禁句!?こんな言動はマウントと思われがち
null結婚や子どものこと

「子どもがいないことを“今の時代、子どもなんかいない方が好きにできていい”と言われるが、普段は子どもの話ばかりしていること」(52歳/主婦)
「“独身のあなたには分からないだろうけど”と既婚で子どものいる同僚にあれこれ愚痴のような自慢話を聞かされた」(54歳/金融関係)
「ママ友に“子どもの習い事の送迎って忙しくない? うちはスイミングで選手コースだから回数多いしで、ピアノは今度コンクールに出るから特別レッスンもあるし”と言われて、子どもがデキのよい自慢かと思った」(53歳/主婦)
「私は男の子が2人のママですが、女の子がいるママに男の子は大変よねと残念そうに言われ、悲しい気持ちになった」(40歳/主婦)
女性が社会で活躍できるようになってきたとはいえ、結婚や子どもの有無については同姓同士では話題にのぼりやすく、比較されてしまうことも。また、子どもの性別や習い事、成績などでマウントを取られたという声が多数ありました。結婚や子どもの話題については同僚、近所の方、ママ友と人間関係の幅が広いのも印象的。世間話の一端と思って話している人も多いのかもしれません。
見た目やバッグなどの持ち物のこと
「明らかに太って気にしているのにめちゃくちゃ痩せてると言われた事」(48歳/その他)
「身長小さいね!と言われて長身に憧れているから、マウントかな?と思った」(42歳/総務・人事・事務)
「同級生に“私は胸があるからぴったりした服が着れるのうらやましい”と言われた」(39歳/営業・販売)
「ブランドのバッグをもっていたら同僚に自分もコレクションしていてすでに1千万くらい使ったと自慢された」(63歳/総務・人事・事務)
「職場の先輩がファストファッションの広告を見てああいうのは恥ずかしいよねーと言った時」(33歳/弁護士)
身長や体形などは、本人が気にしている場合は褒めたつもりでもかえってマウントと受け取られることがあります。ブランドもののバッグや服については同僚から言われたという声が多数。本人が好きなものを身につけて満足できればそれが一番と思いますが、身につけるもので周囲から自身を“高く美しく見せたい”と思う心理も自然なこと。ただ、周りにアピールする必要があるかは別問題といえますね。
家柄や学歴

「友人に親の経歴・職業等、輝かしい情報を聞かされるが私は自分の身内のことを一切言えない」(70歳/その他)
「同僚の女性から某有名大学の出身者であることを自慢された」(65歳/総務・人事・事務)
「義実家はお酒を飲むと先祖は武士だったと自慢そうに言う」(72歳/主婦)
「こっちは由緒ある家系だが人に語る様な事はして来た事がなかった為か、自分の家系は公務員とか教師とか硬い職業ばかりだとまるでマウントとる様な事を言って来た」(69歳/主婦)
学歴マウントは友人や同僚から、家柄マウントは義実家やパートナーから言われたという人が多いのが印象的。最近は減ったと思いますが「結婚=家と家との結びつき」と思う人にとっては、家の格を気にするということも。生まれる家は選べないので、家柄マウントを受けた人はツライところです。
夫の勤務先や収入

