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ヤミツキ必至!万能「大葉みそ」を手作りしよう。肉や魚にもアレンジ無限大【ちょこっと漬け#105】

料理研究家の沼津りえさんが、手軽に漬ける「ちょこっと漬け」を、動画で楽しく紹介する連載企画。

今回は、何にでも万能に使える「大葉みそ」を紹介します。大葉がさわやかに香る甘じょっぱいみそは、ごはんにのせるだけで後引くおいしさで、まさに“ごはん泥棒”! さらに、いろいろな料理に使えてアレンジも無限大です!

2週間保存できて、大葉の大量消費にもおすすめ!

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まとめ買いするとお得な大葉。家庭菜園などでたくさん収穫することも。でも、うまく使いきれず、冷蔵庫でシナシナにしてしまうこと……ありますよね? そんなときにおすすめなのが、こちらの万能みそ。

「大葉をザクザクみじん切りにして、みそや砂糖で好みの味に。大葉の風味がアクセントになって、ごはんやおにぎりはもちろん、肉や魚、野菜とも相性抜群です。いつもの料理に幅広く使えて、常備しておくと、とっても便利ですよ!」(以下「」内、沼津さん)

【材料】(作りやすい分量)

大葉・・・20枚

みそ・・・大さじ4

みりん・・・大さじ2

砂糖・・・大さじ1/2〜

ごま油・・・小さじ1

【作り方】

(1)大葉をみじん切りにする

茎を切り落とし、大葉を重ねて丸め、千切りにします。さらに、縦にして端から刻んでみじん切りに。

「後から炒めるので、大きさに多少バラつきがあってもOK! 細かく切った方が口当たりがよく、食べやすく仕上がります」

(2)フライパンに調味料を入れる

小さめのフライパンにみそ、みりん、砂糖、ごま油を入れ、全体をなじませます。

「みりんだけだと水っぽく、砂糖だけだと水分が足りないので、両方使うことでおいしいみそ床に仕上がりますよ。みそによって塩分が違うので、砂糖の量は好みで調整してください。砂糖は好みのものでOKです。隠し味にごま油を入れるとツヤよく仕上がります」

(3)弱火で加熱する

全体がなじんだら火にかけ、焦げないよう弱火にするのがポイント。ふつふつしてきたら、1〜2分混ぜながら加熱します。

(4)大葉を入れる

ツヤが出て、もったりしてきたら大葉を入れ、みそとよくなじませます。大葉に火が通るまで、焦げないように1分ほど混ぜ合わせてください。

「ちょっとゆるくても、冷めるとかたくなります。火を入れすぎると水分が飛んでしまうので、もし硬くなったら、みりんや水を加えて調整してくださいね」

(5)保存瓶に入れ、冷蔵室で1時間置く

保存瓶に入れ、粗熱が取れたら冷蔵室へ。1時間ほど漬けると、味がなじんでおいしく仕上がります。

(6)できあがり!

保存期間は冷蔵で約2週間を目安に使い切ってください。

沼津さんが熱々のごはんを用意してくれたので、大葉みそをちょこんとのせて食べたら、止まらないおいしさ! 大葉の香りがふわっと広がり、これは白米と相性抜群。加熱することで大葉のトゲトゲした歯触りが消え、なめらかで口当たりがよく、隠し味のごま油も効いています。

「おにぎりに塗って、焼きおにぎりにしてもたまりません。ゆでた鶏肉や焼いた魚、きゅうりや豆腐につけて食べてもいいですね。白和えや田楽に使ってもおいしいですよ」

料理に幅広く使えて、アレンジも無限大。冷蔵庫に常備しておくと重宝すること間違いなし。大葉を大量に手に入れたら、ぜひ作ってみてくださいね!

取材・文/岸綾香

【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『55分で焼きたてパン』(主婦の友社)、『野菜丸ごと冷凍レシピ』(主婦の友社)など多数。HPはこちら。Instagram@rienumadu  YouTube  管理栄養士  沼津りえの「阿佐ヶ谷夫婦チャンネル」

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