働き方や気分にフィットする「私に合った」下着を選ぼう
null女性たちの下着事情において、永遠のテーマでもある「ワイヤー or ノンワイヤー」問題。
以前友人たちに、いつ「ノンワイヤー」や「カップ付きキャミ」を使用するようになったのか聞いたところ、「出産して、授乳後そのまま……」と答える人がとにかく多かったのです。
それを聞いた筆者は、「それでも絶対に私はワイヤーブラに戻ってくるぞ!」と、出産前はそれは固く固く誓っていたのですが、案の定(?)産後もう二度と戻れなくなってしまったノンワイヤー派のワタシがここに居ます。
そんな中、足を運んだトリンプの2025年春夏コレクション。華やかなレースのランジェリーは、今となっては遠い日の思い出……と羨望の眼差しで眺めていたところ、絶賛3歳の子育て中という『トリンプ・インターナショナル・ジャパン』のブランドPR・桶川由香利さんは、軽やかにこう言いました。
「仕事と子育ての両立はやっぱり大変ですよね。私は働き方やその時の気分に合わせて、自分にフィットする下着を選んでいます。
自宅でリモートの時はノンワイヤーで快適に。出社する時はナチュラルにバストメイクしてくれるソフトワイヤーを。本日のように発表会でたくさんの人にお会いする時は、気合いを入れるためにワイヤーブラを選んでいるんですよ」(以下「」内、桶川さん)。
同じく小さな子どもを育てながら働いている桶川さんの言葉を聞いて、目からウロコ……。
そうでした。世の中にはこんなにたくさんの便利でオシャレな下着があふれているのだから、どっち派なんて言っている場合じゃない。使い分けこそ、賢い選択!
さらに、どうやら最近では「ソフトワイヤー」という選択肢もあるようです。
快適すぎる!新感覚の「ソフトワイヤー」が登場
nullそしてまさに、こちらの「神わざブラ」が、ソフトワイヤーを使用したもの。トリンプでは、新開発の「コンフォートワイヤー(ソフトワイヤー)」を2024年春から採用して大好評だそう。「コンフォートワイヤー」とは、やわらかい素材でありながら、美しいシルエットをメイクしてくれる、まさに名前の通り“快適なワイヤー”です。
「こちらはやわらかいワイヤーを採用し、“ワイヤー=痛い”のイメージを一掃。肌に溶け込むノンワイヤーのような軽い付け心地が、新感覚だとご好評をいただいています。今後もソフトワイヤーを使用した商品を拡大していく予定です」
こちらの「神わざブラ」は、「ワイヤーは痛くなってきたけど、でもきちんとバストメイクしたい」「急にノンワイヤーに移行するのはちょっと抵抗がある」というニーズにまさに響いているそう。
30〜40代の子育て世代にもちょうどいい塩梅の“第3のブラ”。まさにこんなのが欲しかった!
軽くてシームレスなノンワイヤーも大ヒット中!
nullさらに、桶川さんがリモート中に愛用しているという「スロギー」は、ノンワイヤーでとにかく軽い! 着けていることを忘れてしまうような解放感が女性たちの支持を集め、シリーズ累計1200万枚(2024年4月末時点)の大ヒットを呼んでいるそう。
「軽い着け心地でノーストレス。肩もこらず、リモートで仕事をする日には、本当にぴったりです。
なかでも『sloggi ZERO Feel Bralette』は、加齢により外に流れやすくなったバストを、サイドから自然にボリュームアップする新グラデーションパッド付き。ノンワイヤーでありながら、ナチュラルなバストメイクを叶えてくれます。さらに、年々夏の暑さが厳しくなっているので、快適に過ごせるように吸水速乾素材を使用。猛暑でもサラリと過ごせます」
リピーター続出!品格のある大人のワイヤーブラ
null最後は桶川さんが気合いを入れる日に愛用しているというワイヤー入りの「FLORALE」シリーズを。それぞれに花の名前が付いていて、花のイメージをレースで繊細に表現しています。
「細やかなレース遣いがエレガントで、やっぱりレースの下着を着けていると気分が上がりますよね。背筋も凛と伸びるようです」
こちらの「Hydrangea(ハイドレンジア)」は、ひと雨ごとに色づく紫陽花を表現。上品なレースと絶妙なくすみカラーが大人の女性にぴったりです。
こちらはワイヤー入りで、センターを低めにすることでサイドからバストを寄せて、綺麗な谷間をメイクしてくれます。
母親が「バストを計る」体験を娘にプレゼントしてあげて
nullさらに桶川さんのお話で興味深かったのが、今の若い人たち(10代〜大学生くらい)にブラジャーのサイズを聞くと「S、M、L」で答える人が多いとのこと。普段、カップ付きキャミソールを使用することが多く、そもそも「A、B、C」といったカップサイズ自体を知らないという背景があるようです。
「ブラジャーには本来カップがありますが、洋服のようにS、M、Lといったサイズでしか選んだことがないという若い女性が増えている印象です。友達同士で下着に関して話すことも少なく、ネットで調べる人も多いようですね。
特にブラジャーに関しては、初めに教えてくれるのは自分の母親であることが多く、母親が持っている知識がそのまま娘に伝わります。このように下着が多様化している時代だからこそ、“自分の胸を計る”という体験を、母親が最初に教えてあげることを各家庭で大切にしてもらえたらいいなと思っています」
さらに「勝負下着」という言葉も、今は死語になりつつあるそう。下着は誰かに見せるためのものではなく、まさに女性が自分のために選ぶ時代なのですね。
桶川さんの話を聞いて、大人の女性こそ、下着って自分と見つめ合う時間をくれるものだと改めて感じました。仕事に、家事に、育児に忙しい毎日で、ラクチンなノンワイヤー一択になっていて、下着に選択肢があることすら忘れていたことに気付かされた発表会でした。
普段、人には見えない部分だからこそ、自分のために手をかけてあげたい。それだけで気分が上がって、毎日が楽しくなる。まずは新年に向けて、下着の見直しをしてみようと思います。
ライター&エディター。『女性セブン』(小学館)で約 20年、料理、家事、美容、旅、タレント取材など、実用記事を中心に幅広いジャンルで取材&執筆を行う。『kufura』では2017年のローンチより、料理やヨガなどを中心に動画記事を350本以上作成。好きなものは絵本、美術館、音楽フェス、自転車。週刊誌で鍛えられた体力&根性で 40代から子育て奮闘中。