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ごはん泥棒「大葉のしょうゆ漬け」は仕込み1分!何にでも巻いて大量消費も【ちょこっと漬け#120】

料理研究家の沼津りえさんが、手軽に漬ける「ちょこっと漬け」を動画で楽しく紹介する連載企画。

今回は、大葉の大量消費にぴったりな「大葉のしょうゆ漬け」を紹介します。このレシピのポイントは、調味料をアレコレ使わないこと。潔く「しょうゆ」だけで漬け込みます。手軽に作れて、気付けばごはんがどんどんなくなる逸品です。

しょうゆに漬けるだけでラクラク!大量消費にもぴったり

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kufuraの動画で人気の沼津さんの「大葉」シリーズ。ごま油漬け、大葉みそ、ジェノベーゼと多彩なレシピを公開してきましたが、今回は原点に戻って、ものすごくシンプルに。

沼津さんがよく大葉レシピの撮影の合間に「大葉はしょうゆだけで充分おいしいよ!」と言っていた、その言葉の通り、潔くしょうゆだけで漬けてみました。

「私は大葉が安く大量に出回る時季に必ず買って、このしょうゆ漬けを作って、いろいろな料理に使っています。ただしょうゆに漬けるだけなのですが、これが本当に絶品! 調味料はしょうゆ1品だからこそ、大葉のおいしさを最大限に引き出してくれるんです」(以下「」内、沼津さん)

確かにいろいろ入れたくなってしまうので、逆にしょうゆだけって新しい! 作り方も驚くほど簡単です。

【材料】(作りやすい分量)

大葉・・・20枚

しょうゆ・・・大さじ2

白いりごま・・・大さじ1

【作り方】

(1)大葉の茎を切る

今回は20枚の大葉を使います。大葉は洗ってから、茎を切り落としてください。

(2)しょうゆを準備する

しょうゆに白いりごまを入れ、混ぜ合わせます。今回はアクセントに白いりごまだけ入れました。

(3)保存容器に入れて漬ける

保存容器に1/3量の大葉を入れ、しょうゆと白いりごまを混ぜた漬けだれを1/3量入れます。これを交互に計3回行って、大葉と漬けだれの層を作ります。

「層にすることで味がよく染み込みます。お好みでにんにく、しょうが、ラー油などを加えてもいいですね。自由にカスタマイズして楽しんでください」

(4)冷蔵庫で1時間漬ける

味が染みやすいように落としラップをして、冷蔵庫で1時間ほど置きます。

(5)できあがり!

大葉にしょうゆがたっぷり染み込んだら完成です。保存期間は冷蔵で約1週間を目安に味わってください。

やっぱり「まずはコレ」ということで、熱々のごはんに巻いて食べたところ、これは大葉だけでごはんが何杯でもイケる! 大葉特有のイガイガした角が取れ、華やかな香りが広がります。

「この大葉エキスが染みたしょうゆも美味なんです。ぜひ、このしょうゆも余すことなく味わってください。調味料はしょうゆだけなので、ちょっと高級なこだわりのしょうゆを使うと、より旨味が際立ちますよ。

お刺身に巻いたり、焼き魚にのせたり、しゃぶしゃぶにもぴったり。おにぎりに巻いても幸せ。本当に何でも楽しめるので、夏の常備菜にぜひ!」

早速作ってみると、大葉をしなしなにすることなく、まとめて大量消費できて気持ちいい! さらに日持ちするので漬けてしまえばこっちのもの。強い味方が冷蔵庫にいる安心感があります。

お刺身を巻いたり、冷奴にのせたり、そうめんに添えたり……でもやっぱり私はごはんに巻いて食べるのが大好き。そしてこの余った大葉風味のしょうゆがこれまた美味。納豆に混ぜたり、目玉焼きや焼いた油揚げにかけたり、何にでも使っています。

家庭菜園やスーパーで大葉を大量に手に入れた際は、ぜひ試してみてください。

取材・文/岸綾香

沼津りえ
沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『マンガでわかった! ラクしておいしい作りおき』(主婦の友社)、『からだとこころがととのう滋養菓子』(日東書院本社)など多数。HPはこちら。Instagram@rienumadu  YouTube  管理栄養士  沼津りえの「阿佐ヶ谷夫婦チャンネル」

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