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おすすめ絵本5選!わが家の2歳児が鬼リピ中の「とっておき」はコレ【本日のお気に入り】

親子ともども絵本が好きなわが家では、毎日寝る前に3冊~6冊、絵本を読むのがルーティンになっています。年間だと、のべ1000冊以上は読んでいる計算に……! 家にもかなりの冊数があるのですが、最近は図書館もよく利用しています。

この記事では、そんなわが家の2歳男子(もうすぐ3歳)に、特にヒットしてヘビーローテーションしている絵本5冊をご紹介します。

お子さんの性格や年齢によって、気に入る本はそれぞれ違うとは思いますが、1歳~小学校入学後まで幅広い年齢の子が楽しめるとっておきのラインナップになっています!

1:リピート率No.1!『でんしゃ くるかな?』

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『でんしゃ くるかな?』作:きくちちき/福音館書店/990円(税込)

この『でんしゃ くるかな?』は、0歳後半~2歳後半の今に至るまで、圧倒的に一番多く読んだ絵本です。(100回か200回、もっとかも……!)

内容は、動物たちと子どもが電車を「くるかな? くるかな?」と待っていて、「きたー!」と喜び、去って行く電車を「ばいばーい」と見送る……という繰り返し。

ドキドキ→やったぁ!→ドキドキ→やったぁ!という展開が、何回読んでも楽しいようで、息子も一緒に「きたー!」と喜んでいます。

以下、息子にも本の感想を聞いてみました。

「でんしゃがくる本なんだよ。これはきりんね、これは子ども。かわいい子ども。くるかなくるかな、きたー! またくるかな?っていうの」(息子)

まだ平仮名は読めないのですが、いつの間にか文章を覚えていて、気づくと1人で音読しています。

2:一緒に料理している気持ちに…『みそしるをつくる』

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『みそしるをつくる』文:高山なおみ、写真:長野陽一/ブロンズ新社/1,320円(税込)

タイトルの通り、『みそしるをつくる』様子を丁寧に追った写真絵本。「あぶらあげ すとん とん とん すとん とん」「おなべに いれて おとうふ すくって とびこませ」と、優しい言葉でつくりかたを説明していくのですが、なぜだか読んでいてとても心地いいんです。

材料の分量も、大人1人、子ども1人の2人分。読書を通して、親子で一緒に料理をつくったような達成感があります。

息子は、みそしるが完成する場面の「で で で で できました」という文章が大好き。

「にぼしをいっこ入れて、火をつけて、くつくつくつってやって、あぶらげストンストンって切るの。あと、おとうふ入れる。

でででででででで、できましたー!」(息子)

おおまかなつくりかたも、彼なりに理解できているようです。同じシリーズの『おにぎりをつくる』も名作ですよ。

3:最高に盛り上がる歌絵本『ねこのピート だいすきなしろいくつ』

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『ねこのピート だいすきなしろいくつ』作:エリック・リトウィン、絵:ジェームス・ディーン、訳:大友 剛、文字画:長谷川義史/ひさかたチャイルド/1,430円(税込)

『ねこのピート』は、かけあいが満載で、読み聞かせに最適な1冊。

ねこのピートの白い靴が、いちごの山に登って赤くなったり、ブルーベリーの山で青くなったり……というお話なのですが、「ピートがのぼったのは なんのやま?」「いちご!」「ピートのくつは なにいろになった?」「あか!」などなど、クイズのようなコール&レスポンスがとっても盛り上がるんです。

それに加えて、「あかいくつ かなりさいこう!♪」という陽気な歌が繰り返し登場。巻末にはちゃんと楽譜もついています。

息子いわく、

「このあかい歌の歌がすき。あおいやつもすき! あおいくつ♪ あおいくつ♪ あおいくつ♪……(ひとしきり歌う)

あと、ねこのぼったのはなにー? いちごー!がすき!」(息子)

とのこと。歌もかけあいも、いつもしっかり参加しながら聞いています。この本、大勢で読んでもきっと楽しいんだろうなぁ……!

4:秋をめいっぱい楽しもう!『やきいもするぞ』

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『やきいもするぞ』作:おくはら ゆめ/ゴブリン書房/1,540円(税込)

四季折々の楽しさを味わえるのも、絵本の魅力。秋にぴったりなのが、こちらの『やきいもするぞ』!

「もりは おちばだらけで、はたけは おいもだらけ。こうなったら しょうがない」「やきいも するぞ エイエイオー!」と、ノリノリでやきいもを始めた森の仲間たち。

そして、やきいもをたくさん食べたらもちろん……「ブォー プウ~ プリッ」おならがつきもの! 「こうなったら しょうがない」、今度はおならたいかいのスタートです!

そしてなんと、おならたいかいに、おいものかみさままで参戦!?

「おいものかみさま、ぴぴぽぺぴぺぴぺって、おならの歌なんだよ。えいえいぶーだって!(息子)

2歳児の説明だと、何が何やら……という方は、ぜひ絵本でご覧ください(笑)。おならの絵本だからといって、あなどるなかれ。繰り返し読むうちにいろんな発見があって、親子でじっくり楽しめる大名作ですよ。

5:不思議なかばんと一緒にお出かけ『まいごのモリーとわにのかばん』

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『まいごのモリーとわにのかばん』文:こまつ のぶひさ、絵:はた こうしろう/童心社/1,430円(税込)

ラスト1冊は、『まいごのモリーとわにのかばん』! お出かけが大好きな「ひつじのモリー」と「わにのかばん」の、とある1日を描いた絵本。不思議な生きものや、お店での買いものなど、息子が好きな要素もいっぱい詰まったお話です。

「どうやら、みちを まちがえたようです。モリーは ひとりで おでかけできるのですが、だいたい まいごに なるのです」

そんな時は、わにのかばんが大活躍……!?

詳しくは例によって、わが家の2歳さんに紹介してもらいました。

「モリーとわにのかばん。まちがえたそうです。がぶがぶと水をのみました、カバやさんのパンやさんが見えてきました。

いちばん食べたいパン、これとこれとこれ! はんぶんこして食べました」(息子)

「そして、おかげで、モリーのわにのかばんと海に入って(※本当は川です)、泳いでいきました。おしまい!

(絵本に描かれた地図の絵を見ながら)ママここにいる。トンネルをくぐって、ここに帰ってくるかなーって待ってるんだ。あ、でんしゃがきてる! ガタンゴトンって!」(息子)

最後は、細部まで描き込まれた地図のような絵を、夢中で眺め始めてしまいました。なんとなく、どんなお話かおわかりいただけましたか?

以上、息子のヘビロテ絵本5選をお届けしました。みなさんが気になったのは、どの本だったでしょうか。

 

眺めたり、かじったり、めくったり、真似して読んだり……。同じ絵本を読んでいても、この3年弱でだんだんと息子の楽しみかたが変わってきていて、成長しているんだなぁと実感。

これから先、どんなものに興味を持って、どんな楽しみかたをするのでしょう。想像もつきませんが、親も一緒になって、めいっぱい楽しんでいけたらと思っています。

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編集部・関口
編集部・関口

音楽&絵本&甘いものが大好きな、一児の父。文具や猫もとても好き。子育てをするなかで、新しいコトやモノに出会えるのが最近の楽しみ。少女まんがや幼児雑誌の編集を経て、2022年秋から『kufura』に。3歳の息子は、シルバニアファミリーとプラレールを溺愛中。

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