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お米の新しい食べ方「米粉」に注目!ドーナツから天ぷらまで各メーカーが創意工夫した「米粉を使ったメニューフェア」展開中

日本の食と言えば「お米」……だったはずなのですが、日本人のお米の消費量は年々減少し続けているんだとか。食生活が多様化し選択肢が増えたことで、お米離れが進んでしまった日本。

そんな中、新しいお米の食べ方として期待されているのが「米粉」です。筆者は17年ほど前にアメリカで米粉のピザを食べ、それ以来の米粉ファンです。小麦粉では出しにくいモチっと感や、ほのかなお米の甘味が感じられるのが米粉フードの魅力。

そんな「米粉を使ったメニューフェア」が、2023年11月1日(水)から2024年2月29日(木)の期間限定で、大手外食チェーンや日本全国の飲食店で開催されます。
「米粉を使ったメニューフェア」は、農林水産省が行う「米・米粉消費拡大推進プロジェクト」の一環。食糧の安定供給に向け、国内で自給可能な作物である「お米・米粉」の消費拡大を目指して行われます。

今回は大手外食チェーン7店舗における、フェアで提供される米粉メニューをご紹介していきます。

日本オリジナルの米粉ドーナツ「クリスピー・クリーム・ドーナツ」

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クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパンから期間限定発売される米粉入りドーナツ5種

まず最初にご紹介するのは「クリスピー・クリーム・ドーナツ」。クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパンは今回初めて、米粉入りドーナツを開発したとのこと。全国販売する「Komeco きなこ」を始め、地域限定商品の全5種が登場します。

米粉の持つほのかな甘味を大切にして開発された今回の米粉入りドーナツ。米粉を使ったことで今までにない“モチふわトロッ”とした食感と豊かな風味がポイントだと言います。

 

全国発売する「Komecoきなこ」販売価格291円/イートイン297円(ともに税込)

全国発売する「Komecoきなこ」を、ひと足お先にいただきました。
食感はモッチモチです。黒蜜ソースときなこがほっとする味わいで、ドーナツなのに和風です。噛めば噛むほど“お餅感”が増してきます。

関東限定「Komecoみたらしバニラ」販売価格334円/イートイン341円(ともに税込)

関東限定の「Komecoみたらしバニラ」も実食。甘じょっぱい“みたらし”ソースに濃厚なバニラクリームが合います。

どちらの味付けも美味しいのですが、1番の魅力はモチモチの生地。言うなれば、お団子をフワッと軽くさせたような感じ……ドーナツとお団子の間のような食感とも言えます。気になる方はぜひお試しを!

上記の2商品に加えて、北海道限定「Komeco 北海道チーズ」、東海限定「Komeco 栗」、関西限定「Komeco生ハツ橋」の3つの地域限定商品も販売されます。

【クリスピー・クリーム・ドーナツ】
販売メニュー:米粉入りドーナツ5種
(Komeco きなこ、Komeco 北海道チーズ、Komeco みたらしバニラ、Komeco 栗、Komeco 生八ツ橋)
販売期間:2023年11月1日(水)~11月21日(火)
公式HP :https://krispykreme.jp/

モチモチ食感がクセになる米粉のベーグル「BAGEL & BAGEL」

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米粉を使用したオリジナルベーグル。左から「やわらかプレーン-米粉70%配合-」(税込225円)「香る抹茶とあずき-米粉70%配合-」258円、「濃厚黒ごま-米粉70%配合-」258円(すべて税込)

日本最大の店舗数を誇るベーグル専門店「BAGEL & BAGEL」からも、米粉を練り込んだモチモチのベーグルが新登場!

「やわらかプレーン-米粉70%配合-」「香る抹茶とあずき-米粉70%配合-」「濃厚黒ごま-米粉70%配合-」の和ベーグル3種類。それぞれ米粉を70%配合しています。

「米粉を味わうベーグルサンドイッチとスープのセット」もカフェ店舗でのみ販売。米粉のベーグル(やわらかプレーン-米粉70%配合-)に、きんぴらごぼうと照り焼きチキンを挟んだサンドイッチに、塩糀を使用した優しい味わいのスープのセットです。

トーストした「やわらかプレーン-米粉70%配合-」と「濃厚黒ごま-米粉70%配合-」。表面がこんがり焼けました。

さっそくいただきました! いつもの「BAGEL & BAGEL」のベーグルよりもさらにしっとりモチモチ! 噛むほどにお米の甘みがほんのり感じられます。

「やわらかプレーン-米粉70%配合-」はシンプルなゆえにお米の甘みが堪能でき、「香る抹茶とあずき-米粉70%配合-」はしっかりと抹茶の香りが楽しめます。「濃厚黒ごま-米粉70%配合-」はごまの香ばしい風味がよく出ています。

トーストするとさらに外側がパリッと、中がモッチモチになって最高です。米粉を練り込んだベーグルは、シリーズ化も視野に入れているとのこと。ぜひ定番化して欲しいです。

カフェ店舗のみで販売の「米粉を味わうベーグルサンドイッチとスープのセット」1,100円(税込)

サンドイッチもいただきました。きんぴらごぼうというあまり定番ではない具材が入っていますが、さすが米粉入りベーグルにはとてもよく馴染みます。ベーグルのサンドイッチでありながら、お米を食べているような新感覚。食べ応えがあって腹持ちも良さそうです。

