ほとんどが「パパ」もしくは「お父さん」と呼ばれている!?
nullまず最初に、子どもからどんな風に呼ばれているのか、その呼び名について聞いてみたところ、以下のような結果となりました。
「パパ」・・・197人
「お父さん」・・・182人
「とうちゃん」・・・16人
「おとうちゃん」・・・9人
「おやじ」・・・8人
「おとん」・・・5人
「パピー」・・・5人
「とと」・・・4人
「名前+くん」・・・3人
「名前+さん」・・・2人
「おとうさま」・・・1人
「その他」・・・33人
父親の呼び名は僅差で「パパ」がいちばん多かったものの、「パパ」と「お父さん」を合わせると400人近くにのぼることから、ほとんどの父親が「パパ」もしくは「お父さん」のどちらかで呼ばれていることがわかりました。かろうじて「とうちゃん」が二桁台になってはいるものの、そのほかの呼び名はすべて一桁台で、「パパ」と「お父さん」以外はすべて少数派のようです。
今の呼び名で呼ばれるようになった理由はいろいろ!
nullでは、皆さんはなぜその呼び名で呼ばれるようになったのでしょうか? その呼び名になった理由や、それに対する父親の感想などをそれぞれ見ていくことにしましょう。
・「パパ」
「娘たちは小さいころからずっとパパと呼んでいて、成人した今もパパ呼びのままです」(58歳/デザイン関係)
「子どもが生まれる前はお父さんと呼ばせたかったものの、最初はパパのほうが言いやすいかなと思いパパと呼ばせていたら、ずっとそのままになってしまいました」(50歳/営業・販売)
「なんとなくパパと呼ばれたかったので、子どもにはそのように呼んでもらっています」(47歳/金融関係)
「パパ呼びは堅苦しい感じがなくていいし、娘が『パパ!』と呼ぶときのかわいらしい感じも気に入っています」(38歳/その他)
「小さいころからずっとパパと呼ばれていますが、大学生と高校生になった今は外でそう呼ぶのは恥ずかしいようで、人前でだけはお父さんと呼ばれます」(46歳/その他)
「子どもが言葉を覚えたときからずっとパパですが、もう小学校5年生なので、そろそろお父さんと呼ばせたほうがいいかなと思い始めているところです」(59歳/その他)
子どもが小さいうちは、呼びやすいように「パパ」と呼ばせていることが多いと思いますが、それがそのまま定着したというご家庭がほとんどでした。パパ呼びは子どもっぽい印象があるため、そのうち「お父さん」などに変えさせたいと思っている人もいるようですが、あまり心配しなくても子ども自身が成長に合わせて家と外とで使い分けたり、違う呼び名に変える場合も多いようです。
なお、以下のように、小さいころは「パパ」以外の呼び方をしていたのに、周りの友だちの影響を受けるなどして、「パパ」と呼ぶようになったという逆のパターンもありました。
「小さいころはずっととうちゃんと呼ばれていましたが、小学校に入って周りの影響を受けたのか、気づいたときにはパパに変わっていました」(48歳/その他)
「最初はお父さんと呼ばせていましたが、パパのほうが呼びやすかったのか、いつの間にかパパ呼びに変わっていました」(42歳/その他)
・「お父さん」
「お父さん呼びなら、子どもが大きくなってもそのまま呼び方を変えずに呼んでもらえていいかなと思ったので、最初からそう呼んでもらうようにしました」(47歳/営業・販売)
「大きくなった子どもにパパと呼ばれるのは恥ずかしいと思ったので、子どもが小さいときからお父さんと呼ばせるようにしました」(54歳/公務員)
「自分的にパパという感じのキャラクターではないので、子どもたちにはお父さんと呼ばせるようにしています」(46歳/総務・人事・事務)
「自分自身が父親のことをお父さんと呼んでいたので、子どもにも同じくお父さんと呼ばせています」(48歳/その他)
「小さいころはパパと呼ばれていて、いつまでもパパはどうかと思っていましたが、子どもが成長するにつれて自然とお父さんと呼ばれるようになりました」(55歳/その他)
「小さいころはパパと呼ばせていましたが、子どもが小学生になったときにパパ呼びは幼稚だと思い、お父さんと呼ばせるようにしました」(45歳/会社経営・役員)
