猛暑が予想される今夏、お料理の口当たりをさっぱりとさせ、食欲を促すお酢はぜひともフル活用したい調味料のひとつ。また、唾液の分泌を促すため、ドライマウスを改善、ひいては細菌やウイルスなどの体内への侵入をブロックする働きもあるそうです。
お酢の酸っぱさが苦手な人でも「これなら!」の松田流レシピ、ぜひ、毎日の食卓に取り入れてみてください。
フルーツは「飲むときに手しぼり」が抜群においしい!
null今回ご紹介するのは、フルーツと米酢、しょうがのしぼり汁だけですっきりといただく「フルーツとお酢のジュース」です。撮影ではピンクグレープフルーツを使用しましたが、オレンジなどでも美味。好みのフルーツでいろいろ試してみるのも楽しいですね。
「ジューサーは果実をしぼり過ぎてしまうのが難点。せっかくの繊維質が壊れ、柑橘類は種の苦味やえぐみも一緒に混ざってしまいます。
絞り器を使ってしぼり、最後は手を使ってやさしく。米酢のやわらかな酸味が果実本来の甘みを引き立てて、爽やかに楽しめます。朝の一杯にも最適です」(松田さん)
好みではちみつを加えても!「フルーツとお酢のジュース」の作り方
null材料(ひとり分)
ピンクグレープフルーツ 1個
しょうが汁 大さじ1
米酢 大さじ1〜1と1/2
ピンクグレープフルーツは、まな板や調理台の上で手のひらで軽く押しながら、ごろごろと転がす。こうすると中の実がほぐれてしぼりやすくなる。
半分に切って、しぼり器で力を入れすぎずないようにしてしぼる。最後に手で直接しぼって、苦味を残さないようにする。
茶こしなどで漉しながら容器にジュースを移す。
しょうがはおろし金でおろす。すり残したしょうがは、茶こしに残ったグレープフルーツの実と一緒にスプーンなどで押して無駄なくしぼる。
しょうが汁と米酢を味を見ながら加える。ひと混ぜして氷を入れたグラスに静かに注ぐ。
動画・撮影/鍋島徳恭
まつだみちこ◎1955年東京生まれ。女子美術大学卒業後、料理研究家のホルトハウス房子さんに師事、各国の家庭料理や日本料理を学ぶ。1993年から「松田美智子料理教室」を主宰。テーブルコーディネーター、女子美術大学講師、日本雑穀協会理事も務める。使いやすさにこだわったオリジナル調理ブランド「松田美智子の自在道具」も好評。http://www.m-cooking.com/