気になったときが始めどき…シミ・シワにも植物のパワーを注入!
nullシミやシワに効果を発揮するナチュラルケアについて教えてくれたのは、植物療法士の南上夕佳さん。植物に代表される自然の力を日々の生活に取り入れて、病院にかかるほどではない“未病”に対処したり病気を予防したりする植物療法(フィトテラピー)のプロです。
1:肌を元気にしてくれるハーブ「ゴツコラ」
「『ゴツコラ』は、肌を元気にしてくれる作用に加えて、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸をつくり出す肌の機能に働きかけてくれるパワーがあります」と南上さん。
コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は肌に弾力をもたらしてくれる大事な要素。
「ゴツコラのタンチュメール(ハーブ浸出液)やハーブティーを継続的に飲むことで、からだの内部からの若返りが後押しされ、肌の潤いとハリが持続します」
ゴツコラを取り入れることでからだの中にある“コラーゲン生成工場”が常に勢いよく動き続ける助けとなるので、肌のトラブルには万能な植物だそう。
2:たるみとくすみをケアする「ローズ」と「ゼラニウム」
「『ローズ』の精油もシミやシワに効果を発揮します」
ベースオイルで希釈して、毎日のスキンケアに取り入れるのがおすすめだそう。
「収れん作用でたるみをケアし、ターンオーバーが促進されるのでくすみがとれて肌が明るくなります」
同じような効果で買いやすいものを探すなら、『ゼラニウム』がいいとのこと。
「シミ・シワの原因となる活性酸素を抑制するために、持続型のビタミンCを一緒に摂ることも大切です」と南上さん。気負わず毎日コツコツと続けることが、美肌への近道かもしれません。無理なく日常に取り入れられるハーブを上手に使い、肌の外からだけでなく内側からのケアも意識してみてはいかがでしょうか。
自然治癒力や免疫力を高めることを目的とした植物療法、「興味があるけどハードルが高そう」という人におすすめしたいのが、南上さん著の『からだとこころの不調をととのえる初めてのフィトテラピーノート 自然ぐすり生活』(ワニブックス)。季節の変わり目は体調をくずしやすい時期。身近にあるハーブティーやサプリ、精油などを上手に取り入れてゆっくりと体の調子を整えましょう。
構成/斉藤裕子
*植物療法は日本では医療行為ではありません。また、こちらの内容は植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。
【取材協力・監修】
南上夕佳
植物療法士/ルボア フィトテラピースクール 副代表/INTIME ORGANIQUE by lebois インストラクター。ホルモンバランスを崩したことをきっかけに植物療法専門校「ルボアフィトテラピースクール」にてAMPP(フランス植物療法普及医学協会)認定資格を取得。日本における植物療法の第一人者森田敦子に師事。自身の体験を活かし女性のライフステージに合わせた健やかな美しさと幸せをテーマに、老舗百貨店やレストラン、企業で数々のセミナーやカウンセリングを行う。