クイズ! 「ノンバーバル」に含まれないものは?
null突然ですが、質問です。
Q.非言語コミュニケーションを指す“ノンバーバル”。 含まれないのは次のうちどれでしょうか?
a.派手な指輪
b.髪をかき上げる仕草
c.早口
ズバリ答えは……
A.「含まれないものはない」です。
「派手な指輪」も「髪をかき上げる仕草」も「早口」も全てノンバーバルに含まれるものなのです。
話も疑われる!? 人への印象「ノンバーバル」が93%
null人の印象は「最初の15秒で85%決まる」
「人は第一印象が肝心」とは、よく聞く話。それもそのはず、じつは“最初の15秒で相手の印象の85%が決まってしまう”と言われているのです。
極度の人見知りではないけれど、「初対面の人と会って話すと緊張してしまう」という方は少なくないと思います。
ですが、一度「この人、上目使いで怖そう」とか「何だかおどおどしていて信頼できなさそう」と思われてしまったら大ダメージ。その人との発展的な関係づくりが難しくなってしまう可能性が高いのです。
人との出会いはタイミングを問わず、あらゆるシーンで考えられること。とくに仕事関係では、毎年何人もの“初対面の人”と出会うことも。初対面の取引先の人と会議をする場合もありますよね。
「第一印象が大切」を肝に銘じておきましょう。
話の内容が影響するのは、なんと7%!
また、発する言葉や話の内容そのものよりも、見た目や表情・態度などの視覚情報、口調や話し方などの聴覚情報によるもののほうが、相手に与える印象を大きく左右すると言われます。
しかも、話の内容が相手に与える影響はたったの7%に過ぎません。残りの93%は“ノンバーバル”に影響されるというのです。俗に「メラビアンの法則」と言われるこの説では、印象が決まってしまってからそれを覆すのはなかなか難しいと言われています。
会議でも“ノンバーバル”が与える印象次第で、話のコンテンツが疑われた見方をされてしまうことも。しかし逆に考えると、見た目を整えておくことで、より話の中身に説得力を持たせることもできるかもしれないのです。
言葉とノンバーバルが一致しないと「不信感を招く」ことも
いくら話している内容がよくても、ノンバーバルがバーバル(言葉)と一致していなければ、かえって不信感を招いてしまいます。
例えば、“胸元が開いたピンクのニットに超ミニスカート”といった服装の女性から、「私は慎重で控えめな人間です」と言われたら、どう感じますか?
とくに初対面の場合は、「本当かな……?」とつい勘ぐってしまうのではないでしょうか。
見た目以外も!? 「ノンバーバルを構成するもの」
nullではそもそもノンバーバルとは、一般的に何を指すのでしょうか?
具体的に挙げてみると、以下のようなものです。
・顔
・表情
・髪型
・服装
・仕草
・態度
・口調
・話し方
いくつものさまざまな要素がありますよね。視覚と聴覚から受け取る情報ほとんど全てと言っても過言ではないでしょう。
また、相手に与える印象には、自分の情報だけでなく、場所の明るさや相手との距離感など、その場の環境も含まれてくるのです。
人とのコミュニケーションにおいて、言葉よりも大切といっても過言ではない“ノンバーバル”。次回以降では、実際に会議のときにいい印象を与えるノンバーバルについて詳しく説明していきましょう。
【取材協力・監修】
チームビルディング・コンサルタント
尾方僚
大手就職情報会社に9年間勤務した後、コンサルタントとして独立。大学や企業人事担当者向けの講演を数多く行い、企業の採用コンサルテーション・研修に従事する。現在、日本女子大学リカレント教育課程 講師、日本工業大学、デジタルハリウッド大学の非常勤講師としてキャリア系科目を担当。著書は『プレゼン以前の発表の技術』(すばる舎)、『100人の前でもキチッと話せる本』(インデックスコミュニュケーションズ)など多数。