体のためにも摂っておきたい! 「妊活」のサポートにもなるハーブティー
null「植物療法(フィトテラピー)とは、病院にかかるほどではないちょっとした不調である『未病』に対処したり、病気を予防したりする伝統療法のこと。私はこれを、毎日の暮らしに無理のない範囲で取り入れています」(以下「」内、南上さん)
そこで、「女性ホルモン様の作用があったり、からだを温めたり、免疫力アップが期待できるような、妊活のためのからだづくりをする」ハーブティーについて教えていただきました。
(1)ラズベリーリーフ
「粘液の分泌を促して粘膜を保護する働きが。膣内の粘液力も高めてくれる効果が期待できます。子宮まわりの筋肉にも働きかけてくれるので、月経痛などのときにも」
(2)エキナセア
「免疫力を高めてくれるので、健康なからだづくりのために。インフルエンザや花粉症対策にも。パートナーの男性と一緒に飲むのもおすすめです」
(3)ヴァンルージュ
「血流を良くしたり、女性にとってなにより大敵な子宮の冷えの解消にも効果的です」
(4)メリッサ
「ストレスをケアし、精神を安定させてくれます。月経不順やPMSをサポートする働きもあり、ヨーロッパの婦人科ドクターもよく使います」
南上さんは、ハーブティーをブレンドして抽出し、持ち歩いて飲んでいるそう。冷えがちなからだを温めたり免疫力を高めたりすることは、妊活中でなくても重視したいこと。特に寒くなるこの季節、温かい飲み物でからだをいたわってあげましょう。
南上さんの近著『からだとこころの不調をととのえる初めてのフィトテラピーノート 自然ぐすり生活』(ワニブックス)には、女性としてのこころとからだの悩みを抱えている人のための、植物の力を取り入れて健康的に女性らしく生きるヒントがたくさん。どんなものをどうやって取り入れたらいいのか、ひとめでわかる実用書です。ナチュラルパワーで、生き生きとした毎日を!
構成/斉藤裕子
*植物療法は日本では医療行為ではありません。また、こちらの内容は植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。
【取材協力・監修】
南上夕佳
植物療法士/ルボア フィトテラピースクール 副代表/INTIME ORGANIQUE by lebois インストラクター。ホルモンバランスを崩したことをきっかけに植物療法専門校「ルボアフィトテラピースクール」にてAMPP(フランス植物療法普及医学協会)認定資格を取得。日本における植物療法の第一人者森田敦子に師事。自身の体験を活かし女性のライフステージに合わせた健やかな美しさと幸せをテーマに、老舗百貨店やレストラン、企業で数々のセミナーやカウンセリングを行う。