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話が長い人との会話「感じのいい切り上げ方」は?友達ほど親しくない間柄での大人な対応とは

お話好きな人との会話はなかなか終わりが見えないもの。自分に予定があったり、あまり興味のない内容だったりした時は、会話を切り上げたいところですよね。友達ならば「ごめん!また今度!」とフランクに伝えられますが、仕事で付き合いのある人やそこまで仲良しではないママ友など、やや距離感がある人が相手だと気を使います。

そこで『kufura』では、20〜50代の男女362人に、「さほど親しくない間柄で、話が長い人との会話を感じよく切り上げる方法」を聞いてみました。みなさんの“大人な対応”を見ていきましょう。

相手を気遣う風で時間を気にさせる作戦

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「“お時間大丈夫ですか”と一言声をかけるようにしている」(35歳男性/その他)

「じっと目を見つめて真剣に聞いている感じを出した後、話の区切りがいいところであっと気付いた感じで“お時間大丈夫ですか?”と聞く」(34歳女性/総務・人事・事務)

「時間大丈夫?用事の途中じゃないかな?といいだして相手の注意を促す。もしくはこちらの用事で時間がない旨を切り出す」(52歳男性/学生・フリーター)

「忙しい時に足を止めさせてごめんね。と自分が足を止めさせてた感じに言って、その場を離れる」(59歳女性/主婦)

「話題がひと段落ついたタイミングで“長々とお時間とらせてしまってすみません”という」(41歳男性/営業・販売)

相手のことを気にかける風を装って一声かける作戦です。自然と時間を意識させることができますね。自分の都合で話を終わらせるわけではない上、お時間をとらせてしまいすみません……などとへりくだってお詫びを添えるなんて、大人な対応といえるのではないでしょうか。

小物などを使って途中で切り上げる方法

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身近なアイテムを使って、話を切り上げる方もたくさんいました。

⚫︎“エアスマホ”で口実づくり

「本当はメールは来てないけど“あっ、メールが入った。失礼”と言ってスマホをチェックする。いわば“エアスマホ芝居”をして、その場を離れる」(59歳女性/その他)

「電話がかかってきたふりをして電話をとり、帰らないといけない口実を作ります」(34歳女性/主婦)

「頃合いを見てスマホを取り出し、すみません呼ばれましたと言って去る」(40歳女/総務・人事・事務)

「そーっと、スマホをいじって、着信音などを鳴らすようにしています」(48歳男性/コンピュータ関連技術職)

本当は連絡なんてきていなくとも、“フリ”でいったん会話を区切ることが可能な電話やスマートフォン。急用が入って……と言いやすいですね。

⚫︎時計で時間を意識

「時計をチラチラみつつ、(自分の都合ではなく)こどもの用事があるとアピールする」(39歳女性/その他)

「時計を見ながら“ちょっと次の予定が……”といって名残惜しそうに話を切るのがいいと思う」(47歳男性/その他)

「時計を(腕時計派)見て、“あっ、こんな時間!長話してごめんなさい”で、切り上げます」(53歳女性/その他)

時計を見る仕草は、時間を気にしていることをそれとなくアピールできます。もうこんな時間!? と気づくアクションを入れると、より切り上げる口上を伝えやすいようです。

ストレートに切り上げるにも2通りあり!

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アイテムなどは使わず、ストレートに切り上げるという方もたくさんいました。ただ、その方法は次の2パターンに分けられました。

⚫︎どストレートに伝える派

「隙を見計らって“じゃ、そろそろにしましょうか”と相手に決定権を委ねるようにする」(55歳女性/その他)

「すみません、今日はあまり時間がなくて、続きが気になるのですが行かなくてはならなくて、ぜひ続きは今度ゆっくり聞かせていただきたいです」(57歳女性/その他)

「“またゆっくり聞かせてください”と言って、あなたの話に興味はあるが今は忙しいことを悟ってもらう」(54歳男性/その他)

「“面白い話なので、今度じっくり教えてください”と言って、褒めおだてて切り上げる」(53歳男性/公務員)

「おもしろかった」と感想を付け加えたり、「また次の機会に」などと一言添えることで、「そろそろ失礼します」がだいぶまろやかに。さりげない一言ですが、ストレートに切り上げつつも、あなたとの会話を無下にはしていませんよ、と印象付けられそうです。

⚫︎一芝居うってから伝える派

「ストレートに“あ!”っとちょっとでかめの声だし、静止させてから“すみませんこれから……”と伝える」(52歳女性/その他)

「“あ、時間のことをすっかり忘れてた!”みたいな感じで、あくまでそれまで話に集中していて時間を全く意識していなかった風を装いつつ、急いで帰らないとという切迫感を示す」(36歳男性/学生・フリーター)

「急に“あ!”と思い出したふりをして、“ごめんなさい”と話を切ってしまう。思い出したフリが、相手に感じを悪くさせないポイント」(52歳女性/総務・人事・事務)

「申し訳ないのですが薬を飲む時間なので……」(57歳女性/総務・人事・事務)

「“ちょっとトイレにいきたいので、このへんで失礼します”と申し訳無さそうにいう」(38歳女性/主婦)

ストレートに切り上げるにしても、一芝居うってからという人も多くいました。とくに、用事を思い出したかのように振る舞う方法では、それまでしっかり話を聞いているのがコツとのことです。

話を広げず相手に察してもらう

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「あえて深く掘り下げずにうなずくだけにすること」(46歳男性/その他)

「はぁはぁ、とアイヅチ打って会話を広げず終わらせる」(53歳男性/その他)

「こっちから話を振らずに愛想笑いして少しずつ物理的に距離をとる」(24歳女性/学生・フリーター)

相手の話に応じて質問などをすると、永遠に話が途切れない可能性が。あまり深掘りせずに、会話をトーンダウンさせて、自然と切り上げさせるのも手かもしれません。

他にもこんな方法が!

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「なるほど~といい、話のテンポを上げて、話を満足させることで、早く終わらせてます」(47歳男性/会社経営・役員)

「自分の意見を挟まずに、違う単語を使い要約すると、私が理解したと思って話が終わる方向に向かう」(52歳女性/その他)

「相手の話を一方的に聞くだけでなく、自分から積極的に話をし、タイミングをはかって話を打ち切る」(58歳男性/会社経営・役員)

「腰を痛がる。死にそうに」(52歳男性/デザイン関係)

「マスクをすると何故か話がおわる」(52歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)

トーンダウンさせるのとは反対にテンポをあげて話し切らせて満足させる、話を要約して理解した旨をそれとなくわかってもらう、会話を自分のターンにもっていき切り上げるといった方法も聞かれました。なかなかストレートに伝えられない筆者にとって、「腰を痛がるそぶりをする」というコメントは参考になりました(笑)。

 

以上、話が長い人との会話を感じよく切り上げる方法をお届けしました。

「私は話を切り上げるのが得意ではないので、話に付き合ってしまいます」(45歳男性/その他)と、性格上、話に付き合ってしまうという人も一定数いました。筆者もどちらかというとこのタイプ。けれど、のっぴきならない状況の時は、みなさんの方法を参考にしたいと思います。

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