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子どもが「習いごとやめたい!」と言ってきたらどうする?励ます?すぐやめさせる?

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「習いごとを始めたい」と子どもが言ったときには、前向きに受け止める方が多いのではないでしょうか。一方で、子どもから「習いごとをやめたい」と言われたときには、複雑な気持ちになる親御さんもいると思います。

今回は、子どもから習いごとを「やめたい」と言われた経験がある女性108人(20~50代)にアンケートを実施しました。

子どもから「習いごとをやめたい」と言われたとき、どのような対応をしたのかお聞きしました。

アンケートの回答内容を読み込んでみると、5つの対応方法に分類することができました。

1:「やめたい」という思いをいったん受け止めて様子を見る

「理由を聞いて『あと何回か行ってみてそれでも嫌ならやめよう』と考えるときを作った。そうしたら『やっぱりもう少しやってみる』と本人が結論を出した」(40歳・主婦)

「『なぜやめたいかをきちんと説明できたら』と言って、言葉で説明させた。『だって……』などと言っているうちはやめさせない。本人も頭の整理がついたと思う」(57歳・その他)

「よく考えずにすぐやめたいと口にする子だったので『やめれば?』といつも答えていた。やめたことはないので、ただ言いたいだけだったのだと思う」(53歳・主婦)

その場の感情で「やめたい」と口走る子もいます。「やめたい」の感情が一時的かどうかをみきわめるために様子を見てみたら、翌週はケロっとして通っている……という声もありました。

2:決意が固い場合には、やめさせる

「傾聴してみて、決意が固いようならやめてみる」(34歳・主婦)

「なぜやめたいのかやめても後悔しないのかを聞き、それでもやめたい意志が固かったらやめることを反対しません」(45歳・主婦)

「習いごとは親のエゴだと思う面もあるので、子どもの意思を尊重して嫌ならやめていいと思っています。例えば塾なら、子どもがやる気が無いのに行った気になって何も得て来ないのはお金の無駄。やりたくない理由と、やめた後にどうなるか、その分、代わりに何をするかなど、話して決めさせます」(49歳・主婦)

「正直に理由を話させました。他にやりたい事があったためだったのでOKしました」(54歳・金融関係)

「行きたくない」「やめたい」の気持ちで頭がいっぱいになっている状態の子どもに寄り添って話を聞くと、子どもの考えがクリアになることがあるようです。子どもの素直な思いを聞き出したうえで、意思が固い場合にはやめさせるというケースが目立ちました。

3:すぐにやめさせる

「水泳をやめたいと言ってきた時点で一通り泳げるようになっていたのでやめた」(58歳・主婦)

「受験勉強が忙しくなってきたときに、エレクトーンをやめたいといってきたのですぐきめました。勉強に時間がとれてよかったです」(53歳・主婦)

「『そろばんをやめたい』と言ったときは本人にもやる気はないし、先生にも迷惑をかけるのですぐにやめさせた。向き・不向きがあるので、嫌なことをダラダラと続けるよりも、本人が楽しめるものに変えたので、本人にも周りにも余計なストレスを掛けずに済んだのでよかった」(41歳・主婦)

このように、子どもが「やめたい」と言ったらすぐにやめさせるという声もありました。

この類の回答には、「既に子どもがある程度のレベルに達していた」「ライフスタイルが変化して継続が厳しくなっていた」といったケースが目立ちました。中には、まったくやる気がなく「続けても意味がない」という声もありました。

4:やめるまでの「小さな目標」を設定する

「ある程度の目標を達成したらやめようという区切りをつけてあげました。目標を持つことでしっかりと向き合うようになり良かったです。納得してやめることができました」(44歳・その他)

「スイミングをやめたいと言ったときに、まだ息つぎなしクロールしか泳げなかったので、息つぎができるようになったらやめていいと言った。その後楽しくなったらしく、結局4種メドレーができるまでになった」(56歳・主婦)

「そろばんをやめたいといったとき『暗算ノートが最後まで終わったらやめよう』と目標を立てて続けた。何とか達成してやめることができたからよかった」(43歳・主婦)

すぐにやめさせるのではなく、手が届くところに目標を設定して、達成後にやめるという例です。子どもは、最後の目標達成に励み「途中で投げ出した」という負い目をなくすことですがしい気持ちでやめられることがあるようです。

5:励まして継続させる

「中学になって、周りの子がみんな習字教室をやめてしまって、自分もやめたいと言い出した。習字が嫌いになったのか聞いたら『そうではない』と言ったので、『勉強が大変なときは休んでもいいから』と説得して続けさせました。大学生になった今でも続けていて、なかなかの腕前です」(56歳・主婦)

「石の上にも3年だと諭した」(47歳・主婦)

「息子は、スイミングスクールでなかなかクロールより上の級に進めませんでした。進級テストに何度か落ちて、子どもがやめたいといったときでも、めげずに必死に練習した結果、みごとに平泳ぎの級に合格したときは感動しました。本人も、結果は努力のあとからついてくると身をもって感じたらしく、ほかの習いごとや勉強にも意欲的に取り組むようになりました」(42歳・主婦)

「『出来るところまで頑張ってみよう! 次のテストの点数が良かったらまだまだ続けてみよう!』と言ってみたら点数が上がり『またやる!』と塾に通いたがっている」(48歳・主婦)

ほめたり励ましたりしながら、自信を持たせてなんとか継続させるという声です。もし、その子の個性とマッチすれば、続けられたことが自信につながるケースもあるようです。後々「イヤイヤやらされた」というケースも中にはあるのかもしれませんが……。

 

以上、子どもが「習いごとをやめたい」と言ってきたときの対応法についてお届けしました。

子どもにとっては「やめたい」という単純な思いであっても、親にとっては習いごとの習熟度、子どもの年齢、他の習いごととの兼ね合い……などなど、さまざまなことが頭をよぎることがあるようです。子どもに寄り添いながら、後々「あれでよかった」と思える選択を促してあげられるといいですね。

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