【BAGEL & BAGEL】
販売メニュー :米粉を使用したオリジナルベーグル3種「やわらかプレーン-米粉70%配合-」「香る抹茶とあずき-米粉70%配合-」「濃厚黒ごま-米粉70%配合-」、サンドイッチとスープセット
販売期間 :2023年11月6日(月)~2024年1月28日(日)
公式HP :https://bagelbagel.jp/

まるでルーローハンな米麺登場「コムフォー」

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「山形豚としめじの甘辛煮込みのフォー」豊洲店、大手町ビル店:1,280円 (カレー食べ放題の料金を含む)、日本橋店、吉祥寺店、大崎店、丸の内店 :1,180円(すべて税込)

「米麺」というジャンルの確立を目指すフォー専門店の「コムフォー」からは、「山形豚としめじの甘辛煮込みのフォー」が登場。

食材全て国産のものを使用したこだわりの和風フォーです。

和風ルーローハンをイメージしたという今回の商品。よく煮込まれた山形豚がゴロゴロ入っていて、食べ応えがあります。甘辛しょうゆ味のしめじもアクセントになっています。スープはあっさりした白だしベースで食べやすいです。

フォーというと、平たく柔らかい麺という印象がありますが、新潟県産の「亜細亜のかおり」という品種を使用しているこの米麺はそれよりもモッチリしていてコシがあり、食べ応えがある麺になっています。

【コムフォー】
販売メニュー :山形豚としめじの甘辛煮込みのフォー
販売期間 :2023年11月1日(水)~2024年2月29日(木)
公式HP :https://compho.jp/

素材を引き立てる米粉からあげ「がブリチキン。」

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左から「鶏トロ」「すなずり」「やげん」

居酒屋チェーン「がブリチキン。」からは、衣に米粉を使用した”からあげ”を3種類の部位で提供。従来のからあげよりも衣を軽く仕上げてあり、部位によって食感の違いが楽しめるとのこと。

食べてみると、衣が非常に軽く、それぞれの部位の食感や味付けの違いがしっかりと味わえます。少し濃いめの味付けなので、お酒が進みそうです。

【がブリチキン。】
販売メニュー :米粉のからあげ 「やげん」「鶏トロ」「すなずり」
販売期間 :バル型30店舗:2023年10月17日(火)~、居酒屋型11店舗:2024年1月予定
公式HP :https://gabuchiki.com/

衣がモチッとして食べ応えアリ「からあげ金と銀」

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「米粉ブレンド・金のもも肉」520円/200g(税込)

「からあげ金と銀」では、衣に米粉を使用した特製からあげを提供。でんぷんを使用したオリジナルの衣 に、米粉をブレンドした グルテンフリーの唐揚げとのこと。通常よりも「カリカリ、サクサク感」が増しているんだとか。

米粉を使用したことで時間が経って冷めても、カリッとサクッと感が継続できるとのことです。揚げたてから少し経ったものを実食したところ、確かにまだ表面はカリッとしていました。衣がしっかりと存在感があり食べ応えがあります。

【からあげ金と銀】
販売メニュー :米粉ブレンド・金のもも肉、 米粉ブレンド・ゆずこしょう唐揚げ
販売期間 :2023年11月23日(木)~12月23日(土)
公式HP :Karaage-kintogin.com

薄皮パリッなぎょうざフェア「リンガーハット」

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リンガーハットの「ぎょうざ」5個260円(税込)

国産野菜にこだわった長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」では、 米粉を使ったぎょうざを提供。米粉を使うことで薄皮でパリッとした焼き上がりを可能にしているとのこと。

柚子こしょうと一緒にいただくのがリンガーハット流です。米粉入りにすることで、冷めても硬くなりにくいと言います。確かに、少し時間が経った餃子もしっとり美味しくいただけました。

【リンガーハット】
販売メニュー :ぎょうざ
販売期間 :2023年11月1日(水)~2024年2月29日(木)※通年提供中
公式HP :https://www.ringerhut.jp/

サクッと軽やか!重くない天ぷら「和食さと」

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にぎやか海老天丼988円(税込)

和食を中心に提供するファミリーレストラン「和食さと」からは、米粉を使った天ぷら・天丼を提供(※)。「にぎやか海老天丼」 や「大海老天ちく玉おろしうどん」などの人気の天ぷらメニューに米粉を使用しています。※米粉以外の原料(小麦粉など)も使用しています。

天ぷら粉に国産米粉を使用することで、サクサクとした軽やかな食感になると言います。食べてみると……、確かに軽い!衣が、“フワッサクッ”と軽く、たくさん食べられそう。米粉を使用した方が油の切れも良いんだとか。かつおベースの特製タレが、天ぷらの風味を引き立てます。

【和食さと】
販売メニュー:天ぷら・天井
販売期間:2023年11月1日(水)~2024年2月29日(木)
公式HP :https://sato-res.com/sato/

11月1日からスタートしている「米粉を使ったメニューフェア」。ぜひこの機会に米粉のおいしさを再確認してみてください!

お米を使ったメニューフェア

期間:2023年11月1日(水)〜2024年2月29日(木)
※参画店舗によって、上記期間内で開始時期、終了時期が変動します。

参加店舗数:1,300店舗以上
URL:https://komeko-times.jp/menufair01/

※米粉以外の原料(小麦粉など)も使用しています。

 

まなたろう
まなたろう

秋田生まれ。高校卒業後ドイツの大学の舞踊科へ。以後、海外を10年以上放浪し、現在は東京在住。ライターの他、ヨガインストラクターや振付家などもしている。

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