「やってよかった習い事がある」という人は約7割!
nullまずはじめに、「習い事をしていたか」「やってよかったと思うものはあるか」を聞きました。
【あなた自身が未就学児~小学生のとき、習い事はしていましたか? また、そのうち「やってよかった」と思うものはありますか?】
やってよかった習い事がある・・・67.8%(118人)
習い事はしていたが、やってよかったと思うものはない・・・22.4%(39人)
習い事はしていなかった・・・9.8%(17人)
結果は、未就学児~小学生の期間に習い事を経験している人が90.2%。そのうち、約4分の3が「やってよかった習い事がある」と回答しました。習い事で経験したことが、その先の人生で自分の助けになってくれるケースも多いようです。
では、そのなかでも多くの人が「やってよかった」と思っている習い事はなんでしょうか? 複数の習い事を経験した人にも、「特にやってよかった」という1つだけを選んでもらい、ランキング化しました。TOP7をご紹介します!
第7位:バスケットボール・・・2.3%(4人)
null「バスケをしていたおかげで、体育の苦手意識がなくなった」(33歳男性/技術職/バスケ)
「体力がついた」(30歳女性/公務員/バスケ)
「今もバスケを楽しく続けているから」(35歳男性/その他/バスケ)
4票で第7位にランクインしたのはバスケ。体力がついたから、大人になってからも楽しめているからといった理由でした。
バスケに限らずですが、スポーツで健康的な体づくりをすることは、体育の授業にも活きるのはもちろん、生活全般に役立ちますね。
第4位(同率):英会話・・・4.6%(8人)
null「英語がどんどん好きになって得意分野になり、試験や仕事などで役立った」(28歳女性/主婦/英会話)
「英語に関して苦手意識を持たずにすんだ」(36歳女性/総務・人事・事務/英会話)
「外国人に道案内ができたり、海外旅行に抵抗なく行けたりすること」(31歳女性/主婦/英会話)
第4~6位は、同じ票数で3つの習い事がランクイン!
1つめは英会話。学校以外のところで英語に慣れておくと、授業にも前向きな気持ちで取り組めるほか、職場や旅行、日常生活などでとっさに英語が必要になる場面でも助けてくれそうです。
なお、以前実施した「小学生ママが選ぶ習い事ランキング」では、英語は第1位でした。子ども視点でのランキングと、親視点でのランキングで異なる結果になっているのは興味深いですね。
第4位(同率):野球・ソフトボール・・・4.6%(8人)
null「おかげで野球が好きになり、今もプロ野球ファンです。草野球も楽しいです。全ては小学生の頃に通った野球チームが楽しかったからだと思っています」(35歳男性/デザイン関係/野球・ソフトボール)
「チームプレイがのちのち社会に出た時に活かされる」(29歳男性/技術職/野球・ソフトボール)
「体力がついて健康になった気がする」(32歳男性/総務・人事・事務/野球・ソフトボール)
2つめは野球・ソフトボール。体力面で役立ったという声のほか、自分がプレーして楽しかった経験をきっかけに、見る側としても野球を楽しんでいるという回答がありました。
野球やサッカーなど、スポーツの話をきっかけに新しい人間関係が広がったりすることも多いのではないでしょうか。
第4位(同率):そろばん・・・4.6%(8人)
null「暗算がはやくなるから」(39歳男性/金融関係/そろばん)
「数学が好きになったきっかけ」(28歳女性/その他/そろばん)
「30を過ぎた今でも、当時ほどではないけれど暗算の計算能力は残っているから。大人になっても計算能力が維持できるのは、1つの自信になる」(36歳男性/その他/そろばん)
同率第4位にランクインした、3つめの習い事はそろばん。暗算が素早くできるようになったという直接的なメリットのほか、正確に計算するための集中力や記憶力も鍛えられそうです。
また、そろばんを習ったのがきっかけで、数学を好きになったという回答も!
