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「中学生の習いごと」何が人気?部活や勉強と両立できる?父母175人に聞いた

勉強、部活、友達づきあいなど、多忙をきわめる中学校生活。

幼児期や学童期と同様のペースで習いごとを継続するのが難しい、という声が聞かれます。

今回は、中高生の子どもがいる男女175人に、部活・学習塾以外の「中学生の習いごと」事情についてアンケートを実施しました。継続している習いごとや、学業との両立のスタンスについて質問しました。

習いごとをしている中学生の割合は?

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まず、中高生の子どもがいる父母に中学生の子どもが続けている(または続けていた)習いごとの数について質問したところ、以下のような割合になりました。

【中学生の習いごとの数】

していない・・・46.3%

1つ・・・44.6%

2つ・・・9.1%

3つ以上・・・0%

半数弱が「習いごとをしてない」と回答。44.6%が「1つ」と回答し、最も多い人でも「2つ」でした。

以前、小学生の親を対象に習いごと事情に関するアンケートを実施したところ、8割の子が習いごとを経験しており、56.1%の親が「同時に2つ以上の習いごとをさせたことがある」と回答していました。

中学生以後は「生活パターンに合わせて、習いごとを厳選する」という傾向が見られます。

中学生に人気の習いごとの上位5つは以下の通りでした。

5位:ダンス・バレエ(5人)

「生け花と社交ダンス。私が生け花をやっていて、旦那が社交ダンスをやっていたので、一緒に習わせました」(50歳・総務・人事・事務/女性)

「バレエ。本人の希望でやっている」(52歳・研究・開発・男性)

4位:スイミング(9人)

「小学生のときから続けていて楽しそうだったから」(53歳・技術職・男性)

「水泳。小学1年から続けており、水泳部に入ったので継続」(48歳・営業・販売・男性)

3位:習字(14人)

「習字。小学生からずっと続けていて、かなり上達しているので、やめるのがもったいないから」(52歳・総務・人事・事務・男性)

「習字。6歳からやっている」(42歳・その他・男性)

2位:英会話(22人)

「英会話。自分が英語が苦手で苦労したのと、これからは国際社会になると思ったので」(55歳・総務・人事・事務・女性)

「英会話。これから必要だし本人も好きなので」(41歳・主婦・女性)

1位:ピアノ(23人)

「ピアノとバイオリン。ピアノはずっと続けており、ピアノが弾けることがプライドになっている。バイオリンは部活で弦楽部に入り、部活だけでは上手にならないから」(50歳・主婦・女性)

「ピアノ。3歳からずっと楽しく続けている」(49歳・主婦・女性

小学生の頃から続けてきて子どもが継続の意志を示した習いごとが目立ちました。

他にもスポーツ(格闘技系スポーツ、硬式テニス、氷上スポーツ)、楽器(ドラム、ギター、バイオリン)など、学校の部活で取り組むのが難しい習いごとを選んでいるケースが見受けられました。英会話については、受験や将来を見据えている父母の声も聞かれます。

習いごとと「学校生活」の折り合い、どうつけている?

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続いて、学校生活と習いごとを両立するための決めごとについて聞いてみました。

(1) テスト勉強・部活を優先

「テスト前は勉強を優先してもらいました」(42歳・その他・男性/習いごと:習字)

「テスト期間と重なる時は、1週間ぐらいお休みにした。部活や日々の小テストや宿題などがあり忙しくても、バイオリンは弾かずにいるとそのあと取り戻すのが大変なので必ず毎日15分以上は弾くようにした」(50歳・その他・男性/習いごと:バイオリン)

「部活を優先にしていた。部活が休みの日に習いごとにいっていた」(40歳・主婦・女性/習いごと:習字)

(2) 趣味として息抜きに

「踊ることで、勉強でたまったストレスを発散させていたと思う」(44歳・その他・女性/習いごと:ダンス)

「習いごとは行けるときでいいという感じ」(55歳・総務・人事・事務・女性/習いごと:英会話)

(3) 基本、子どもに任せている

「本人に任せた」(45歳・医師・男性/習いごと:バレエ)

「やめたいときはちゃんと言うように言っていた。押しつけでは無く自分のペースで楽しめるようにした」(58歳・営業・販売・男性/習いごと:パソコン・英会話)

先述したように、今回のアンケートで多く聞かれたのが、中学入学前からの習いごとを子どもの意志で継続した、という声です。

それに対する親側のリアクションとしては「続けてもいいから、学業はおろそかにしないでね」というパターンと「自分で時間の管理をしてね」という2つのパターンが見受けられました。

 

以上、今回は中学生の習いごと事情についてお届けしました。

中学校の習いごとは、子どもが“やりたい”ことに絞られていく傾向がみられました。真剣に取り組んでいる子、のびのびと楽しんでいる子がいて、その注力度はさまざまでしたが、学校、部活に続く“第三の居場所”となっているケースもあるようです。

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