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「ロール白菜」ナンプラー×しょうがの風味で体温まる【松田美智子の白菜丸ごと一週間#3】

冬野菜の代表格、白菜。葉はもちろんのこと、軸もみずみずしくてやわらかく、その淡い甘みは鍋ものはもちろん、生のままサラダで食べてもおいしい! せっかくなら丸ごと1個買って、あれこれと楽しみたいものです。

「1個丸ごとなんてとても食べきれない」というかたもご安心を! ペロッと食べ切れる松田美智子さんのおかずをシリーズでご紹介します。傷みにくく手間のない保存法も参考にしてください。今回は、キャベツではなく白菜で作る「ロール白菜」です。

たけのこの歯ごたえがアクセント。ご飯がすすむ旨コクおかず

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松田さんのとっておき“白菜食べきりおかず”第4弾は、キャベツの代わりに白菜を使った「ロール白菜」です。

「たけのこやにんじんで歯ごたえをプラス。白菜で包んだアジアンテイスト風のお惣菜です。しょうがの風味と仕上げに加えるナンプラーでさっぱりといただけます。爪楊枝のかわりに太めのパスタで留めると、ちょっとおしゃれなひと皿にも」(松田さん)

白菜の切り分け& 保存法…葉もの野菜は手で裂くのが○

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白菜の芯に包丁で56cmの切り込みを入れて、両手の親指をぐっと切り込みにいれ、そのまま手で裂く。1/4にする場合も同様に。

保存は、キッチンペーパーで包み、きっちりラップして冷蔵庫へ。

「ロール白菜」の作り方

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材料(4人分)

白菜 1/2

豚ひき肉 100g

鶏ひき肉 100g

しょうが(みじん切り)小さじ1

にんにく(みじん切り)小さじ1

にんじん(みじん切り)1/2カップ

ゆでたけのこ(粗みじんぎり) 1/2カップ

ねぎ(みじん切り)1/2

塩 小さじ1

薄力粉 適量

チキンスープ 2カップ

酒大さじ3

ナンプラー 大さじ1

白こしょう少量

 

爪楊枝か太めのパスタ 8

作り方

白菜は硬い芯の部分を切り落とし、塩(分量外)を落とした熱湯でしんなりするまでゆでる。ざるに上げて粗熱を飛ばす。

豚&鶏ひき肉をボウルに合わせて、しょうがとにんにくのみじん切りを入れてなじませるようにこねる。にんじん、ゆでたけのこ、ねぎのみじん切りを入れてさらによくこねる。

フィリングを均等に割って、68個の俵型に成形する。

白菜の水気をキッチンペーパーなどで押さえ、薄力粉を茶こしなどを通して薄くふる。白菜が小さかったり、破れている場合などは、白菜を2枚重ねる。

俵型のフィリングを白菜の中央におき、白菜で下→横→上の順番でしっかり巻く。最後に上をかぶせる時に、端をすこし畳んでハの字にするときれいに巻ける。

爪楊枝(または太めのパスタ)で留める。

チキンスープを入れた鍋にロール白菜を隙間なく入れ、酒を加える。蓋をして中火で熱し、煮立ったら弱火にして15分煮る。

味を見て、ナンプラーと白こしょうで味を整える。

動画・撮影/鍋島徳恭

松田美智子(まつだみちこ)

1955年東京生まれ。女子美術大学卒業後、料理研究家のホルトハウス房子さんに師事、各国の家庭料理や日本料理を学ぶ。1993年から「松田美智子料理教室」を主宰。テーブルコーディネーター、女子美術大学講師、日本雑穀協会理事も務める。使いやすさにこだわったオリジナル調理ブランド「松田美智子の自在道具」も好評。http://www.m-cooking.com/

【松田美智子さんのレシピはこちらからも】

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