塩豚も野菜も、余分な脂と水分を抜いておくことが大切です
null「できれば鉄のフライパンをお使いになると、塩豚から滲み出る脂が行き場を失ってグズグズにならず、失敗なく仕上がると思います。また野菜もきっちり水分を飛ばしておくことが大切です。
冷蔵庫の乾燥作用を利用して、シャキッとさせておきましょう。はちみつドレッシングの絡み具合と食感が全然違いますよ」(松田さん)
塩豚の作り方
null材料(作りやすい量)
豚ばら薄切り肉 200g
塩 小さじ1
作り方
まな板などに豚ばら薄切り肉を広げ、両面に塩をふる。ラップフィルムに丁寧に並べて包み、冷蔵庫で一晩寝かしてから使う。冷蔵で2〜3日保存可。そのまま冷凍してもOK。使うときは冷蔵庫に移して自然解凍を。
塩豚のカリカリサラダの作り方
null材料(2人分)
塩豚 100g
レタス 3枚
きゅうり1本
セロリ 1/2本
クレソン 1束
ミニトマト(イエロー)6個
(はちみつドレッシング)
はちみつ 大さじ1
オリーブオイル 大さじ3
白ワインビネガー 大さじ1と1/2
にんにく(すりおろす)小さじ1/3
白こしょう 少量
レタスは手で食べやすい大きさにちぎる。
セロリは筋を引いて4cm長さに切り揃え、短冊切りにする。
きゅうりは皮をピーラーでむいて1cm厚さの輪切りにする。
クレソンは葉と軸に分け、葉はひと口大、軸は斜め薄切りにする。
ボウルに厚手のキッチンペーパーを敷き、レタス、セロリ、きゅうり、クレソンを合わせて、キッチンペーパーで包む。そのまま冷蔵庫に入れて水分を飛ばす。
ミニトマトはヘタを除き、3等分に切っておく。
はちみつドレッシングを作る。小さめのドレッシングボトルなどに(はちみつドレッシング)の材料を入れ、よく混ぜる。
フライパンを中火で熱して塩豚を並べる。長い場合はV字に折ってまっすぐに並べる。重めの蓋を重石代わりにして、塩豚がカールするのを防ぎながら、脂が出てきたら折り畳んだキッチンペーパーなどで吸い取る。カリッとするまでしっかり焼く。
冷蔵庫に入れてあった野菜を器に盛り、ミニトマトを散らす。
香ばしく焼けた塩豚をフライ返しなどでフライパンからはがし、焦げ目を上にしてのせる。
はちみつドレッシングを回しかけてできあがり。
動画・撮影/鍋島徳恭
松田美智子(まつだみちこ)
1955年東京生まれ。女子美術大学卒業後、料理研究家のホルトハウス房子さんに師事、各国の家庭料理や日本料理を学ぶ。1993年から「松田美智子料理教室」を主宰。テーブルコーディネーター、女子美術大学講師、日本雑穀協会理事も務める。使いやすさにこだわったオリジナル調理ブランド「松田美智子の自在道具」も好評。http://www.m-cooking.com/