第1位:やる気アップ!効果絶大な“ご褒美作戦”・・・62票
null「宿題が終わればテレビが見られる」(53歳/主婦)
「宿題が終ったら、アイスを食べていいよなどおやつを用意する」(37歳/総務・人事・事務)
「宿題やお手伝い等をポイント制にした(宿題1回5ポイントなど)。ポイントがたまったらゲームソフト類や欲しいものを買ってあげる約束をした」(42歳/その他)
「勉強をした時間だけゲームが出来るというルールにしたら成績が上がった」(42歳/主婦)
「出来たらシールを貼ろう」(32歳/主婦)
「宿題が終わったら一緒に遊ぼう!」(32歳/その他)
大人でも“ご褒美”を用意して仕事や家事のモチベーションをあげることはありますよね。これは子どもにとっても有効という結果に! とくにご褒美として多かったのは、子どもが大好きな「おやつ」と「ゲーム(遊び)」でした。
「ポイント制にする」というアイディアは、ゲーム感覚で自然と子どもの“やる気”が引き出せそうですね。子どもにとっても、頑張って欲しいものを手に入れたという成功体験を積んでいくことができます。
気を付けたいのが、勉強する理由=ご褒美目当て、だけにならないようにすること。ご褒美は、単に勉強が終わったからという「結果」であげるのではなく、一生懸命取り組んでいたからなどの「過程・行動」に対してあげるようにするといいかもしれませんね。
第2位:自分も一緒になってやる・・・22票
null「一緒に見てあげると喜んで取り掛かる」(41歳/その他)
「一緒にママも勉強しようかなと、隣で自分の本を出す」(36歳/主婦)
「自分も一緒に仕事をしたり、本を読んだりする」(49歳/総務・人事・事務)
「親が隣で見てあげながら一緒にやる」(45歳/主婦)
「子供は一緒にやるのが好きなので、『一緒にやろう』と誘うとやってくれる!」(35歳/主婦)
続いて多かった回答は、「自分も一緒にやる」。子どもが勉強するよう促すために自分も机に向かってみたり、勉強そのものを隣で見てあげるといった声が多く聞かれました。
子どものそばで一緒になって何か始めることで、「ママもお勉強するなら自分も頑張ろう」「ママが教えてくれるなら宿題をやろう」とモチベーションがあがるのかも。何より、「ママと一緒に過ごせる」というのがうれしいかもしれません。
「ママに今日習ったこと教えて」「今日どんなこと習ってきたの? どんな宿題でたの? どれだけできるようになったか楽しみだな」と教えてもらう姿勢で一緒に復習していくという方や、「自分のちょっとした用事を一緒にやって、終わったら一緒におやつ食べようなど提案する」のように、ご褒美との合わせ技で声をかけるというママもいました。
第3位:「どちらが早く終わるかな?」と競争心をあおる・・・19票
null「ママの家事とどっちが早く終わるか競争しよう」(37歳/主婦)
「私とどっちが早く解けるかな?とか、母さんが問題書いてあげる。など」(34歳/主婦)
「他の子どもと競争させてゲームの雰囲気を作る」(42歳/その他)
「今日は誰が一番かなー。お母さんが一番なっちゃおーと言うとすぐ始めてくれる」(37歳/総務・人事・事務)
「子供二人で競争させる」(34歳/主婦)
第3位は「競争心をあおる」でした。
ゲーム感覚を取り入れ、「負けないぞ!」と思わせることで、スタートダッシュできるお子さんも少なくないようです。勝負にはわざと負けてあげる、終わったら褒めてあげるなど、子どもが達成感を得られるようにしてあげるといいですね! これにはママの「演技力」も必要です。
第4位:「〜までに終わらせよう」などと時間を設定してあげる・・・14票
null「時間を決めて、『何時からやろう』と声かけをします。それまでは思い切り遊ばせます」(51歳/女性)
「すきなTV時間まで間に合うかなどと目標を定める」(49歳/主婦)
「ご飯までにおわらそうね」(45歳/コンピュータ関連以外の技術職)
終わりの目標時間を設定して「ゴール」が見えるようにしたり、「何時からやろうか」と尋ねてスタート時間を子どもに決めさせたりと、それとなく時間を意識させているという方が多いようです。
時間を意識させることは、スケジュール管理能力を養う意味でも効果的ですね。
第5位:とにかく褒める!励ます!・・・10票
null「いい子だから、宿題ちゃちゃっとやっちゃうよね~とさりげなく、ほめながらやる気にさせる」(54歳/その他)
「ひたすら持ち上げます。あなたならできる、すごい!など」(37歳/主婦)
「可愛いと褒めてあげる」(36歳/主婦)
「もうすぐ一年生になるんだからね、というと、やる気を出してくれます」(37歳/主婦)
「できると、パイロットになれるよー」(29歳/主婦)
「かわいい!」「宿題できちゃうよね〜」「エライもんね〜」など、とにかく褒めて、いい気にさせたもん勝ち!という作戦。とりわけ新入園・新入学や進学の時期は、期待に胸ふくらませ意欲あふれる時。それを逆手にとって明るくプレッシャーをかけるというのも手ですね。
“変化球”なひと言も!? その他の回答はこちら
null上記のほかにも、さまざまな回答がありましたのでご紹介します。
・“ペナルティ”で圧をかける
「宿題が終わらないと御飯が食べられない」(49歳/主婦)
「やることやらないとテレビもなにも禁止だよ」(35歳/総務・人事・事務)
「学校から帰って宿題をする。しないと遊びに行かせない」(49歳/主婦)
「おやつをあげないと言う」(35歳/主婦)
“ご褒美”でもあったおやつや遊びに行かせないよ、とペナルティを伝えることで、嫌々でも勉強をさせる手ですね。
・子どもに考えさせたり諭す
「忘れたらどうなるの?とか、先生に何て言われるの?とか、忘れたらまずいと思うような質問をする」(46歳/主婦)
「宿題をする大切さを話す」(34歳/主婦)
「今は何をするべきかを考えなさい」(59歳/女性)
「自分が宿題をやらなかったとき、授業についていけなくて苦労した」など、リアルな体験とともに子どもと勉強することの意義を話し合うのは大切かもしれません。
・とにかく見守る
「とりあえず待ってみる」(41歳/主婦)
「逆になにも言わない方が自分で気付く」(42歳/公務員)
と、子どもの自主性を重んじるという考えの方もいました。
・あえて「しなくていい」と言う
「あえてゲームすれば? という」(47歳/主婦)
「やらなくていいよ」(38歳/営業・販売)
宿題はやらなければいけないものと本人も分かっているはず、そこをあえて「やらなくてもいいよ」と言われると、「本当にいいのかな? やらなくちゃダメだよね?」と焦って手を付けはじめるかもしれません。
アンケートの回答では、「何をいっても無駄だった」というトホホな声もあれば、「なかなか宿題を手に付かないことが今までない」と羨ましいママの声もありました。
いかがでしたか?
「勉強しなさい!」と頭ごなしに注意したり叱ってしまうと、勉強嫌いの原因となるだけでなく、親も疲れてストレスがたまってしまうもの。まずは子どもの勉強へのモチベーションを高め、机に向かうことを習慣化させることが大切なのかもしれません。
こうして子どもが自主的に勉強してくれるようになったら、もちろん本人の頑張りもありますが、あれこれ工夫して頑張ったママの“努力の賜”ともいえるでしょう。