「習いごとをやめたあと、道具はどうしましたか?」
null全体では、次のような結果になりました(回答者94人、習いごとを複数回答した人も含む)。
保管している・・・54人
処分した・処分予定・・・14人
譲った・・・9人
売った・・・6人
ほかに使う機会があった・・・7人
未回答・その他・・・6人
最も多かったのは、「保管している」という答え。そのニュアンスはさまざまで、「いつか使うときのために大切に保管している」という人もいたものの、「放置したまま」、「押し入れに眠っている」といった声のほうが多かったです。
では、“やめてしまった習いごと”のカテゴリー別に結果をみていきましょう。
スポーツの習いごと・・・39人
null「習いごとをやめたあと、道具はどうしましたか?」
保管している・・・22人
処分した・処分予定・・・7人
譲った・・・4人
売った・・・2人
ほかに使う機会があった・・・1人
未回答・その他・・・3人
「テニス。ラケットとテニスボール。またやるかと一応保管しています」(42歳男性/その他)
「ソフトボールのグローブ。いつか使うと思ってそのままにしてある」(45歳男性/総務・人事・事務)
「ゴルフ。ゴルフセット。倉庫に眠っています」(54歳男性/会社経営・役員)
「サッカーのユニフォームと靴。もう処分してしまった」(53歳女性/主婦)
「バレーボール。サポーターとスポーツメガネ。まだ保管していますが、そろそろ処分してもよいかも」(49歳男性/営業・販売)
「水泳。水着、ゴーグル、タオル、バッグ。継続している子に譲ってあげた」(56歳女性/主婦)
「野球の道具一式。近所に新たに始める子どもさんがいたので、その子にまるっと譲った」(52歳女性/総務・人事・事務)
“すぐにやめてしまった習いごと”として最も多かったのは、スポーツ関連のものでした。スポーツの道具は、「日常で使う機会があるかも」と考えて保管している人や、タイミングよく人に譲り渡した人などがいました。
音楽の習いごと・・・24人
null「習いごとをやめたあと、道具はどうしましたか?」
保管している…15人
処分した・処分予定…2人
譲った…1人
売った…2人
ほかに使う機会があった…2人
未回答・その他…2人
「ピアノ。いつか孫が生まれて、必要になるかもと思い、そのまま自宅に置いてあります」(56歳女性/主婦)
「ピアノ。ピアノを買ったのに、先生がやめてしまったので、そのまま子供もやめてしまいました。そのままホコリをかぶっています。毎年、調律するのに2万円かかるので、もったいないと思っています」(50歳女性/総務・人事・事務)
「エレクトーン。結構高額でした。まだ一応置いています。趣味で弾くことはできるので」(53歳女性/主婦)
「バイオリン。バイオリン、楽譜。そのまま記念に置いてあります」(48歳女性/主婦)
「オルガン。欲しい人にあげた」(51歳男性/研究・開発)
「バイオリン。楽譜と楽器。先生の生徒さんに買い取っていただきました」(43歳女性/営業・販売)
「電子ピアノ。処分したいが、面倒くさいのでほったらかしだけど、子供が部活で合唱部に入って弾くことがあるので今は役に立っている」(41歳女性/その他)
音楽の習いごとの多くに必要な“楽器類”については、処分した人は少数派で、保管している人の割合が高かったです。比較的高価なことや、趣味として楽しむこともできるという点が、その理由として読み取れました。楽器のなかで最も“大物”のピアノについては、孫の代で復活を、と長いスパンで見ている人や、高い調律費を払いながら維持している人も。
芸術・学習関連の習いごと・・・17人
null「習いごとをやめたあと、道具はどうしましたか?」
保管している・・・9人
処分した・処分予定・・・3人
譲った・・・0人
売った・・・1人
ほかに使う機会があった・・・4人
未回答・その他・・・0人
「油絵 油絵一式。まだ屋根裏に眠っている。いつか趣味でも始めさせようと思っている」(47歳男性/研究・開発)
「書道。道具セット。押し入れに置いてある」(40歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「英会話の教材。とりあえずクローゼットにしまっておいたけれど、もう使うことがなさそうなので処分しました」(55歳女性/主婦)
「習字。まあ、学校で授業があったのでよかったです」(54歳女性/その他)
「パソコン。使っている」(59歳男性/公務員)
「そろばん。学校の授業で使う」(34歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)
書道の道具やそろばんは、学校の授業で使う機会があったという声も。処分したものとして挙がったのは、英語や学習の教材類でした。
武道の習いごと・・・9人
null「習いごとをやめたあと、道具はどうしましたか?」
保管している・・・5人
処分した・処分予定・・・1人
譲った・・・1人
売った・・・1人
ほかに使う機会があった・・・0人
未回答・その他・・・1人
「合気道の道着。高かったけど名前が入っているのでとりあえず置いてある」(50歳男性/その他)
「剣道。防具と竹刀。そのまま保管してある」(48歳女性/その他)
「空手、柔道。道着を購入したが、数えるほどしか着ていない。だいぶ経ってから捨てた」(52歳女性/総務・人事・事務)
「剣道の道具。友人にあげた」(49歳女性/主婦)
「剣道。防具一式、竹刀、稽古着と袴。同じ道場の子どもに売りました」(53歳女性/主婦)
剣道、柔道、空手など、武道の道具類は、習いごとをやめてしまうと、日常で使う機会を見つけるのは難しそう。うまくもらい手を見つけて手放した人以外は、“とりあえず保管”している人が多いようです。
ダンス・舞踊の習いごと・・・7人
null「習いごとをやめたあと、道具はどうしましたか?」
保管している・・・3人
処分した・処分予定・・・1人
譲った・・・3人
売った・・・0人
ほかに使う機会があった・・・0人
未回答・その他・・・0人
「ダンス。ダンス用のスポーツウエア。別なスポーツをするときに使えると思うのでしまってあります」(40歳男性/デザイン関係)
「チアダンス。練習着とポンポン。1年ほど保管したあとに処分しました。そのクラブでないと使えないものだったので」(50歳女性/主婦)
「日本舞踊。着物や小物。いとこに譲った」(45歳男性/その他)
「チアダンス。ユニフォーム、ポンポン。知り合いの子にあげた」(52歳女性/主婦)
「バレエ。レオタード3枚とシューズ。お友達のお嬢さんに譲った」(53歳女性/主婦)
ダンス関連の習いごとには必須のウエア類。使わなくなったものを上手に次へバトンタッチして、活躍の機会を見つけた人もいました。
いかがでしたか?
習いごとのために、せっかく揃えた道具一式。「保管しておいたら役立つ機会があった」という人も一部にいましたが、「保管していたけれど、結局使わなかったので処分した」という声が多く聞かれました。
「どうしよう」と思いながら、自宅に何となく眠ったままになっている現状には、「続けると思っていたのに」、「高かったのに」といった複雑な感情が入り混じっているかもしれません。
この先、生かせるチャンスがありそうか? 潔く処分するべきか? 今回の結果が、考えるヒントにつながれば嬉しいです。