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義母から届く大量のきゅうりを持て余し気味…炒めたり和えたり、こんな風に!【お米農家のヨメごはん#34】

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こんにちは。富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・12歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らしている、そんな私たちの食卓周りの日常を、皆さんにお伝えする連載の34回目。

夏の家庭菜園の定番、持て余し気味になるきゅうりを使ったお料理と、満開の稲の花、そしてこれから充実してくる稲穂の様子をお伝えしたいと思います。

義実家から夏野菜が大量に……とくにきゅうり!

我が家は専業農家だけれど、専業米農家という肩書通り「米だけ」しか作付けしていない。ただ、義母が趣味の家庭菜園を楽しんでいて、その畑から取れた野菜が毎日のように運ばれてくる。

ちなみに農家の嫁、しかも長男の嫁、という立ち位置の私だけれど、義両親は農業に関わっていないし、富山では多い同居もしていないので、世間が想像するような「嫁」ではない。

ともあれ、米農家で野菜は作っていないけれど、それでも、新鮮な取れたて野菜には困らない。困らないどころか、大量に運ばれてくる野菜を持て余し気味になる。特に夏野菜。新鮮なうちに食べたい。のに、量が多すぎるのと料理のレパートリーの少なさに、すぐ限界がくる現実……。

我が家の場合、ナスとピーマンと万願寺とうがらしとトマトが強敵だ。

その中でも頭一つ飛び出て手ごわいのが、きゅうり!食べても食べても食べても食べても、無くならない。恐るべしきゅうり。

だいたいのお料理は試している。お味噌汁にだって入れるくらいまでには。その中でも、ここ数年のお気に入りはキュウリを炒めてしまう事。

■きゅうりと豚肉のさっぱり炒め

チャーハンにきゅうりを入れたり、輪切りにしてゴマ油で炒めて塩胡椒したり。コリコリッとした食感がたまらないし、油をまとう事で食べごたえも出る。

豚肉と一緒に炒めればもう、立派なおかずに昇格だ。味付けは塩胡椒とお醤油だけ。サッパリしているけれどシッカリもしている。そんな一品。もちろん、ビールのお供にもお勧め。

■きゅうりと鶏肉、色々野菜の味噌バター炒め

こちらは鶏肉と炒めた一皿。
畑から一緒に運ばれてきたパプリカやピーマンもまとめてサイコロ状に切りそろえて、味噌バター風味にしてみた。

柔らかくしたバターに味噌とお砂糖少々を混ぜて用意したタレを、炒めた鶏肉・キュウリ他いろいろお野菜にからめるだけ。夏らしい彩りになるし食も進む。

■茹で鶏ときゅうりのサッパリ和え

最後に、きゅうりを美味しく大量消費したい時のとっておきの自信作、茹で鶏とキュウリのサッパリ和え。

これは、実家の母がよく作っていた一品。特にレシピを教えてもらったわけではなく、思い出を頼りに適当に作っている。娘もいつか、これを思い出して作ってくれる日が来たら私も嬉しいし、実家の母もすごく喜ぶだろう。

作り方はとっても簡単。

茹で鶏はパサッとならないよう、沸騰したら低温にして加熱、あとは余熱で火を通す。その茹で汁をベースに、お醤油、酒、みりん、酢、ごま油をお好みで混ぜてタレを作る(あまった茹で汁は、モヤシを入れたスープにするのがお気に入り)。

冷めた鶏肉を一口大に切って、キュウリと一緒にタレに漬けるだけ。キュウリは叩いてもいいし、写真のように蛇腹に隠し包丁を入れると味わい深くなる。

たっぷりの生姜の千切りを入れるのがお勧めだけれど、娘にはまだ生姜が辛いようで食べられなくなるから、白ごまをふった。茗荷やネギを入れるのもいい。

キンキンに冷やして召し上がれ!

娘にとって、短い夏休みだったけれど…

8月は、7月の梅雨寒から一転、暑い日々が続いた。娘にとっては短い夏休み、でも、毎日しっかり寝て食べて遊んでいる。

この時期は、田んぼの水管理が忙しく1日しっかり休みはなかなか取れないけれど、休む時はしっかり休んで娘と真剣に遊ぶようにしている。

この日は近くの川へ水浴びに出かけてきた。

透き通るほど綺麗な水は見ているだけでも涼し気で、足をつけたらもう、凍えるくらいの冷たさだ。娘はキャーキャー騒ぎながら水に飛び込み、石を拾い、そのうち泳ぎ始めた。服のままで……。

大丈夫、想定内だから。

田んぼでは、稲の花も咲き終わり……

田んぼでは、例年より遅れ気味でやっと穂が出て稲の花が咲いた。
え、稲も花が咲くの?!と驚かれる事があるけれど、稲も花を咲かせて受粉して実がなる植物だ。目をこらさないと気づかないような、小さな小さな可憐な稲の花。白く飛び出しているのが稲の花、正確には、雄しべの部分だ。花は、早朝の一瞬の間に開いて、一瞬の間に受精を行う。

8月中旬を過ぎると、満開だった稲の花も咲き終わった。

これから少しづつ充実してきて、その重みで、穂が首を垂れる状態になってくる。今年も豊作を!と願いたいところだけれど、
7月の長雨と低温の影響で収穫量は少なくなりそう。品質も心配だ。こればかりは刈り取って乾燥調製してみないとわからない。

何年たってもドキドキの季節がもうすぐやってきます。

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