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小学生の習いごと「1つだけに絞るとしたら」何を選ぶ?一番多かったのは…

将来役に立つかどうかわからなくても、子どもにはさまざまな習いごとにチャレンジして欲しいと考えている保護者は少なくないと思います。現在はオンラインも含め、たくさんの習いごとがありますが、子どもの身はひとつ。継続してできることは限られていますよね。

今回は小学生の子ども持つ女性146人にアンケートを実施。「小学生のお子さんの習いごとをもし“1つだけ”に絞るとしたら、何をさせますか?」という質問を投げかけてみました。

最も多くの回答があつまった習いごとには、納得の理由がありました。

習いごと「1つだけ」選ぶなら…6位~10位の結果は?

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今回、アンケート対象者には20の選択肢(「その他」を含む)から”1つだけ絞る”としたら、どの習いごとを選ぶのか、選んでもらいました。

上位6位~10位の習いごとは以下のようになっています。

10位・・・書道(4人)

「字を書く機会が減っていく世の中ではありますが、それでも、いざと言う時、字が美しいのは、やっぱり強みだと思っています」(39歳・主婦)

同8位・・・ダンス(5人)

「将来ジャニーズにいれたい」(40歳・その他)

8位・・・そろばん(5人)

「自分が今でも役に立ってるから」(33歳・営業・販売)

7位・・・通信教育(6人)

「通信教育。集団行動をとてつもなく嫌うタイプなので自分のペースに合わせられるようなものがこれくらいしかない」(41歳・主婦)

6位・・・プログラミング・ロボット教室(7人)

「これからの時代、役立ち、かつ必要なスキルだと思うから」(44歳・その他)

6位~10位には学習系の習いごとが多めです。「将来、役に立つかどうか」が習いごとの重要な指標となっていることがうかがえます。

続いて、上位5つの習いごとをご紹介します。

5位:サッカー(10人)

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「子どもは勉強は普通だが、運動神経がとてもよく、幼稚園の年中から習っていて楽しくやっているようなので、今小5でこれだけ続けてきたのだし、本人の自信にも繋がると思うから続けてほしい」(49歳・その他)

「少し引っ込み思案なところがあるので、サッカーをすることでたくさんの人たちと楽しんでほしい。身体がすごく細いので、たくさん運動して健康になってほしい」(31歳・主婦)

「体力も付くしチームワーク精神も鍛えられるから」(43歳・コンサルタント)

サッカーを選択した理由の中には“体力”“協調性”“コミュニケーション”などの単語が目立ちました。チームスポ―ツを通じて、楽しく体を鍛えることを期待している人が多いようです。

4位:学習塾(14人)

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「なるべく進学の幅を広げたいから」(37歳・その他)

「中学受験するため。適性の試験の為。私たちでは教えることができないため」(45歳・その他)

「今習いごとをしていないので、学校での勉強以外での補助が欲しい」(31歳・営業・販売)

「学校の勉強だけではついていけてないから」(38歳・主婦)

4位は学習塾という結果に。半数は学校の勉強を補うため、半数は中学受験を見据えて学習塾に通わせたいと回答していました。

3位:ピアノ(19人)

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「もう子どもはピアノをすでに習っているが、練習すればするほど、上達しているから」(49歳・主婦)

「自分が習って良かったと思うので。いろいろな曲を弾けるようになると楽しいから」(37歳・デザイン関係)

「とりあえず楽譜を読めるようになって、音楽の基礎を身に着けておけば将来、いろいろと役に立つと思うので。もちろん音楽の趣味につながれば一番うれしいけど」(49歳・主婦)

「ピアノを弾けるとかっこいいし、脳の発達に良いイメージがある」(41歳・総務・人事・事務)

子どもの創造力や表現力を育みたいという声のほか、楽譜を読んで指で表現することで脳に良い刺激があると考えている人も見受けられました。

2位:英語・英会話(26人)

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「英語はやはり小さいうちから耳に慣れさせたい」(43歳・その他)

「将来広い世界で生きて行ってほしいから。将来の選択肢を広げるのに役立ちそう」(30歳・営業・販売)

「幼稚園の頃から通っている。しゃべることはできないが、英語に対して過剰な拒否反応がないことだけで、通わせて良かったと思っている。できればしゃべるレベルまでいってほしいが」(47歳・主婦)

「学校の授業だけでは英語は身につかないと思うから」(42歳・主婦)

英語を修得した“その先”を見据えている人が多く見受けられました。

「学校の英語教育だけでは英語での会話ができるようにならないかもしれない」と感じている親はかなり多そうですね。英語によってコミュニケーションの幅が広がること、将来の選択肢が増えることを期待する親は多いようです。

1位:水泳(29人)

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「泳げるか泳げないかは、もしもがあったときに命に関わることだから」(39歳・主婦)

「まずはおぼれないため。全身をまんべんなく鍛えられる」(44歳・公務員)

「食べる量が少ないので、スイミングでおなかをすかせてごはんを食べてほしい。体力がつきそうだから」(39歳・主婦)

「水泳は全身を使う運動なので体幹が鍛えられるし、心肺機能も高まるので水泳を習っている子は風邪をひきにくくなると知人から聞いたから」(38歳・主婦)

「スイミングをさせると運動神経がよくなると言われているから」(34歳・総務・人事・事務)

2割の女性が習いごとを1つに選ぶとしたら“水泳”と回答していました。他の習いごとにはなかった理由が「“何か”があったときのために身を守るため」というものでした。

他にも体力向上や心肺機能の向上を期待する声が寄せられています。

 

以上、今回は子どもの習いごとを1つだけに絞るとしたら何をさせたいかについてお届けしました。

将来役立つもの、体力がつくもの、才能が伸ばせるもの、子どもが楽しめるもの。子どもの習いごと選びには、どうしても親の意見が介入します。

子どもの意見と親の意見の折り合いがついたら、その習いごとがベストなのかもしれませんね。

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