コロナ禍で「体重の変化」はあった?
null外出自粛にステイホーム、学校の休校やテレワークなど生活が目まぐるしく変わる中、ズバリ、皆さんの体重はどうなったのか、具体的な変化をお聞きしました。
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1位:体重はほとんど変わらない……203人(51.1%)
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2位:プラス1~3kgほど「コロナ太り」した……121人(30.5%)
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3位:マイナス1~3kgほど「コロナ痩せ」した……32人(8.1%)
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4位:プラス4~6kgほど「コロナ太り」した……29人(7.3%)
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5位:マイナス4~6kgほど「コロナ痩せ」した……7人(1.8%)
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6位:マイナス7kg以上「コロナ痩せ」した……3人(0.8%)
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7位:プラス7kg以上「コロナ太り」した……2人(0.5%)
という結果になりました。みなさんはこの結果をどう受け止めますか?
一番多かったのは、「体重に変化なし」が約半数でダントツとなりましたが、次いで、「1〜3kgの増」、「1〜3kgの減」の順となりました。「コロナ太り」をした人は約38%と、およそ3人に1人が該当していました。
逆に「コロナ痩せ」をした人は約11%と、10人に1人が痩せたことに。一方で、生活の変化が激しい中で体重をキープしている方が半数以上もいることに、筆者はかなり優秀だと感じました。では、具体的な理由も含めて見ていきましょう。
太ってしまった…。体重増加の要因は?
nullまずは体重が増えたという方からです。その要因は一つではなく様々あるようです。
(1)出かけないことが問題だった
「外へ出かけなくなったし、家にいる時間が増えたから」(30歳/主婦/プラス1~3kgほど「コロナ太り」した)
「外出が減り家でゴロゴロしてばかりだったから」(45歳/主婦/プラス1~3kgほど「コロナ太り」した)
「家族がいるストレス、外出しないので運動不足」(49歳/主婦/プラス1~3kgほど「コロナ太り」した)
ステイホームが続き、外出がままならずに結果ゴロゴロ……。仕方がないと思いつつ、やはり動かなければ運動不足になってしまうのは避けられません。結果コロナ太りとなってしまった方が多くいらっしゃったようです。
(2)食べる量が増えてしまった
「自宅で仕事をしていておやつを食べすぎた」(30歳/総務・人事・事務/プラス1~3kgほど「コロナ太り」した)
「暇でお菓子を食べる時間が延びたこと」(24歳/コンピュータ関連以外の技術職/プラス1~3kgほど「コロナ太り」した)
「テレワークで家で仕事をしていて好きな時に好きなものを食べられるので」(34歳/コンピュータ関連以外の技術職/プラス1~3kgほど「コロナ太り」した)
「子どもが休校中で暇つぶしに一緒にお菓子作りを頻繁にしていたから」(48歳/主婦/プラス1~3kgほど「コロナ太り」した)
「料理が趣味になり(特にお菓子作り)、色々作って食べてるうちに太ってしまった」(39歳/主婦/プラス1~3kgほど「コロナ太り」した)
「テイクアウトで美味しいモノばかり食べた」(36歳/営業・販売/プラス1~3kgほど「コロナ太り」した)
生活環境が変わり、テレワークや子どもの休校など、家にいる時間が長くなることで、ついつい食べてしまったという方も。筆者も、買い物もまとめ買いが続くのでお菓子も大量買いしてしまい、結果大量に食べるという負のスパイラルに陥ってしまいました。
普段はあまり手が出ないようなお店がテイクアウトを始めたり、取り寄せができるようになったりと、楽しみが少ないステイホーム生活で「食べる」という行動に楽しみが集中してしまうのもわかる気がします。
(3)運動不足が原因
「スポーツジムの閉鎖」(31歳/営業・販売/プラス1~3kgほど「コロナ太り」した)
「家に引き込もっていたので、まったく運動をしていなかった」(37歳/営業・販売/プラス1~3kgほど「コロナ太り」した)
「外にでないので、運動不足」(47歳/主婦/プラス1~3kgほど「コロナ太り」した)
避けられない運動不足。じっとしているうちにどんどんお肉がついていく……という現状。運動をすることもままならず、気がつけば脂肪がついてしまっています。なんとなく体が重いと感じた方も少なくないかもしれません。
(4)この生活、ストレスが溜まっちゃう!
「ストレスとホルモンバランスの乱れにより食べすぎた」(47歳/その他/プラス7kg以上「コロナ太り」した)
「仕事でストレスがたまり、よくお酒を飲むようになった。代謝も悪く、帰りも遅いのでごはんがおそくなる」(45歳/その他/プラス4~6kgほど「コロナ太り」した)
「家族がいるストレス、外出しないので運動不足」(49歳/主婦/プラス1~3kgほど「コロナ太り」した)
「ストレスとついつい食べてしまうところがあって、動かなくなってしまったこと」(43歳/主婦/プラス1~3kgほど「コロナ太り」した)
ステイホームはストレスとの戦いでもあるような気がします。ストレスから食べに走ったり、お酒だったり、いろんなことが発散できずに苦しいですよね。そこから体重増加につながってしまう方も多いようです。
体重減少…痩せました
null続いては、今回のアンケートでは約1割を占めた「痩せた」方に、理由を聞いてみましょう。
(1)ゆっくりできたからこそダイエットのチャンス!