第3位:書道・習字・・・9.2%(16人)
null「普段書く文字が綺麗になったこと」(24歳女性/その他/書道・習字)
「書道を習っていたので姿勢が良い」(36歳男性/企画・マーケティング/書道・習字)
「ハガキなどきちんとした文字を書かなければならない場面で、今も役に立っているかなと思います」(31歳女性/その他/書道・習字)
「漢字への苦手感があまり出なかった」(20歳女性/学生・フリーター/書道・習字)
第3位は書道・習字。文字がきれいだと、相手に好印象を持ってもらえますね。アンケートでも「まわりの人に字をほめてもらえる」といったコメントが目立ちました。
他にも、漢字の書き順を覚えられた、姿勢がよくなった、純粋に楽しかった、などさまざまな理由で「役立った」と感じているようです。
第2位:スイミング・・・17.2%(30人)
null「いざというときに泳げないと死んでしまうので、必要最低限の知識だったと思うから」(27歳女性/主婦/スイミング)
「水泳で心肺機能が鍛えられた結果、喘息が改善され体調をくずしにくくなったと思う」(35歳男性/学生・フリーター/スイミング)
「スポーツは苦手だったが、水泳をやっていたおかげでその授業だけ楽しかったから」(23歳女性/公務員/スイミング)
「学校では泳ぎかたを教えてくれないから」(35歳男性/研究・開発/スイミング)
「泳げると、海や川に行ったときにより楽しく遊べる」(30歳男性/その他/スイミング)
定番人気の習い事・スイミングは、第2位にランクイン! 水辺でトラブルがあった時に、泳げるかどうかは命に関わる重要事項。なかには、「おぼれかけた人を助けたことがある」(22歳女性/学生・フリーター/スイミング)といった回答までありました。
また、学校では泳ぎかたを細かく教わる時間がなかなかとれないため、スイミングを習っておいてよかったという意見も。丁寧に教えてもらった経験は、自分が子どもにコツを教える時などにも役立ちそうですね。
第1位:ピアノ・エレクトーン・電子オルガン・・・18.4%(32人)
null「子どもにピアノを教えることができる。音符が読めるようになった」(39歳女性/主婦/ピアノ・エレクトーン・電子オルガン)
「エレクトーンをしていたので保育士資格がとりやすかった」(22歳女性/公務員/ピアノ・エレクトーン・電子オルガン)
「ピアノのおかげで妻と出会えたから」(31歳男性/企画・マーケティング/ピアノ・エレクトーン・電子オルガン)
「他の楽器をやる時に役に立った」(34歳女性/総務・人事・事務/ピアノ・エレクトーン・電子オルガン)
「おかげで親になった今でも子どもにすぐに即興でひいてあげられる」(36歳女性/主婦/ピアノ・エレクトーン・電子オルガン)
第1位はピアノ・エレクトーン・電子オルガンでした。音楽系の習い事で唯一のランクインながら、堂々の第1位! 資格をとって仕事につながったり、ピアノの経験を活かしながら他の楽器にチャレンジしたり、家族で一緒に楽しんだりと、さまざまな場面で活躍するのが人気の秘密のようです。
ピアノをきっかけに自分で作曲するようになった、という人もいました。
その他の「やってよかった習い事」はこれ!
null最後に、TOP7には入らなかった習い事についても、役立ったと感じた理由をご紹介します。
「小学生から高校生までドラムを習っていたので、リズムが変だと気づくことができます」(27歳女性/その他/ドラム)
「チームでのコミュニケーション力が身についたから」(28歳男性/技術職/サッカー)
「運動をしたくない時でも、ダンスは楽しくて、気軽にやりたいと思えるから」(22歳女性/その他/ダンス)
「音楽に対するアンテナが広がったので良かった」(31歳女性/弁護士/バイオリン)
なかでもサッカーは3票で、第7位のバスケと1票差で惜しくもランキング外に。他にも空手やプログラミングなど、さまざまな習い事がありました。
習ってよかったと感じる理由には、大きく分けて「日常生活で役立つ場面があること」、「大人になっても楽しめること」の2つがあるようです。
ここでご紹介したランキングは票数ベースなので「やっている人は少数ながら、満足度の高い習い事」がまだまだあるはず。今回の結果はあくまで参考程度にしつつ、本人が興味を持って楽しく取り組める習い事をじっくり探してみてくださいね。素敵な習い事と巡り合えますように!