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5分で完成!沼津流「大葉ジェノベーゼ」はチーズなしでも濃厚【沼津りえの季節の手仕事#14】

季節の移ろいを感じながら、作る過程を楽しみたい「季節の手仕事」。旬の恵みを存分に味わう逸品を料理研究家・沼津りえさんが丁寧に解説してくれます。

今回は、まさに今が旬の大葉をふんだんに使った「大葉ジェノベーゼ」を手作りします。一般的なジェノベーゼで加えられることの多い粉チーズを使わずに、大葉の風味を活かした味わいです!

和洋問わずに使える万能ソース!

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パスタソースとしてもお馴染みのジェノベーゼ。通常はバジルを使いますが、より手に入りやすい大葉を使った作り方を教えてもらいました。

「材料をフードプロセッサーなどでペースト状にするだけなので、作り方はとっても簡単! 今回は、ジェノベーゼに入れることの多い粉チーズを使わないレシピです。シンプルな味付けなので、お好みでアレンジしながらさまざまな料理で堪能してみてくださいね」(以下「」内、沼津さん)

沼津さんおすすめの食べ方もうかがいましたよ。まずは、作り方をチェックしていきましょう!

「大葉ジェノベーゼ」の作り方

【材料】(作りやすい分量)

大葉・・・40枚

くるみ・・・20g

にんにく・・・1/2片

塩・・・小さじ1/2

オリーブ油・・・100mL

【作り方】

(1)大葉は洗って十分に水気を取り、茎を包丁で切る

大葉は洗って水気をよく拭き取り、包丁で茎の部分を切り落とします。

「大葉に水気が残っていると、日持ちが悪くなる原因となるため、しっかり拭き取ってくださいね」

(2)フードプロセッサーに材料を入れる

フードプロセッサーの中に、大葉をちぎりながら入れ、にんにく、塩、くるみ、オリーブ油も加えます。

「フードプロセッサーは使い続けると熱をもち、その熱で大葉が変色してしまいます。攪拌時間を短くするためにも、大葉はちぎりながら入れることで早くペースト状になり色よく仕上がります。同様に、くるみも細かく割りながら入れましょう。

ジェノベーゼではコクをつけるために松の実が使われることが多いのですが、今回は手に入りやすいくるみを使いました。香ばしい食材を入れることによって、香り豊かなソースとなるんですよ。

アーモンドやカシューナッツ、マカダミアナッツ、ミックスナッツなどで代用してもOKです」

(3)フードプロセッサーで攪拌する

途中、ゴムベラなどでならしながら、1分ほどを目安に攪拌する。

「大葉の緑色がきれいに残った状態で攪拌は終わらせましょう」

(4)できあがり!

攪拌が終わったら保存容器に移します。冷蔵で10日、冷凍で1カ月を目安に使い切ってください。

 

粉チーズが入っていないとは思えないほど濃厚な味わいのソースに仕上がっているのですが、後味は大葉の風味が広がりなんとも爽やか! 大葉の緑色も鮮やかで見た目もきれいです。

「ジェノベーゼというと、洋風のお料理に使うイメージがあるかと思いますが、今回はシンプルな味わいなので和風にも合わせやすいのがポイント!

今の時季は、冷や奴やそうめんにかけて食べるのがおすすめです。お刺身やうどんにも合いますよ。クラッカーにちょいのせして、おやつにいただくのもいいですし、炒め物の味付けや、ポテトサラダに混ぜる……なんて使い方もとっても美味しくておすすめ!

パスタソースに使いたい場合はあとから粉チーズをかけるなど、お好みでアレンジしながら楽しんでくださいね」

この他にも、南仏の家庭料理“ピストゥ スープ”のように、コンソメスープにかけるという使い方も教えてくれました。大葉の爽やかな香りが立って、暑い日にもぴったりなスープに。アイディア次第でいろんな料理に使える万能っぷりに、冷蔵庫に常備しておきたくなること間違いなしです!

大葉は家庭菜園でも人気ですから、たくさん採れた時の大量消費にもぴったりですね。手軽にできる夏の手仕事、ぜひお試しください。

【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『55分焼きたてパン 粉100gの食べきりレシピ。手も道具も汚さずパパッとかんたん』(主婦の友社)、『米粉があれば!パンもおかずもおやつも極上』(主婦の友社)など多数。HPはこちら。Instagram@rienumadu  YouTube  管理栄養士  沼津りえの「阿佐ヶ谷夫婦チャンネル」

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