甘いとうもろこしにしょうゆの香ばしい風味が香る
null前回教えてもらったフライパンで蒸したとうもろこしを、今回はさらにおいしく漬け込んでいきます。
とうもろこしのフライパン蒸しの詳しい作り方はこちら→とうもろこしはフライパンで蒸すと旨味がギュギュッ!甘くて最高!【ちょこっと漬け♯81】
「おいしく蒸しあげたとうもろこしを、フライパンで一度焼きとうもろこしにしてから、温かいうちに漬け込むことで調味液が染みやすくなります。さらに、焦げたしょうゆも有効活用! 水と酢で溶かして、香ばしい風味の焦がし酢じょうゆにしちゃいますよ!」(以下「」内、沼津さん)
【材料】(作りやすい分量)
とうもろこし・・・1本
しょうゆ・・・大さじ1
砂糖・・・小さじ1
水・・・大さじ3
酢・・・小さじ1
【作り方】
(1)しょうゆと砂糖を混ぜる
しょうゆに砂糖を入れてよく混ぜます。
(2)とうもろこしを焼きつける
加熱したとうもろこしをフライパンに入れ、作ったタレをかけて中火で焼きます。香ばしく焼き色がついたらOKです。
「とうもろこしで鍋肌をこするようにして、味を染み込ませながら焼きつけます。焦げやすいので注意してくださいね。ここにバターを絡めてもおいしいですよ」
(3)焦がし酢じょうゆを作る
とうもろこしを取り出し、水と酢を入れ、中火にかけて焦げたしょうゆを溶かします。
「フライパンについた焦げは旨味なので、もったいないので溶かして使えば、旨味が凝縮された香ばしくて深みのある“焦がし酢じょうゆ”になります。フライパンもキレイになって一石二鳥です」
(4)ポリ袋に入れて漬ける
ポリ袋に焼きとうもろこしと焦がし酢じょうゆを入れます。温かいうちに漬けると、味がよく染み込みます。全体をなじませたら空気を抜き、ポリ袋の口を結びます。
(5)できあがり!
冷蔵室で30分以上置いたら完成です。漬け込むほど味が染みておいしくなるので、冷蔵で3〜4日を目安に食べきってくださいね。
食べてみると、香ばしいしょうゆがシミシミで、甘いとうもろこしとマッチ! さらに酢が入っているので、暑い夏でもさっぱり食べられます。作りおきできるので、子どものおやつや晩酌のおつまみにサッと出せるのもいいですね。
ぜひ、皮付きのとうもろこしがおいしい時期に試してみてください。
次回は、「モロヘイヤ」を使ったちょこっと漬けを紹介します。
取材・文/岸綾香
【取材協力】
沼津りえ
料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『低糖質だからおいしい!「おやつ&スイーツ」』(K&M企画室)、『野菜丸ごと冷凍レシピ』(主婦の友社)など多数。HPはこちら。Instagram@rienumadu