2分間、足の動きを止めない。パンチが分からなくなったらジャブ+ストレートだけでもOK
nullプロボクサーの引き締まった体を見れば分かるとおり、ボクシングの動きはダイエットにも効果のある有酸素運動。“パンチ”は腕と拳を使いますが、そのパワーの源になるのはじつは腹筋をはじめとする下半身。しっかり腰を回転させ、フッとお腹を凹ませて息を吐きながらパンチを出します。
ステップで心拍数を上げて脂肪燃焼効率をキープすることが大事なので、途中でパンチの順番が分からなくなっても、足の動きは止めないこと。ジャブ+ストレートの繰り返しでよいので、2分間は動き続けてください。
【基本のステップのやり方】
- 利き足を後ろに引き、お腹に力を込めて膝をゆるめる。
- 脇を締めて拳を作り、あごとこめかみをガードするように構える。
- 前後に動くようにステップする。上下にはねるのではなく、前後の動きを意識する。
【基本のパンチの出し方】
ジャブ
相手を牽制するパンチ。前に出ている足と同じ側の腕を、まっすぐ前に突き出す。
ストレート
相手を倒す攻めのパンチ。腰から上体を回して、利き腕をまっすぐ前に出す。
フック
相手を体側を狙うパンチ。肘を90度に曲げ、腰を回しながら肩の高さでパンチを出す。
アッパー
相手のあごやみぞおちを狙うパンチ。脇腹の筋肉を使って、拳をグッと突き下げる。
【ステップとパンチの実践】
前後にステップしながら、前に出たときにジャブ、腰を回して後ろの拳を突き出してストレート。ジャブ、ストレートの動きを基本として、これにフックとストレート組み合わせる。
「最初は1ラウンドから初めて、ラウンドを増やしていきましょう。パンチは思いきり打つ必要はありません。しっかり腰を回し、パンチを出したら拳をすばやく引き戻す……を意識してください。
ステップを続けている間は脂肪燃焼効果が継続しますから、途中で休憩する際も、足だけ軽くステップを踏んでおくと◎。くれぐれも、こまめな水分補給をお忘れなく」(高橋さん)