洗い物も少なく、とにかく簡単!
nullパンやお菓子だけでなく、衣やとろみづけなど普段の料理にも使える米粉は、1つで何役もこなしてくれる万能食材! しかも、グルテンフリー、小麦粉よりもGI値が低く食後の血糖値の上昇もおだやかなど、体にやさしいところも魅力なんです。
そんな米粉を使った簡単レシピの第2弾は、短時間でパパッと作れる「米粉蒸しパン」をご紹介します。
「材料を混ぜてレンチンするだけととにかく簡単! 時間もかかりませんし、洗い物もほとんどでないので、忙しい朝にもおすすめですよ。具材のアレンジも自在なので、楽しみながら好みの組み合わせを見つけてみてくださいね」(以下「」内、沼津さん)
なお、今回使う米粉は“さらさら系”タイプ。粒子が細かな方がお菓子作りに適していると言われています。
米粉の種類と見分け方については、第1弾の「米粉ちぎりパン」記事にて詳しくご紹介していますので、あわせてこちらもご覧ください。
それでは、「米粉蒸しパン」作りのスタートです!
「米粉蒸しパン」の作り方
【材料】(2人分)…15×10×深さ5.5cmの容器1を使用
米粉(さらさら系)・・・60g
ベーキングパウダー・・・小さじ1
黒糖(粉)・・・大さじ1
豆乳・・・80mL
くるみ・・・15g
【作り方】
(1)材料を混ぜ合わせる
耐熱容器に、米粉、ベーキングパウダー、粉の黒糖(他の砂糖でも可)を入れて混ぜます。全体が馴染んだら、豆乳を一気に加えて、粉っぽさがなくなるまでスプーンなどでよく混ぜます。
「今回は豆乳を使っていますが、水や牛乳でもOK! 野菜ジュースなどを使ってもおいしく仕上がりますよ。
米粉は小麦粉などと違い、ふるいにかけなくても使えるのがいいところ。水分と混ざりやすく、だまになりにくいんですよ」
(2)具材をトッピングする
生地の上にくるみを散らします。
「くるみの代わりにゴマでもおいしそうですね。トッピングは基本お好みで楽しんでいただけたらと思いますが、米粉レシピは水分量をきちんと守ることが大切なので、水分の出にくい食材がおすすめです」
(3)電子レンジで加熱する
フタやラップはせずに、600Wの電子レンジで2分30秒加熱します。加熱後は、必ず全体に火が通っているか確認しましょう。
「電子レンジでの加熱時間は、耐熱容器の大きさによって調整してください。底が広く大きめな容器であれば2分ほど、深さがあって小さめの容器の場合は3分ほどかかるかもしれません。
いずれにしても、全体に火が通っているか必ずチェックしてくださいね」
(4)できあがり!
粗熱が取れたら容器から取り出し、お好みの大きさにカットしたら完成です!
できあがりまで本当にあっという間……あまりのお手軽さにまず感動! そして、ひと口食べてみると、もっちり食感にまた感動!
黒糖の風味とともに、お米のほんのりとした甘さも感じられる優しい味わいです。
この日は、牛乳と砂糖をベースにした生地に、チーズ×ウインナーをトッピングした米粉蒸しパンも用意してくださっていたのですが、これがスタッフに大好評! ほどよい塩気が良いアクセントとなり、食べる手が止まりませんでした。
「ポイントは“こぼさないようしっかり混ぜる”だけ(笑)。簡単で火も使いませんから、お子さんでも作りやすいかと思います。ぜひご家族で楽しんでくださいね」
白米がなんだか喉を通りづらい……という朝でもこれならパクパクと食べやすく、米粉なので腹持ちがいいのもうれしいところ。おやつはもちろん、朝食の新定番にいかがでしょうか?
【取材協力】
沼津りえ
料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『55分焼きたてパン 粉100gの食べきりレシピ。手も道具も汚さずパパッとかんたん』(主婦の友社)、『米粉があれば!パンもおかずもおやつも極上』(主婦の友社)など多数。HPはこちら。Instagram@rienumadu YouTube 管理栄養士 沼津りえの「阿佐ヶ谷夫婦チャンネル」