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「具だくさんスープ」は大鍋で。アレンジ4段活用はこんな風に!【お米農家のヨメごはん#45】

こんにちは。富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・12歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らしている、そんな私たちの食卓周りの日常を、皆さんにお伝えする連載の45回目。
今回は、大量に作って味変で楽しむスープの日々、そして、大雪の後だからこその冬景色!を、お伝えしたいと思います。

スープは2〜3回分、たっぷり作る

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我が家の基本的な食事は、おかずに副菜、ご飯とお汁と、いたってシンプルなメニュー。メインはお肉かお魚を焼く事が多い。 副菜は、季節のお野菜を蒸しただけ・切っただけ、あとは梅干しや納豆など。 ご飯は白米や玄米、黒米や雑穀入りなどをその時の気分で。

さて最後に残ったお汁は、というわけで、今回はお汁についてちょっと書いてみようと思う。

なくてもいいけど、ないと寂しい。そんな存在(ではないですか?)のお汁はお味噌汁の事が多くて、その都度作るのは手間だから2~3回分たっぷり作ってしまう。

ただ、お味噌汁にしてしまうと、味の変化が楽しめない。ので、シンプルなスープを作り、2杯目3杯目と味を変化させる。味の違いも楽しめるし、何よりその都度作る必要がなくて楽だからだ。

スープの具は、ベーコン(又はソーセージ)や玉ねぎを中心に、その時に冷蔵庫に残っている野菜を何でもサイコロ状に刻んで。 人参、大根、キャベツ、ジャガイモ、ゴボウ、レンコン、キノコ等々。 大豆やひよこ豆等、豆類を入れる事も多い。

たっぷり入れると食べ応えもあるし、食感も楽しいし、栄養も十分な気がするし、彩も美しい。刻むのがちょっと面倒だけれど、良いことづくめだ。

油(サラダ油でもごま油でもオリーブオイルでも)で具材を炒めたら、お水を注いでコトコト炊く。 柔らかくなったら、塩と胡椒をするだけ。

この連載でもよく書いているが、私はスープの素のような調味料を入れる事があまり好きではない。具からちゃんと良いお出汁が出るから、それを壊さないような味付けで十分だと思う。

1杯目は少しだけ醤油風味のけんちん汁

さて一杯目は、お醤油の風味を少しだけ足した、けんちん汁のようなスープ。

これだけでもう十分な食事になるくらいのボリューム。これにキノコの炊き込みご飯、ハムのソテー、前日の残り物を並べたら、ちょっと豪華なお昼ごはんになった。

2杯目は、トマトを加えてミネストローネ

2杯目は、トマトを入れてミネストローネ風に。
トマト缶でもいいし、普通のトマトでもミニトマトでも。 この時は、加熱用シシリアンルージュという品種のトマトを投入。 すき焼きやおでんにも入れちゃうトマトは、 旨味成分(グルタミン酸)がたっぷり。 お味噌汁に入れてもグッと味わいが濃くなる。

何にでもトマト、お勧めだ。

3杯目はカレー風味に!

3杯目はカレー粉を入れてカレー風味に。
トマトとカレー、合わないわけがない。 寒い時期はもちろん身体が暖まるし、真夏の食欲がない時にもいい。

スープはジャーに入れて娘のお弁当にも持たせる。 寒いこの時期、熱々のスープは体も心も暖かくなるはずだから。

中学受験の為にずっと塾に通っていた娘へ作り続けたお弁当が、やっと終わりを迎えた。

毎回とっても楽しそうに行く娘にとって塾は、 勉強するというより、仲の良い友達との時間を過ごす時間だったんだと思う。

その上での学び、そしてその先の受験。
首都圏のような切迫した雰囲気はなく、受験できる中学校も県内にわずか2校しかないから、親も楽だった。

とはいえ、親ができる事、体調を整える・送り迎え、そして何より、栄養の取れた温かい食事を用意する、に努めた日々だった。

無事に合格して、 今度は中学に通う娘のお弁当作りが春から始まる。 肌寒いであろう春先は、また熱々のスープを持たせようかな。

最後はカレーに!

さてスープ味変の最後を飾るのは、やっぱりカレー!

既にカレーのスパイスが入っているけれど、日本が世界に誇るカレールウを入れたら、どんな物でも美味しいカレーになる。

これで、たっぷり作ったスープ鍋は綺麗に空っぽになった。

大雪のあとは、こんな雪景色

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さて田んぼは、先日の大雪の後だからこその、こんな景色に!

雪化粧された田んぼや山は本当に美しくて、こんな景色の中で暮らしている事を誇りに思えるくらい。
もうあんな雪は勘弁だけれど、ほどほどの雪をお願いしたいのは私の勝手か。

今もまだ、雪が降り風が強く吹く荒れた日本海側特有の冬の天気が続いている。

春が待ち遠しいという気持ちと、春になると農作業が忙しくなるからもう少しだけ、のんびりした冬を過ごしたいという気持ちが、入り乱れている今日この頃です。


濱田律子

愛知県生まれ、千葉(スイカの名産地・富里)育ち。大学卒業後カナダへ。バンクーバー、カムループス、バンフと移り住み、10年間現地の旅行会社で働く。カナダの永住権を取得したにも係らず、見ず知らずの富山県黒部市で農家に転身。米作りをしながら、旦那とココ(娘)と3人で日々の暮らしを楽しんでいます。

濱田ファームのHPはこちらから。

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