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職場の人間関係の悩み…あえて「気にしないようにしている人」が実践する上手に乗り切るためのコツとは

職場には、老若男女いろいろな人がいて、考え方もそれぞれ。そのため、意見が合わない人や苦手な人がいることも多く、「職場の人間関係で悩んでいる」という人も少なくありません。ですが、悩んでいると自分がつらくなるので、なるべく気にしないようにするのがいちばん。そこで『kufura』では、職場の人間関係に関する悩みに対して、あえて気にしないように努めている20〜50代の男女230人にアンケートを行い、上手に乗り切るためのコツを聞いてみました。

職場だけの付き合いと割り切って接する

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「職場の人間関係は、仕事だけの付き合いなので、仕事に関すること以外の文句などは、一切気にしないようにしています」(24歳/女性/専門職<医師・看護師・弁護士など>)

「職場の人は、そこでしか会わないので、人間関係は一時的なもの。あくまでも、仕事の一環と割り切って付き合うようにしています」(49歳/女性/パート・アルバイト)

「職場は友だちを作る場ではないというスタンスで常に仕事をし、職場を出たらそこでの人間関係を一切忘れるようにしています」(37歳/女性/その他)

「職場の人間関係は、仕事のみの関係と割り切る。そうすることで、必要なときに必要な会話だけで話がすむようになります」(25歳/女性/専門職<医師・看護師・弁護士など>)

「職場の人は就業時間内だけの付き合いなので、ドライな関係で十分と考えて接するようにしています」(46歳/男性/営業・販売)

職場の人間関係は、あくまでも仕事上だけの関係と割り切るようにするだけでも、だいぶ気持ちがラクになる様子。友だちとは違う、仕事だけの関係と割り切ってしまえば、必要以上に会話をすることもないし、相手にもそれほど興味がなくなるので、あまり人間関係を気にすることなく仕事に集中できるようです。

一定の距離を保ってあまり関わらないようにする

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「気の合わない同僚には、あまり近づかないようにしています。仕事上必要なときだけ、最低限の会話をするようにすれば、ストレスも少なくてすみます」(58歳/男性/その他)

「職場で合わない人とは、なるべく関わらないようにする。揉めたくないので、ある程度の距離を保って過ごしています」(41歳/女性/研究・開発・技術者)

「頭の中に“君子危うきに近寄らず”“触らぬ神に祟りなし”という言葉を思い浮かべて、ムダに好奇心を見せたりせず、一定の距離を保つようにしています」(53歳/男性/その他)

「職場では、合わない人にも一応ちゃんと対応しますが、極力関わらないようにするなど、なるべく距離を置くようにしています」(25歳/女性/デザイン関係)

「職場にすごく気分屋な人がいますが、いちいち合わせていると疲れるので、程よく距離を置くようにしています。話しかけられれば話しますが、それ以外は放置です」(45歳/女性/契約社員・派遣社員)

自分が合わないと感じる人には、あまり近づきすぎることなく、ある程度の距離を保って接するようにすることも大切です。相手と距離を取って、なるべく近づかないようにすれば、仕事上の最低限の関わりだけですむようになるので、イライラしたり悩んだりすることも減るようです。

嫌なことを言われたときなどは上手に受け流す

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「職場で嫌なことを言われたときは、すべて聞き流すようにしています。とにかく気にしないことがいちばんです」(41歳/女性/その他)

「相手の言うことを聞き流して、受け止めないようにする。嫌な人がいても、こちらが相手にしなければ問題ありません」(43歳/男性/その他)

「相手の言葉をきちんと受け止めずに、上手に受け流すことで、自分の心の平穏を保つことができます」(28歳/女性/公務員・団体職員)

「家は唯一ゆっくりリラックスできる空間なので、職場で嫌なことを言われても聞き流し、家には持ち帰らないようにしています」(34歳/女性/総務・人事)

「自分と考えが異なる人と言い争っても時間のムダなので、嫌なことを言われてもスルーするようにしています」(25歳/女性/専門職<医師・看護師・弁護士など>)

