なにしろ豆が好き!
nullありとあらゆる種類の豆が好きだ。 普段の使い勝手がいいのは乾燥した豆だけど、 春になるとやっぱり新鮮な豆が恋しくなる。
出回り始めた「うすいエンドウ」という品種は、皮が薄く甘みがあってホクホク食感。大好きなエンドウ豆だ。
このプクプクした姿、見てるだけでたまらない。愛おしすぎる。 剝いている側からコロコロ転がっていく様子も可愛い。 普段なら億劫な下処理も、豆なら幸せな気持ちになれる。
大好きなエンドウ豆なのに、実はあまりよく知らないなぁと思い調べみた。
エンドウという品種の中に、若い状態で収穫する絹さやがある。 最近はスナップエンドウも人気だ。
グリーンピースは、豆が未成熟の状態で収穫したものだそう。 知らなかった! エンドウ豆は完全に熟した状態で収穫したもの。
なるほど。
新鮮なエンドウ豆は、豆ごはんが一番美味しいと思う。 家族は苦手なようだけれど、そんな事はサクッと無視して自分の為に炊く。 1年に1回、春の楽しみだ。
豆は鮮度がとにかく命。できるだけ採りたてのものを使えば、もうそれだけでほぼ成功したといってもいい。
豆ごはんは、豆とご飯を一緒に炊く方法と、茹でた豆を炊き立てご飯に混ぜる方法と、作り方は大きく二分される。
前者は豆の色は悪くなるけれど、ご飯にもしっかり豆の味わいが出る。 後者はとにかく豆の色合いが美しくなる。今回は、色の美しさを楽しみたくて後者の方法で作った。
お米3合に対して塩は小さじ1、お酒は大さじ1くらいで通常通り炊く。
濃い目の塩水で3~5分茹でた豆を、炊きあがったご飯にさっくり混ぜて蒸らす。 それだけだ。
ポイントは、茹でた豆はそのまま煮汁の中で冷ましておく、くらい。 豆がシワシワにならない。
蓋を開けたら、湯気とともに豆の香りを存分に楽しむ。 さっくり混ぜたらお茶碗によそって。
豆ごはんが主役の食卓だから、おかずは残り物で十分。 さっぱりした味わいのものを並べた。
普段はご飯のお代わりはしないようにしているけれど、 豆ごはんの時は特別。
豆ごはんがあまり好きではない家族もお代わりしていた。 なんだ、好きになってきてるじゃん。
今年はでは、もう1回くらい炊こうかな。
娘と一緒に決めた、スマホのルール
null小学校を数日前に卒業した娘は、念願のスマホを手に入れた。
親の方も、少し離れた中学に通うにあたって娘にスマホを持ってもらった方が安心、だから娘に持たせたかったというのが実情だ。
子どもにスマホを与えるにあたって、自分自身は好き放題に使っているにも関わらず、 子どもにどんなルールで使わせるべきかを考えた。
今の時代を生きていくにあたり、こんな便利な物はないと私自身は思っている。 子どもにとってもそれは同じだろう。
大事なのは制限する事ではない。
デジタルデバイスやインターネットの世界を理解してどう活用するかだ。
使用時間や使用場所、アプリの制限など基本的な事を文章化した。 さらに話し合いを経て、お互い納得のいくルールを決めていく。 親も娘も納得したルールをとりあえず作った(のちに話し合いで変更可という逃げ道は残した)。
インターネットの世界は何も特別ではない。
リアルな世界と同じように、必ず人とつながっている。 人との関わり合いという点では同じなのだという事を知って、 中学生活もインターネットの世界も、娘には思う存分に楽しんでほしい。
田んぼの「春作業」が始まりました!
nullさて、春作業がいよいよ始まり忙しくなってきた。
まずは、育苗(いくびょう=田植えで植える苗を育てる作業)で使うビニールハウスの準備から。 この冬の大雪でビニールが破れたりドアが歪んだりしているので、修繕も念入りに。
育苗でしか使用しないので、内部はご覧の通りの荒れ放題。 トラクターで起こして雑草を漉き込んでいく。 トラクターが寄せられないハウスの際は、手で地道に除草。 整地したらシートを敷き詰めて、潅水(=水やり)装置を付けて育苗に備える。
ビニールハウスの脇に土筆を発見。
のどかな春の景色……と書きたいが、これ、スギナという雑草。 地下茎を伸ばして繁殖するやっかいな雑草なのだ。
育苗ハウスにも伸びてきて苗に影響を与えるので、 どうも恨めしく見えてしまうのは農家の性、でしょうか……。
濱田律子
愛知県生まれ、千葉(スイカの名産地・富里)育ち。大学卒業後カナダへ。バンクーバー、カムループス、バンフと移り住み、10年間現地の旅行会社で働く。カナダの永住権を取得したにも係らず、見ず知らずの富山県黒部市で農家に転身。米作りをしながら、旦那とココ(娘)と3人で日々の暮らしを楽しんでいます。