「ダイエットを意識して食事制限していたら自然に痩せました」(27歳/学生・フリーター/マイナス4~6kgほど「コロナ痩せ」した)
「暇だったのでダイエットを開始したから」(27歳/総務・人事・事務/マイナス1~3kgほど「コロナ痩せ」した)
「エクササイズを頑張った」(37歳/主婦/マイナス1~3kgほど「コロナ痩せ」した)
「家にいる時間が長かったのでとにかく筋トレをやり続けた」(33歳/総務・人事・事務/マイナス1~3kgほど「コロナ痩せ」した)
ステイホームでゆっくりできる今だからこそ、ダイエットやエクササイズの始め時と頑張った、前向きな方も多くいました。その結果痩せることができ、努力が実った方もいました。
(2)食生活に変化があり体重減
「家にいるとあまり食べないので、在宅勤務になって会社にいる時より食べなくなったから」(36歳/総務・人事・事務/マイナス1~3kgほど「コロナ痩せ」した)
「自己流で健康な料理を作って食べて、プラス規則的な運動で痩せた」(25歳/デザイン関係/マイナス1~3kgほど「コロナ痩せ」した)
「免疫力のアップを図るため食べるものに気を使っていたら、栄養のバランスが整うという相乗効果を得られたため」(45歳/その他/マイナス1~3kgほど「コロナ痩せ」した)
「自炊して、バランスよく献立をつくることができていたから」(36歳/その他/マイナス1~3kgほど「コロナ痩せ」した)
「外食が減ったから」(47歳/営業・販売/マイナス1~3kgほど「コロナ痩せ」した)
こちらも「ステイホーム=食生活の変化」を前向きに捉え、食事に気を使った方が多いようです。また、これまでの食生活を改め、バランスの良い食事を心がけたという方も。食生活にちょっと気を使ってあげることで、いい効果が得られているということですね。
(3)この生活に不安…
「コロナの恐怖で食欲がなくなった」(47歳/主婦/マイナス1~3kgほど「コロナ痩せ」した)
「心配事があるとよく痩せてしまうので、おそらくコロナウイルス感染症に関して自分を含め家族の身体が心配で痩せてしまったのだと思う」(49歳/主婦/マイナス1~3kgほど「コロナ痩せ」した)
「ニュースを見て恐怖を感じた」(44歳/研究・開発/マイナス1~3kgほど「コロナ痩せ」した)
精神的な不安が食欲減退となって、結果痩せたという方も。これまで経験したことのないことが続いているので、気持ちを整理して前向きに栄養も摂りたいですね。
体重はキープ!増減なし
null今回のアンケートで一番多く、約半数の人が回答した「体重に変わりなし」の答え。しかし、体重に変化はなかったものの、生活そのものは大きく変わり、今回の結果となったのには様々な理由があるようです。
(1)コロナでもあまり生活に変化なし!
「生活に大きな変化がなかったから」(33歳/その他)
「普段と変わらない生活だから」(41歳/その他)
「コロナでも仕事体制が変わらない職種だから」(49歳/主婦)
「生活のリズムががそこまで変わってないので」(32歳/学生・フリーター)
コロナ禍でも生活が変わらなかったため、体重もあまり変化がないという方も。
(2)食事に気をつけた
「仕事量は減ったが食事に気をつけた」(41歳/公務員)
「食べる量を調整してるから」(30歳/主婦)
「外出が減ったので食べる量を加減した」(46歳/その他)
「動かないので食べる量が増えなかったから」(35歳/その他)
中にはコロナは関係ないというご意見も。
「いつもきちんと管理しているので体重の変化はなし」(39歳/主婦)
動かない分、食べる量を減らすコントロールができているということは、自己管理がうまくいっている証拠と言えます。素晴らしい自己管理能力です。
(3)運動をした結果
「ウォーキングや自転車で外出をするようにしていたので」(48歳/主婦)
「自転車に乗ることが増えた」(34歳/その他)
「なるべく家でできるエクササイズなどをした」(38歳/総務・人事・事務)
感染リスクを減らすために電車やバスを避けて、自転車を使う方が増えていますよね。また、時間が増えたことで、エクササイズを心がけたという方も効果が出ているようです。
(4)普段から節制の習慣
「毎日体重を量っているから」(47歳/総務・人事・事務)
「太ったときもあったが、体重計に乗るのを意識していたのですぐに体重を戻せた。太らないように気を付けていたので変わらなかった」(29歳/学生・フリーター)
「ある程度は元から節制しているから」(46歳/総務・人事・事務)
「気を付けている。定期的に運動をしている」(49歳/主婦)
日々の管理がここでも功を奏しているようです。毎日の体の変化をチェックし、大きくブレないように管理をすることで、心と体の健康のどちらもキープできそうです。
(5)いろいろ変化の日々だけど、結果オーライで体重の変化なし
「外食をしなくなったので体重が減ったが、そのぶん家でたくさん食べるのでプラスマイナスゼロ」(22歳/学生・フリーター)
「ストレスで食べまくったが、胃が弱いのでその分痩せたからイーブン」(33歳/その他)
「運動量が減ったけど、犬の散歩時に公園で腕立て伏せをしたり、夕食の炭水化物も減らしていたから晩酌していた割には体重が変わってなかった」(38歳/公務員)
「逆にステイホームするようになり、食生活を見直すきっかけになったからです」(31歳/学生・フリーター)
「家の中でマメに動いているので体重変化はない」(37歳/主婦)
「ストレスで神経がピリピリしていたから太ることはなかった」(47歳/主婦)
「いつもと変わらずに腹八分目を維持したから」(46歳/その他)
続いては、心がけたわけじゃないけれど、変わらなかったという方も。結果オーライではありますが、この大きな環境の変化の中では優秀と言えるのではないでしょうか?
いかがでしたか? 想像もしていなかった初めての経験が続き、何かと変化がある日々が続きますが、しっかりと自己管理をすることで、体重もコントロールできそうですね。筆者はコロナ太りをしたタイプですが、今回のアンケート結果を見て、みなさんの管理能力の高さをしっかりと受け止めて、もう少し管理をしてみたいと思います。みなさんもぜひ参考にしてくださいね。