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甘さ控えめ「ブルーベリージャム」の作り方。1週間食べ切りで初夏の味を堪能【沼津りえの季節の手仕事 #3】

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料理研究家・沼津りえさんのYouTubeに公開されているkufuraの「梅干し」動画は、再生数40万回以上を超えて大好評! そこで、他にもぜひ作る過程も楽しんでもらいたい「季節の手仕事」をゆるく紹介していきます。

今回は、手軽に作れる「ブルーベリージャム」を教えてもらいました。甘過ぎず、フレッシュな味に仕上がる、沼津さんならではの黄金比とは?

砂糖は少なめにして、さっぱり軽やかなジャムに

市販のジャムは長持ちさせるために砂糖をたくさん入れて、甘く仕上げたものが多いですよね。でも、自家製なら砂糖の量を自分好みに調整できるのがいいところ。ただ、悩むのは砂糖の分量。黄金比はどれくらい? 沼津さんに聞いてみると……。

「普通のジャムは果実に対して、半量くらいの砂糖を入れ、糖度50〜60%くらいに仕上げます。でもこれだとかなり甘いですよね。長く保存しない場合は、私は1週間くらいで食べ切る程度の量を作って、砂糖の量を控えめにしています。今回は糖度20%くらい。甘さ控えめでさっぱり食べられますよ!」(以下「」内、沼津さん)

今回使うブルーベリーの量は200gと少量なので、手軽に作れるのもいいところ。早速、作り方をチェックしてみましょう。

【材料】

ブルーベリー・・・200g

グラニュー糖・・・大さじ3

レモン汁・・・大さじ1

【作り方】

(1)ブルーベリーを洗う

たっぷりの水でブルーベリーを転がしながら洗い、周りについている汚れを落とします。落とした汚れが戻らないよう、ブルーベリーを優しく手ですくってざるにあげてください。

「水を切ったら、そのまま小さめの鍋に入れます。水気は拭かなくてOK。少し水気がある方が、砂糖が早くなじみます」

(2)グラニュー糖とレモン汁を入れる

ブルーベリーを入れた鍋にグラニュー糖とレモン汁を入れ、全体をなじませます。今回はスッキリした甘さのグラニュー糖を使いますが、好みの砂糖を使ってOKです。

「分量は3・2・1と覚えてください。3(グラニュー糖大さじ3)、2(ブルーベリー200g)、1(レモン汁大さじ1)が、私の黄金比。砂糖は普通だったら100gほど入れますが、今回は大さじ3なので約36gと、かなり控えめ。果実のフレッシュさも残しつつ、さっぱり食べられますよ」

分量が少ないので、いきなり火にかけると焦げやすいため、砂糖がなじむまで5分ほどそのまま置きます。

(3)5分ほど置く

5分ほど置くと、ブルーベリーから水分が出て鍋底が淡いブルーベリー色に。水分が出たのを確認してから、中弱火で加熱します。

「通常のジャムは糖度50〜60%が基本ですが、これは糖度20%くらい。砂糖が少ない分、水分が出るのが遅いので、強火だとすぐに焦げて、ジャムになる前に水分が飛んでしまいます。弱めの火加減でじっくり煮詰めるのがポイントです」

沸騰してきたら、さらに弱火にして、水分が出るまで木べらなどで混ぜてください。

(4)弱火で12〜13分ほど煮る

水分が出てきたら、クツクツしている状態をキープして、12〜13分ほど煮詰めます。サラサラした状態から、とろみがつくまで煮詰めましょう。

途中で白い泡のようなものが出てきたら、これは「アク」なので、お玉の背で寄せて取ってください。

「このひと手間で、雑味のないさわやかなジャムに仕上がります。丁寧な仕事でおいしさもひと味変わります」

(5)煮詰まったかとろみをチェック

12〜13分煮てツヤととろみが出てきたら、ジャムにスプーンを入れます。スプーンの表面を箸やヘラなどでこそぎ取り、とろみがついて線が消えなかったら、完成のサイン。火を止めて、粗熱を取りましょう。

(6)保存瓶に入れる

粗熱が取れたら、アルコールなどで消毒したり、煮沸したりした清潔な保存瓶にジャムを入れます。

(7)できあがり!

これでブルーベリージャムの完成です。冷蔵で1週間ほど保存可能。通常のジャムより保存期間は短いですが、その分、量が少ないのですぐに食べ切れます。保存期間を長くしたい、もっと甘くしたいという人は、砂糖の量を調整してください。

ヨーグルトにかけて食べると、ブルーベリーのフレッシュな甘酸っぱさがさわやか〜! 砂糖が少ない分、ジャムが重くなく、さらっとしていて食べやすく、甘さ控えめでさっぱり。通常のジャムよりも、果実のみずみずしさを存分に味わえました。

「ブルーベリー以外に、いちごなどで作るときも、砂糖とレモン汁の分量は同じでOK。果実のフレッシュな甘味を味わいたい人は、ぜひこの分量で試してみてくださいね」

パンに塗ったり、炭酸水で割ったり、お肉のソースに使ったり、甘過ぎないので使い方も自由自在。味がビシッと決まるこの黄金比を、ぜひ覚えてくださいね!

取材・文/岸綾香

【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『55分焼きたてパン 粉100gの食べきりレシピ。手も道具も汚さずパパッとかんたん』(主婦の友社)、『野菜まるごと冷凍レシピ』(主婦の友社)など多数。HPはこちら。Instagram@rienumadu  YouTube  管理栄養士  沼津りえの「阿佐ヶ谷夫婦チャンネル」

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