「夫の勤め先を聞かれて、上場企業だったのが気に入らなかったのか、役職が上がらないから小さな企業のほうがよいと言われた」(46歳/その他)
「主人は出張が多くて海外もありその度したくが大変と言われ、家は個人事業主でそんな事がないので海外?自慢?と、ちょっとイラっとした」(59歳/総務・人事・事務)
「旦那さんの職業を自慢気に話された」(52歳/主婦)
「友達に旦那さんの収入についてマウントされた」(40歳/総務・人事・事務)
夫の職業や勤務先、収入についてマウントされたという声はママ友含め友人から、というのがもっとも多く上がりました。年齢の近い友人や子どもが同級生の場合は、環境が類似している(もしくはしていた)と感じられるゆえでしょうか……比較するものではないと思いますが、恋人や夫をステータスとして捉えるというのはよく聞かれる話でもありますね。
その他こんなマウントも
null「主婦で遊んでくれる人は重宝すると言われた。色々イラついた」(46歳/主婦)
「男友達が多いことを自慢げに話されたこと」(30歳/その他)
「好きな推しを友人に話したところ、それまで興味のなかった友人がその推しのライブ遠征するようになり、ライブに行けない私のマウントを取るようになった」(53歳/総務・人事・事務)
「ママ友が住むマンションの自慢。そのマンションでは銀行員が一番貧乏らしい」(59歳/主婦)
もはやマウントというより単なる失礼なのでは……と思われるようなものもありますが、推しや住まいなど多岐にわたってマウントと取られる言動があることがわかります。とはいえ今回伺ったマウント言動をみると金銭的余裕によって得られるもので優位性を誇示しようとする、もしくは受け手の経済的なコンプレックスによって「マウント」と受け取ってしまうパターンが多いのがわかります。
では、「マウントを取られた」と思ったとき、みなさんどのように対応しているのでしょうか。
マウントを取られたら…「スルー」?「嫌味?」
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これが正解!?「スルー」
「そういう人だと割り切り、笑ってすます」(52歳/主婦)
「何も言わずに軽く笑って無視」(61歳/主婦)
「笑って流した。気づかない天然装うと相手はさらにイラつくからおもしろい」(45歳/主婦)
「無視を決め込んだ」(35歳/会社経営・役員)
「腹立つのでその場では聞き流した」(35歳/その他)
大半がスルーして対応! 笑うか無表情かの違いはあれど、おそらくそこにあるのは「無」。みなさん、大人です。
最終手段!?「関係を断つ」
「少しずつ距離を置いて、インスタをブロックしました。ブロックすると、電話がかかってきましたが、無視しました」(54歳/その他)
「仕事内容の変更で接点なくなったのでプライベートでは一切連絡しなくなった」(58歳/コンピューター関連技術職)
「電話はすべて無視して対策しました」(45歳/その他)
「こんな考え方をする人間とはもうさよならと思って縁を切った」(69歳/主婦)
身近な人間関係であるほどマウントされると不快に思うもの。精神衛生上よくないと思うような関係なら、すっぱり断ち切るという人が一定数いました。また、完全に断ち切れない関係の場合は「電話がかかったふりをして、離れた」(48歳/営業・販売)のようにその場を離れることで対策するのもいいかもしれません。
時には嫌味としても有効?「おだてる」
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「とりあえず褒めちぎった」(34歳/主婦)
「うらやまし~と嫌味のつもりでいった」(63歳/総務・人事・事務)
「本人がやりたいようにやればいいと思うので“素敵ですね”といつも言っていました」(39歳/主婦)
「相手の気が済むようにおだてた」(61歳/主婦)
マウントを取りたい言動は人間関係で上に立ちたいという気持ちが含まれているため、褒めたりおだてたりして満足してもらう人も。今後も長くつきあう必要がある人の場合、関係性を良好に保つ必要があると思うと相手の思うような返答をするのも一つの手といえます。
その他、こんな対応も
「最初は凄いですねと返していたが、最近はやんわりと反論している。ここ最近は話してこなくなった」(60歳/主婦)
「遠回しに自慢していると指摘した。それでも言ってきたときは聞こえるように“出た!”と言った」(60歳/総務・人事・事務)
「悪く取らないようにする」(55歳/その他)
反論したり指摘したりする勇気のある人も。親しい関係であれば、マウントの自覚がない人に気づかせるのも優しさです。また、悪意に受け取らないように心がけている人も。あからさまな悪意を向けられるのでなければ、鈍感力を発揮するのが最良の対応かもしれません。
一概に「マウント」といっても、優位に立ちたいという思いからくるもの、コンプレックスを突かれてマウントと認識してしまうものなど、相互のコミュニケーションの難しさが窺えた今回のアンケート結果。
もし「マウントされた!」と思ったら今回の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。













