スラックスは裏側→表側で、キレイにムラなし!
null1:ウエストのかけ方
(1)ウエストを開き、内側にアイロンをかける。ウエスト部分に沿って、ぐるっとムラなく1周する。
(2)先にポケット部分だけ、アイロンをかける。
【POINT】
ポケットを先に整えておくと、表側をかける時に響かず、ムラになりません。
2:裏側のかけ方
(3)スラックスを裏返しにする。
(4)縫い目を揃えて合わせる。
(5)わたり部分を合わせて整え、左足の外側から、下から上に向かってかける。
(6)同様に、左足の内側をかける。
(7)同様に、右足の外側をかける。
(8)同様に、右足の内側をかける。
【POINT】
表側から先にアイロンをかけると、わたり部分がボコボコと表に響いてしまいます。先に裏側からかけることで、表側がキレイに仕上がります。
3:表側のかけ方
(10)スラックスを表に戻す。
(11)スラックスの前側に合わせて、手アイロンで形を整える。
(12)当て布をして、前側の下部分を、下から上に向かってかける。
(13)同様に、お尻側の下部分をかける。
(14)同様に、前側の上部分をかける。
(15)同様に、お尻側の上部分をかける。
(16)足を開き、内側も同様に、前側の下部分をかける。
(17)同様に、お尻側の下部分をかける。
(18)ポケットを寄せて、前側の上部分をかける。
(19)ポケットを寄せて、お尻側の上部分をかける。
できあがり!
【POINT】
素材によっては当て布が必要ない場合もあります。製品の表示に従って、当て布は使用してください。
スラックスは縫製の仕組み上、いきなり表側からアイロンをかけると、裏側のポケットやわたり部分が外に響いて、凸凹したムラができてしまいます。手間はかかりますが、裏返しにして裏側を整えてから、表側をかけるとキレイに仕上がります。夫の大事な仕事や冠婚葬祭の時など、パリッとアイロンの効いたスラックスで、気持ちよく送り出してあげましょう!
【取材協力】
株式会社ベアーズ
取材・文/岸綾香