「パートナーに愚痴を聞いてもらう」人は半数以上!
nullまず「パートナーに仕事の愚痴を聞いてもらうことはありますか?」と聞いてみました。
ある・・・30.6%
たまにある・・・37.0%
ない・・・32.4%
結果は、「ある」「たまにある」を合わせると67.6%と過半数超え。少数派とはいえ、「ない」と答えた人は32.4%にのぼり、“パートナーに仕事の愚痴をこぼさない人”も一定数いることが分かりました。
パートナーの仕事の愚痴を聞くときの気持ちや姿勢は?
null夫婦間のことではなく、相手の仕事内容に関することとなると、正直、全容はわからないものです。そんな仕事内容の愚痴をこぼされたとき、どのような思いや姿勢で聞いているのでしょうか?
感謝・うれしい気持ち
「大変な中、“私たち家族のために働いてくれてありがとう”と思ってます」(39歳/女性/パート・アルバイト)
「自分に話してくれるのは嬉しいので耳を傾ける」(45歳/女性/その他)
「家では見られない姿を話を通して感じることができるので、話してもらえてうれしいと思って聞いている」(30歳/女性/営業・販売)
「主人はあまり仕事の話をする人ではないので、時々ですが愚痴を話してくれるとうれしくなります」(38歳/女性/パート・アルバイト)
「仕事の話をしてくれてうれしい」「家族のために頑張ってくれている」といった、ポジティブな気持ちを抱く人がいました。たとえ“愚痴”というネガティブなことであったとしても、パートナーが本音を話してくれると、うれしいと感じるのもうなずけます。
聞き役に徹する!
「相槌や共感に留めてアドバイスなど余計な事をしない」(32歳/女性/自営業)
「しっかり受け止め同意してあげます」(32歳/男性/営業・販売)
「少しでもストレス発散になるよう、同意するよう心掛けてる」(40歳/男性/その他)
「聞くだけでも気持ちが和らぐと思うので同意しながら聞く」(28歳/女性/パート・アルバイト)
「とにかく聞く姿勢でいると、相手もすっきりすると思う」(41歳/男性/総務・人事)
「内容は分からなくてもむかついた時の気持ちはわかるし、たまにしか愚痴らないのできちんと聞いています」(24歳/女性/パート・アルバイト)
「私も聞いてもらうことあるから真剣に聞く」(43歳/女性/専門職[医師・看護師・弁護士など])
「真剣に聞く」「聞く姿勢でいる」という意見が多くありました。不満などを口にするだけでもスッキリすることもありますが、共感してもらえると、より心が晴れてくるものですよね。
意見を言うことも
「共感するところはするし、意見が違うところは自分なりの考え方を伝えて、理解し合う」(51歳/男性/営業・販売)
「親身になって聞いています。ただ、間違っていることは助言します」(48歳/男性/その他)
「パートナーのストレスがたまらないように積極的に聞いてあげたいけれども、彼が間違っていると思う場合はやんわりと忠告したいとも思っています」(52歳/女性/その他)
愚痴を聞きつつ、場合によっては自分なりの意見を言うという方もちらほら。相手がイラっとしないように、やんわりと言うことを心がけている人もいるようです。
実は面倒…!聞き流してます
「正直、仕事で疲れているところ愚痴を聞くのはつらいけど、相手の機嫌が悪くなる方が面倒なので聞いています」(45歳/女性/契約社員)
「吐き出したいだけだと思っているので、適当に流してます」(40歳/女性/事務職)
「テキトーに相づちをうち、聞いている風を装い本当は聞いていない」(49歳/女性/総務・人事)
「誰にでもあるので、聞き流している」(53歳/男性/管理職)
聞いているふりをして、「実は聞き流している」という回答も。吐き出したいだけだろうから、こちらも疲れているから……など、理由はさまざま。いつも愚痴ばかりこぼしていると、パートナーは聞き流すことが多くなってしまうのかも!?
パートナーに愚痴をこぼさない理由は?
null逆に「パートナーに仕事の愚痴はこぼさない」と答えた人にも、その理由をうかがいました。
言ってもしょうがない!
「言ってもしょうがないから」(46歳/男性/研究・開発)
「言っても伝わらない」(52歳/男性/研究・開発)
「愚痴を言うと、辞めればいいと言われる」(57歳/女性/主婦)
「言ってもなんの解決にもならないから。楽しい時間ではなくなるし、旦那も愚痴を聞きたくないから言わない」(48歳/女性/公務員・団体職員)
多かったのは「言っても何にもならない」「生産性がない」といった答え。相手の反応でかえって自身のストレスが溜まることもあるようです。話したところで求めている解決策は得られない、そもそも仕事のことを理解してもらうのは難しい、なんて思いが背景にあるのではないでしょうか。相手の愚痴を聞きたくないから自分も言わない、というポリシーをもつ人もいました。
オン・オフを分けているから
「家にまで持ち込みたくないため」(35歳/女性/営業・販売)
「私生活と切り分けたいから」(49歳/男性/公務員・団体職員)
「プライベートで嫌なことは振り返りたくない」(40歳/男性/管理職)
「いちいち仕事の不満を家庭で持ち出して、仕事のストレスをもう一度味わいたくないから」(53歳/男性/総務・人事)
また、プライベートに仕事は持ち込まないという考えの方も少なくありませんでした。ルールとして、仕事の話はあまりしないという家庭もあるようです。ほかにも、「お互い同業他社で身につまされることが多いので、あえて外す」(57歳/男性/その他)なんてケースも聞かれました。
仕事の愚痴について、お互いにオープンにしている夫婦もあれば、仕事の話を家庭内に持ち込まないという夫婦もあるようです。でも、お互いに励まし合ったり、支え合ったりできるのも夫婦。それぞれが心地いい形で、仕事も毎日の生活も送れるといいですね。
文/佐藤まきこ