「お父さん」は子どもの性別や年齢に関係なく、大人になってもそのまま使える呼び名なので、最初から「お父さん」と呼ばせるようにしたという人も目立ちました。また、中には子どもの成長に合わせて「パパ」から「お父さん」と呼ぶように変えさせたという人もいましたが、年齢が上がるとともに自分から「お父さん」と呼ぶようになったというお子さんも多いようです。
・「とうちゃん」
「自分の兄が子どもにとうちゃんと呼ばれていて、なんとなくいいなと思ったので、うちでも子どもにとうちゃんと呼ばせることにしました」(43歳/その他)
「パパと呼ばれるのはなんとなく恥ずかしかったので、とうちゃんと呼ばせるようにしました」(50歳/総務・人事・事務)
「自分がとうちゃんと呼ばれたかったので、子どもが小さいころに仕込みました」(46歳/その他)
「子どもに対して、私自身が自分のことをとうちゃんと言っていたので、子どもも自然とそう呼ぶようになりました」(53歳/その他)
「本人が言いやすかったのか、なぜか自然ととうちゃんと呼ばれるようになりました」(38歳/公務員)
「子どもが周りの影響を受けて、いつの間にか勝手にとうちゃんと呼ぶようになりました」(55歳/研究・開発)
少数派の呼び名の中で、いちばん多かったのが「とうちゃん」です。この呼び名は音がかわいくて、親しみがある感じがするため、父親自身が子どもにそう呼んでほしかったという人がけっこういました。また、子どもが周りの影響を受けたりして、いつの間にか「とうちゃん」と呼ばれるようになったという人も。なお、似た呼び名の「おとうちゃん」が、「とうちゃん」の次に多い結果となっています。
・「おやじ」
「子どもは今12歳ですが、小さいころにおやじと呼ばせて以来、ずっとこの呼び方です」(54歳/コンピュータ関連以外の技術職)
「子どもが20歳を過ぎたころから、急におやじと呼ばれるようになりました」(58歳/営業・販売)
「中学生くらいのころにパパからお父さんになり、今はおやじに変わりました」(55歳/コンピュータ関連以外の技術職)
「子どもの成長に伴い、お父さん、おとゴンと呼び名が変化しましたが、最終的におやじに落ち着いたようです」(57歳/その他)
「お父さんと呼ぶのが照れ臭い年ごろらしく、今はおやじと呼ばれています」(45歳/その他)
父親から「おやじ」と呼ばせるようにしたというケースもあるものの、ほとんどは子どもの年齢が上がるとともに、勝手に「おやじ」と呼ぶようになったということのようです。「お父さん」と呼ぶのが少し照れ臭い年ごろでも、「おやじ」ならなんとなく呼びやすいこともあり、思春期の子や成人した息子などがこの呼び名をよく使っているようです。
・その他のさまざまな呼び名
「子どもが小さいころは普通にお父さんと呼ばれていましたが、大きくなってからはなぜか『とと』と呼ばれるようになりました」(56歳/その他)
「子どもが小さいころ、お父さんの『さん』がうまく発音できずにおとうたんと呼ぶようになり、それがそのまま呼び名として定着しました」(47歳/営業・販売)
「最初はお父さんでしたが、いつからかパピーと呼ばれています」(54歳/その他)
「関西人だし、子どもはもう成人しているので、呼び名は定番のおとんです」(57歳/企画・マーケティング)
「子どもは28歳と29歳。小さいころはお父さんと呼ばれていましたが、社会人になってからは、なぜかパパちゃんと呼ばれるようになりました」(58歳/研究・開発)
「妻が私を呼ぶときの呼び方の影響で、子どもからも名前にくんを付けた〇〇くんと呼ばれています」(46歳/その他)
「大きくなってからは、気恥ずかしいのかお父さんと呼ばなくなり、代わりに苗字にちゃん付けして呼ばれるようになりました」(55歳/その他)
ほかにも、「とと」「おとうたん」「パピー」「おとん」など、いろいろな呼び方がありました。下の名前や苗字、「パパ」などの呼び名に、「ちゃん」や「くん」をつけて呼ばれているという人もいましたが、なんとなく親子の仲の良さが伝わってくる感じがしていいですね。
父親の呼び名は、「パパ」もしくは「お父さん」がほとんどでしたが、そのような呼び名になった理由や背景は皆さんそれぞれ。子どもの成長に伴って父親の呼び名が変わるケースもかなり多いようなので、自分の好みに関わらず、今の子どもからの呼び名を楽しんでみてはいかがでしょうか?