職場で考えが合わない人から、いろいろと嫌なことを言われたりすることもありますが、いちいち気にしていても、自分が心にダメージを受けるだけ。特に仕事とは関係ないような事柄に関しては、上手に受け流すことで、ムダにストレスを感じることもなくなります。スルースキルをしっかり磨いて、なるべく相手にしないよう心がけましょう。

いろいろな人がいて当然と考えて気にしない

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「人は人、自分は自分と割り切って、気にしすぎないようにしています」(46歳/男性/契約社員・派遣社員)

「自分自身に“世の中にはいろんな人がいて当たり前”と言い聞かせて、職場の人間関係についてはあまり考え込まないようにしています」(45歳/男性/営業・販売)

「世の中、いろんな考えの人がいて当たり前。合わない人がいても、“そういう考えの人もいるんだ”と割り切るようにしています」(52歳/女性/総務・人事・事務)

「職場は利益を追い求めることを目的に集まった集団なので、価値観や物の言い方が自分とは合わない人がいても当然だと考えるようにしています」(44歳/男性/その他)

職場にはいろいろな考え方の人がいるので、どうやっても自分と合わない人がいるのも当たり前。相手を理解しようと思って頑張っても、理解できないこともあるので、あくまでも「自分は自分、人は人」と割り切って、なるべく気にしないようにするのも、職場の人間関係で悩まないためのコツといえるようです。

お金を稼ぐためと自分にいい聞かせる

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「職場はお金を稼ぐためだけの場所と割り切って、いつも仕事をしています。人間関係の悩みを乗り切るには、これがいちばんだと思います」(43歳/女性/パート・アルバイト)

「職場の人間関係で困ることがあっても、割りのいい仕事ではあるので、“すべてはお金のため”と考えて、なるべく気にしないようにしています」(49歳/女性/その他)

「人間関係のトラブルも、すべて給料に含まれていると考えるようにすると、それほど気にならなくなります」(41歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「自分が悩んだところで状況は変わらないので、あまり気にしないようにし、お金のためと思って自分の仕事をやるだけです」(43歳/女性/事務職)

「仕事はお金を稼ぐための場所」と考えて、職場の人間関係をやり過ごすようにするのもおすすめです。お金を稼ぐことだけが目的なら、職場の人と必要以上に関わる必要もないし、相手のこともそれほど気にならなくなる様子。また、お給料に満足している場合は、人間関係のトラブルもそこに含まれていると考えるようにすると、意外とガマンできるようです。

ほかにはこんな方法もおすすめ!

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「職場の人間関係がつらくても、すべては自分の成長につながると前向きに捉えるようにしています」(46歳/男性/公務員)

「自分と合わない人がいても、常にその人に話しかけるようにして、いいところを見つけるように努めています」(48歳/女性/その他)

「どんな人に対しても、挨拶だけは必ずする。そして、相手から挨拶が返ってこなくても気にしないようにしています」(35歳/女性/総務・人事)

ほかにも、職場の人間関係を乗り切るコツはいろいろ。今まではどちらかというと、一定の距離を保つ、受け流すなど、なるべく相手と関わらないようにする方法が目立ちましたが、「自分の成長につながると考える」「相手のいいところを見つけるようにする」など、前向きな方法で乗り切るようにしているという人もいました。

いかがでしたか? 職場の人間関係に悩んでいる人は、ご紹介したコツを参考にしながら、なるべく気にせず、自分が少しでも気持ち良く仕事ができる環境を作っていきましょう。

土田奈々子
土田奈々子

フリーライター。2011年よりイギリス在住。渡英前は出版社に勤務し、金融機関向け専門誌やマタニティ&ベビー誌の編集に携わる。現在は、ウェブを中心に女性向けの記事を数多く執筆。得意ジャンルは、妊娠・出産・育児や女性の健康、海外生活事情など。プライベートは、田舎の小さな村で日英バイリンガル育児に奮闘する二児の母。自分自身の働く主婦としての目線、子育て中の母としての目線を大切にしながら記事を書いていきます

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