子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

実家も遠いしどうしよう…「子どもの急な発熱」に備えるワーママの準備4つ

保育園に子どもを預けているママたちにとって、一番辛いのが子どもの急な発熱。今回は、子どもの急な発熱に備えて事前にやるべきことをご紹介します。

体温計が37.5度以上を指し示した時点で、預けることができなくなる保育園が多いようです。もしその日はずせない打ち合わせがあったり、どうしても休めない事情があったとしたら? 近所に頼れる祖父母が住んでいるならまだしも、全くサポート体制がない共働き夫婦の場合、考えただけで軽くパニックを起こしてしまうかもしれません。

小さい子どもは頻繁に熱を出しますが、とくに0歳や1歳という低年齢の時期は体調も不安定で2〜3日程度続けて休みをとる必要が出てくる場合もあります。熱は下がったとしても、もう治ったからとすぐに預けてしまうと、治りかけをさらにこじらせてしまう可能性もあるのでその点にも注意が必要。まだ子どもを保育園に預け出したばかりの新米ママたちにとっては、まさに育児と仕事の両立の難しさを実感する瞬間かもしれませんね。

そんなとき、どうしたらよいのでしょうか?

1:病児保育施設を見つけて事前登録

“病児保育”とは、親が働いていて保育園に預けられている子どもが病気になった時、仕事が休めないなどの事情を抱えた時に両親に変わり、病気の子どもの保育と看護を行ってくれる場所です。

施設にはさまざまな種類がありますが、病院内で開設しているものや、保育所のスペースで看護士等が一時的に保育をするというものもあります。

熱は下がったが体調が不安という場合は“病児後保育”を行っている施設も同様にあるので、様子を見ながらこちらも利用することもできます。

多くのところが事前登録や事前予約を設定しているので、前もって登録を済ませ、前日から体調不良の兆候があればすぐに診察し、当日の予約をしておいた方がよいでしょう。

ただしどうしても定員があったりするので、なるべく早めに対処したり、いくつか施設をあたったりする必要があります。

2:区や市町村の支援内容を確認しておく

行政のサービスを幅広く利用して、育児のアクシデントを乗り越えることもできます。

その中でもよく紹介されているのが“ファミリーサポートセンター”という事業。

地域において育児の援助を受けたい人と児童の預かり援助を行うことを希望する者同士が相互に連絡、調整を行いながら、相互援助活動を行うものです。

その中には保育施設までの送迎や病児・病後児の預かりも含まれています。

ただし、人によって考え方はそれぞれなので、援助を受ける際はよく家族とも話し合って決める必要があるでしょう。

3:パパに即相談! 中抜けなどを利用してコアタイムだけお願いする

共働きで育児をする場合、やはり夫婦の協力は必須となります。

いつも妻ばかりにお世話や責任を押し付けるのでは、夫婦関係もどんどん悪化し、せっかくの育児によって夫婦の溝を生み出すことに……。

よって夫にも育児参加を促し、育児への主体性を持ってもらう必要があります。

どうしてもこの会議だけははずせないなど、絶対に必要な業務だけは最悪クリアする形を取るために、夫にはその時間は会社を抜けてもらうなど、できる限りの協力体制を作ってもらいましょう。

育児をともに乗り越えるという強い気持ちを持ってもらうためにも、夫にも協力を要請し、意識を変える努力をしましょう。

4:最終手段! 遠くに住む両親に事前に相談しておく

最終的にどうにもならない場合は、遠方に済む祖父母に協力をお願いするという方法もあります。

実際に夫婦どちらか実家が近い祖父母にわざわざ来てもらい、子どもを見てもらうという共働き夫婦は意外に多いものです。とくに低年齢の時などは、体調が戻らないケースが多いので、祖父母に滞在してもらえると安心という面もあるでしょう。

あまりに遠方の場合は、来てもらうのが大変ということもあるので、事前に相談し、了解をとっておくのもよいでしょう。

 

以上、子どもの急な発熱に備えて事前にやるべきことをご紹介しましたが、いかがでしょうか?

多くのワーキングママたちが抱える大きな悩みですが、人それぞれ頼れるものを見つけて、なんとか乗り切っていくしかありません。

もちろんママたちにはいろんなジレンマが生まれ、このまま仕事を続けるべきなのか心が揺れる瞬間は何度も訪れることでしょう。

しかし今できることを最大限にやって、日々必死に生きることで到達するそれぞれの答えが見つかるのかもしれませんね。

2016/12/16 BizLady掲載

執筆/くらさわれい

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載