もう「単色」でいいんじゃないかしら?
null日常のメイクでアイシャドウに求めるものは「そこそこきちんと見える」「上品な印象」、そして「不健康に見えない」こと。さらに、時短でパパっと仕上がればいうことなし。
そんな今の私にとって4色入ったアイシャドウパレットを使いこなすのは難易度が高いし、正直あまり使わない(使えない)「もったいない色」が残ってしまうんですよね。
であれば、この色はイイ!という「単色(1色)」のアイシャドウがあれば、毎日の通勤メイクには十分なのでは?という思いに至ったアラフィフです。
で。ドラッグストアをパトロールしていて「これは!」と見つけたのが、CEZANNE(セザンヌ)のシングルカラーアイシャドウ 09グレイッシュブラウン 440円(税込)。
セザンヌの9番が絶妙!と思った理由5つ
null使ってみて、これはいい!と思ったポイントは……
1:グレイッシュブラウンの色味が、赤すぎず黄すぎず、上品!
2:重ねるとコレ1色でグラデーションができる「奥行き」のある発色。
3:指で軽く塗るだけで「ピタッ」と密着する、しっとり質感。
4:「繊細なパール感」で、くすみがちなまぶたが明るく。
5:保湿成分配合で、夕方まで「シワっぽくならない」
この価格でこのクオリティ、いやあ本当にさすが!と思うばかりです。それぞれをもう少し説明してみますね。
1:グレイッシュブラウンの色味が、赤すぎず黄すぎず、上品!
「ブラウン」って色幅が広いですよね。赤味が強いブラウンだとまぶたがむくんで見えたり、黄味が強いとくすみが強調される気がしたり……。
そんな中でオトナ肌から浮かず「いい感じ」のブラウンって、実は探すとなかなかない!コレは百貨店系の人気ブランドのアイシャドウパレットに入っている色と遜色ないな、と感じました。ギラギラしすぎない、ほのかな輝きもまた、おつかれ気味の目元に明るさを加えてくれます。
2:重ねるとコレ1色でグラデーションができる「奥行き」のある発色。
アイシャドウパレットを使わなくていい大きな理由がコレ!何度か重ね塗りすることで、この1色で「締め色」が作れるんです。写真の下側が一度塗り、上は3度塗り重ねたもの。コレひとつでグラデーションを作れることがわかるかと。
セザンヌの単色アイシャドウは全7色あるのですが、1色だけでこれだけのグラデーションを作れるのは9番だけなんです。
3:指で軽く塗るだけで「ピタッ」と密着する、しっとり質感。
アイシャドウって実は「質感」というか「湿感」も大事と思っていて。粉にある程度の「しっとり感=湿度」があることで、ツヤや密着感につながります。さらに朝塗って夕方になっても粉っぽく(シワっぽく)ならないのも、嬉しいポイント。
【薬指で!30秒で完成するアイシャドウの塗り方】
ヘアメイクさんに以前習ったのが「目の周りに何かを塗るのは薬指で!」というルール。皮膚が薄い部分なので余分な力をかけるのはシワの素だそう。私は以下の方法で塗っています。
(1)薬指にアイシャドウをとる。アイシャドウ表面を数回こする程度で。
(2)目のキワから眉に向かって広く塗り広げる。指を最初に置くのは目尻、そこから力を入れずスーッと撫でるように。
(3)薬指にシャドウを塗り足し、目の際だけに塗り重ねる。
これで完成!もう少し目元に色をしっかりのせたい場合は、手持ちのアイシャドウパレットに入っているチップにシャドウをとり、目の際だけに重ねれば、より深みのある印象に。
4:「繊細なパール感」で、くすみがちなまぶたが明るく。
メイクは「身だしなみ」として……派の私としては、アイシャドウに必要以上のキラキラはいらない。でも、多少の「光沢感」は目元に明るさを出してくれるから必要。この9番は、その「輝きのほどよさ」が、オトナにいいんです!
5:保湿成分配合で、夕方まで「シワっぽくならない」
50代になって実感するのが、夕方になると目周りにグっと疲れが出てシワっぽくなること。このシャドウ、サイトによると、5種類の保湿成分を配合。オイルも入ったしっとり質感なので、夜になってもショボショボした印象にならないんですよね。ココもオトナ肌に嬉しいところ。
毎日のメイクは「迷わず」いい感じに整えたい……ですよね。これさえあれば「自分的にいい感じ」という安心の1色があるのは、朝のメイク時間をとても楽にしてくれますよ。この9番、オススメです!
ちなみにファンデーションは、以前記事にも書いた資生堂のオトナ肌向けのBBクリームを愛用中。これとの組み合わせだと、最小のアイテムでメイクが完成します。
マスカラは「コーム型」が、使いやすい!
null目元つながりでマスカラも。私がもう3本ほどリピートしているのが「先端がコーム型」になっている、資生堂 マジョリカマジョルカ ラッシュエキスパンダー エッジマイスターF 1,320円(税込)。美容雑誌などでも何度も取り上げられている名品です。
私がマスカラに求めるのは「ダマにならず、1本1本がきちんとセパレートされる」こと、ボリュームより「スーっと長く」なること。そして専用のクレンジングが不要の「お湯落ち」であること。
このマジョマジョの「コーム型」は、それらをすべて叶えてくれる理想のマスカラなんです。短くて貧弱な私のまつ毛もこのコームが上手にキャッチしてくれる。唯一のコツは、コームを「ゆっくり」動かすことです。ついササッと手早く塗ってしまいがちですが、スローモーションか?くらいにゆっくり塗ってみると驚くほどキレイに仕上がります。
30代で美容雑誌を担当していたときに取材した、当時50代だった美容のプロの言葉が印象に残っています。「顔の中に『上向きの線』を作ってくれるのがまつ毛。それがあるだけで、不思議とイキイキと見えるものですよ」と。自分が50代になって、その言葉が実感できるようになりました。
パリっと「上向きの線」を作ってくれる、そしてお湯でスルリと落ちるこのマスカラも、毎朝のメイクの大切な相棒です。
趣味は料理、スポーツ観戦と旅に出ること。食いしん坊。『Oggi』や『美的』で美容やファッション担当として20年ほど女性誌を編集、2018年からkufura編集長に。2021年4月〜2022年10月にはラジオJ-WAVEで毎朝の生番組のナビゲーターも。インスタグラム@sizukuishii