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【植物療法士に聞きました#3】膣の乾燥防止だけでなく、顔のハリや潤いUP効果も…膣マッサージ習慣のススメ

「膣マッサージ」と聞くと身構えてしまう人が多いと思いますが、実は膣のケアはとても大切。膣は年齢を重ねるとともに乾燥し、委縮してしまうことがあります。それがひいては性交痛などにもつながっていくことが。

また、膣が緩むと骨盤底筋群の機能が低下し、将来、尿もれの原因になってしまうかも……。そんな症状を今のうちから予防するためには、膣のマッサージを習慣にするといいのだとか。自然のエキスがたっぷり入ったオイルを使ったマッサージの方法を、植物療法士の南上夕佳さんにうかがいました。

オイルを使った膣マッサージで若々しく!

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オイルを塗布した自分の指を膣の中に入れ、膣の中を軽くマッサージすると、「骨盤内の血流がよくなって卵巣が活性化。ホルモンバランスが整い、膣の乾燥を防いで粘液がしっかり出るようになります」と南上さん。マッサージの際にはデリケートな粘膜を傷つけないよう、爪の長さの確認や潤滑剤となるオイルを使うなど、配慮をした上で行ってみてください。

【マッサージ方法】

(1)からだが温まっていて、手もデリケートゾーンも清潔なお風呂上りがおすすめ。

(2)骨盤を少し倒して座り、リラックスする。

(3)オイルを塗布したひとさし指をゆっくり膣に入れる。

(4)指の腹を動かしながら、ぐるりと1周、膣の粘膜にオイルをなじませる。

(5)やさしくタッピングしたり、指を入れた状態でキュッキュッと膣を締める。

「(5)のときに指がキュッと絞めつけられないなら、骨盤底筋群の機能が低下している可能性が高い」のだとか。

マッサージで筋肉を動かして、潤いのある柔軟な膣を目指していきましょう。南上さんいわく、「このマッサージを続けていくと、顔にもハリや潤いが出てきて、ニキビや吹き出物がきれいになったという女性が多く見られます」。

オーガニックにこだわった種子油がメインのオイルがおすすめ

膣は経吸収率が高く、腕の皮膚の約42倍という計測結果もあるほどとてもデリケートな部分。なのでマッサージに使用する膣壁に直接触れるアイテムは、慎重に選ぶことが大切。「膣になじみやすい植物成分、たとえばマンゴー、アプリコットなどの種子油を使っている、オーガニックにこだわったものがベストです

(右)妊娠中の会陰マッサージ用につくられたオイルなので安心。膣壁を修復する働きも。インティメール バーシングオイル 30ml/10,000円(税抜)/サンルイ・インターナッショナル

(左)女性ホルモンに作用するローズエキスで、保湿や性行為の潤滑剤にも使える。アンティーム ローズローション 100g/3,000円(税抜)/サンルイ・インターナッショナル

デリケートゾーンにこそ、化学成分を用いていない自然なアイテムを上手に活用したいもの。南上さんがまとめた『からだとこころの不調をととのえる初めてのフィトテラピーノート 自然ぐすり生活』(ワニブックス)には、体をやさしくいたわる植物療法の実践例が数多く紹介されています。植物の力を取り入れて、健康的に女性らしく日々を送りましょう。


構成/斉藤裕子

*植物療法は日本では医療行為ではありません。また、こちらの内容は植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。

【取材協力・監修】

南上夕佳

植物療法士/ルボア フィトテラピースクール 副代表/INTIME ORGANIQUE by lebois インストラクター。ホルモンバランスを崩したことをきっかけに植物療法専門校「ルボアフィトテラピースクール」にてAMPP(フランス植物療法普及医学協会)認定資格を取得。日本における植物療法の第一人者森田敦子に師事。自身の体験を活かし女性のライフステージに合わせた健やかな美しさと幸せをテーマに、老舗百貨店やレストラン、企業で数々のセミナーやカウンセリングを行う。

 

【参考】

南上夕佳 (2018)「自然ぐすり生活 からだとこころの不調をととのえる初めてのフィトテラ ピーノート<正しく暮らすシリーズ>」(ワニブックス)

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