しょうゆに漬けるだけでラクラク!大量消費にもぴったり
nullkufuraの動画で人気の沼津さんの「大葉」シリーズ。ごま油漬け、大葉みそ、ジェノベーゼと多彩なレシピを公開してきましたが、今回は原点に戻って、ものすごくシンプルに。
沼津さんがよく大葉レシピの撮影の合間に「大葉はしょうゆだけで充分おいしいよ!」と言っていた、その言葉の通り、潔くしょうゆだけで漬けてみました。
「私は大葉が安く大量に出回る時季に必ず買って、このしょうゆ漬けを作って、いろいろな料理に使っています。ただしょうゆに漬けるだけなのですが、これが本当に絶品! 調味料はしょうゆ1品だからこそ、大葉のおいしさを最大限に引き出してくれるんです」(以下「」内、沼津さん)
確かにいろいろ入れたくなってしまうので、逆にしょうゆだけって新しい! 作り方も驚くほど簡単です。
【材料】(作りやすい分量)
大葉・・・20枚
しょうゆ・・・大さじ2
白いりごま・・・大さじ1
【作り方】
(1)大葉の茎を切る
今回は20枚の大葉を使います。大葉は洗ってから、茎を切り落としてください。
(2)しょうゆを準備する
しょうゆに白いりごまを入れ、混ぜ合わせます。今回はアクセントに白いりごまだけ入れました。
(3)保存容器に入れて漬ける
保存容器に1/3量の大葉を入れ、しょうゆと白いりごまを混ぜた漬けだれを1/3量入れます。これを交互に計3回行って、大葉と漬けだれの層を作ります。
「層にすることで味がよく染み込みます。お好みでにんにく、しょうが、ラー油などを加えてもいいですね。自由にカスタマイズして楽しんでください」
(4)冷蔵庫で1時間漬ける
味が染みやすいように落としラップをして、冷蔵庫で1時間ほど置きます。
(5)できあがり!
大葉にしょうゆがたっぷり染み込んだら完成です。保存期間は冷蔵で約1週間を目安に味わってください。
やっぱり「まずはコレ」ということで、熱々のごはんに巻いて食べたところ、これは大葉だけでごはんが何杯でもイケる! 大葉特有のイガイガした角が取れ、華やかな香りが広がります。
「この大葉エキスが染みたしょうゆも美味なんです。ぜひ、このしょうゆも余すことなく味わってください。調味料はしょうゆだけなので、ちょっと高級なこだわりのしょうゆを使うと、より旨味が際立ちますよ。
お刺身に巻いたり、焼き魚にのせたり、しゃぶしゃぶにもぴったり。おにぎりに巻いても幸せ。本当に何でも楽しめるので、夏の常備菜にぜひ!」
早速作ってみると、大葉をしなしなにすることなく、まとめて大量消費できて気持ちいい! さらに日持ちするので漬けてしまえばこっちのもの。強い味方が冷蔵庫にいる安心感があります。
お刺身を巻いたり、冷奴にのせたり、そうめんに添えたり……でもやっぱり私はごはんに巻いて食べるのが大好き。そしてこの余った大葉風味のしょうゆがこれまた美味。納豆に混ぜたり、目玉焼きや焼いた油揚げにかけたり、何にでも使っています。
家庭菜園やスーパーで大葉を大量に手に入れた際は、ぜひ試してみてください。
取材・文/岸綾香
料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『マンガでわかった! ラクしておいしい作りおき』(主婦の友社)、『からだとこころがととのう滋養菓子』(日東書院本社)など多数。HPはこちら。Instagram@rienumadu YouTube 管理栄養士 沼津りえの「阿佐ヶ谷夫婦チャンネル」