、睡眠時間を確保するためにやっている工夫を早速チェックしていきましょう。

約7割のワーママが8時間以上の睡眠時間を確保できていない

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まず最初に、「毎日8時間以上の睡眠時間を確保できていますか?」と聞いてみたところ、以下のような結果となりました。

「できている」・・・21人(13.7%)

「できていない」・・・107人(69.9%)

「日によってできている」・・・25人(16.3%)

「できていない」と答えた人がもっとも多く、約7割に上りました。やはり、ワーママの皆さんは仕事と家事、子育てで忙しく、なかなか思うようには睡眠時間を確保できていないようです。では、「できている」「日によってできている」と答えた人たちは、どのようにして睡眠時間を確保しているのでしょうか?

ポイントは「家事の時短」と「家事の一極集中化」

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睡眠時間をしっかり確保するためにやっていることとして特に多かったのが、「家事を工夫する」ということ。

「冷凍食品を上手に活用して家事の時短を図る」(46歳/コンピュータ関連以外の技術職)

「食洗機を活用することでお皿洗いの時間をカット」(32歳/その他)

「夕食を必ず多めに作って翌朝のお弁当のおかずにすれば、朝のお弁当作りの時間が短縮できます」(35歳/その他)

「休日に作り置きおかずを作っておき、平日に温めて食べる。お肉なども焼くだけでいいように下味をつけて冷凍しておく」(28歳/その他)

「総菜を買うなどして食事を作る時間を節約。掃除は休日にまとめて行う」(43歳/会社経営・役員)

「朝のうちに夕食まで作っておく。帰ってきたら温めて出すだけにして、子どもといっしょに8時に就寝」(27歳/公務員)

「夜にできる限りの家事をやっておき、朝はギリギリまで寝る」(46歳/総務・人事・事務)

「朝早くに起きて、家事をすべて終わらせておく」(45歳/総務・人事・事務)

家事の中でも、「料理」の時間を短縮するために、冷凍食品やお惣菜を活用したり、休日におかずをたくさん作って冷凍しておくという人が目立ちました。朝のお弁当作りの時間を短縮するために、前日の夕食をわざと多めに作るという人も。

また、家事を朝もしくは夜のどちらかにまとめてやってしまうという人も多いようですが、どちらかに集中させることで朝はゆっくり、もしくは夜は早く寝ることができますね。

「寝ないと体がもたないので家事は後回しにするけど、気にしない」(44歳/公務員)というように、疲れがたまっているときは自分の体調を優先し、さっさと寝てしまうことも大切です。

夜はスケジュールに沿って計画的に過ごす

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自分の寝る時間をまず決めて、その前にすべきことのスケジュールを組み、タイムテーブルに合わせて計画的に動くというのも有効です。

「夕方の家事、育児を事前にシミュレーションし、なるべく早く眠れるように一つひとつムダなく行動していく」(32歳/その他)

「すべての物事についてある程度やるべき時間を決めておき、それに沿って行動する」(41歳/その他)

「きちんとするべきことを計画し、時間を有効に使うようにする」(51歳/その他)

帰宅してから寝るまでの間は、とにかくやることが多くてバタバタしてしまいがち。やるべきことの優先順位や、やるべき時間を決めておけば、計画的に物事を進めることができるので時間のムダもなく、早めに就寝することができそうです。

テレビは時間を決めて見るのが睡眠時間確保のコツ

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子どもが寝て、家事もひと段落すると、ついついテレビでも見てのんびりしたくなってしまいますよね。でも、テレビをダラダラ見るのはNGです。

「テレビは22時までと決めている」(38歳/公務員)

「テレビが好きだけれど、深夜の番組は録画して休日に見るようにしています」(45歳/その他)

「見たいテレビは録画にして22時にはテレビを消す。やることがなくなるので、そのまま寝ることに」(36歳/コンピュータ関連以外の技術職)

「テレビは何時まで」と決めることにより、ダラダラとテレビを見ることがなくなって、皆さん自然と早く寝ることができるようです。録画はもちろん、最近はビデオ・オンデマンドなども普及して、見逃した番組を好きなときに見ることができます。睡眠時間を確保するために、平日の夜はテレビを見るのをちょっと我慢してみてはいかがでしょうか?

子どもを早く寝かせれば自分も早く眠れる!?

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大きいお子さんは自分でいろいろできるので問題ありませんが、小さいお子さんの場合は、寝かしつけるまでにママがやらなければならないことがたくさんあります。

「子どもの寝かしつけ時間の定着化」(30歳/その他)

「子どもを早く寝かせるようにする」(40歳/その他)

「子どもといっしょに眠れるように、子どもの生活時間に合わせて行動する」(28歳/その他)

「子どもにも家事などいろいろと手伝ってもらう」(43歳/その他)

「子どもが自分でするべきことをわかりやすくするため、寝るまでにやるべきことを絵カードにして並べておき、終わったものから箱に入れるシステムにしている」(32歳/その他)

確かに、子どもが早く寝れば寝るほど、そのあとに家事をしたり、自分が寝る時間を多く確保することができます。まずは子どもを寝かしつける時間を決めて、それに合わせて行動すると、夕方から夜にかけての家事や育児が計画的に進められそうです。

また、お子さんの年齢にもよりますが、自分でできることはなるべく本人にやらせることも大切です。絵カードを活用したり、子ども用の1日の計画表などを作ってあげることで、子どもたちが自主的にいろいろやってくれるようになると忙しいママも大助かりですね。

時間に余裕があるときにしっかり休む

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なかなか毎日しっかり睡眠時間が取れない場合は、すき間時間や休日に少しでも体を休める工夫をすることも大切です。

「休日だけは朝遅くまで寝る」(41歳/その他)

「休日に寝だめする」(50歳/公務員)

「すき間時間を見つけて、眠れるときに寝るようにする」(55歳/公務員)

「ちょっとした空き時間にこまめに目を閉じたり、横になったりして体を休ませる」(44歳/その他)

このように、毎日きっちり睡眠時間が確保できなくても、休日や空き時間に体を休めて疲れが取れるようなら大丈夫。ただ、休日の寝だめは、睡眠リズムが乱れてよくないといった声もよく聞きますので、ほどほどのところで起きたほうが体にはいいかもしれません。

以上、忙しいワーママのリアルな睡眠事情について見てきましたが、いかがでしたでしょうか?

必ずしも毎日8時間の睡眠が必要ということではありませんが、「毎日なんだか眠くて体も疲れ気味」という人は、明らかに睡眠時間が足りていない証拠。ここでご紹介した例を参考に、上手に睡眠時間を確保して、しっかりエネルギーチャージをしてください。

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