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季節の空豆レシピを4つ。いつか娘(11歳)が、春の母の味を思い出してくれたら…【お米農家のヨメごはん#24】

こんにちは。富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・11歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らしている、そんな私たちの食卓周りの日常を、皆さんにお伝えする連載の24回目。

毎日のニュースに心がザワザワする日々だけれど、こんな時だからこそ余計に、旬の美味しいものをきちんと美味しくいただきたい。そんな思いで今回は、鹿児島から届いた空豆いろいろ料理と、春の田んぼの様子をお伝えしたいと思います。

鹿児島から空豆がやってきた!

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鹿児島県指宿(いぶすき)の農家さんから、立派な空豆がたくさん届いた(我が家のお米と物々交換)。

富山の空豆はまだまだ先だけれど、さすが鹿児島、春が早い。指宿は、空豆の生産量が日本一なんだそう。届いた空豆は「いぶすき陵西」という品種。これまで空豆の品種について考えた事もなかったけれど、そんな情報を教えてもらうと、より空豆が美味しく感じられそう。

空豆と桜エビの炊き込みご飯

まずは空豆とお米のコラボレーションから。色合いも春らしい、桜エビとの炊き込みご飯を炊いた。

①さやから取り出した空豆は硬めに(2分ほど)塩ゆでして皮をむく。
②といだお米2合に昆布、塩小さじ1、酒大さじ1、桜エビ大さじ3くらいで水をセット。
③炊けたら昆布を取り出し、空豆を入れてさっくり混ぜる。
空豆の分量はお好みでどうぞ。

10年暮らしたカナダから日本に帰国して驚いたのは、旬の食べ物がすごく豊富なこと。

春の気配を感じる頃にはもう、油断しているとそこらじゅうからフキノトウが顔を出しているし、山ではタケノコも出てくるわ、海ではホタルイカも騒がしいわ。空豆もあるけど、えんどう豆だってある。どちらもご飯との相性が抜群だ。新玉に新じゃが、アスパラも出回るようになる。山菜の美味しい季節ももうすぐだ。

すごい、すごすぎる!あまりにもたくさんありすぎて食べるのに忙しいし、この連載のネタも尽きない(笑)。

その事に感謝して食事を用意する。いただきますと手を合わせて食べる。とっても幸せな事だな、と思う。

空豆と玉ねぎのかき揚げ

こちらは、空豆と玉ねぎのかき揚げ。

お塩とレモンでサッパリと。たまらない美味しさ。

空豆とベーコン炒めカレー風味

ベーコンと炒めたこちらは、カレー粉とお醤油で味付け。
ご飯にもビールにも合う。娘もこれなら食べられるみたい。カレー味マジック!

茹で空豆とクリームチーズの粒マスタード和え

ワインに合わせるならこれ。

クリームチーズをちぎって塩ゆでした空豆とあわせて、粒マスタード、オリーブオイル、レモン汁、塩コショウであえるだけ。キリリと冷えたスパークリングや白ワインとどうぞ。

 

今回の連載で、数ある春の食材から空豆を選んだのはやっぱり、この空豆を育てている農家さんを知っているから。顔、声、そしてその人の思い。思い返しながら空豆のさやを1つ1つむいていく作業の、なんて幸せな事よ。

農家で良かった。そう思える時間だ。

私は大好きな空豆だけど、娘はその匂いも食感も苦手なようで、空豆をよけて食べる。

もったいない!こんなに美味しいのに!!
でも、それはそれでいいと思う。

うちでは、嫌いなものや食べたくないものは、無理に食べさせないことにしている。

いつか絶対に美味しく感じるようになると思うけど、大人になって初めてわかる味わいってあるよね。無理して頑張って食べなくてもいいよ。

いつか大人になって、春になるとお母さんが空豆ご飯を炊いていたな、それが嫌いだったな、でも、今となってはいい思い出だな。そんな風に思ってもらえたらそれでいい。

今日の娘。チョコレートを溶かしてビスケットにディップして食べてました。顔も洋服もチョコレートだらけ!

田んぼ作業も始まりました!米作りスタートの春、です。

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ニュースでは、いろいろいろいろいろいろ流れているけれど、今日も山はそこにあり、風からは春の匂いが漂い、空も雲も春の様相になってきた。海ではこの時期の風物詩、蜃気楼も出現している。

田んぼでのトラクター作業も始まった。育苗(いくびょう=田植えする苗を育てる作業)もすぐに始まる。

春です、春になりました!


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