燃焼系ヨガで血流を促進し、代謝をアップ!
nullリモートワークが続き、運動不足は慢性的な悩みになってきたこの頃。みなさん、体を動かしていますか? そろそろ薄着になる季節、ボディーラインが気になる人も多いのではないでしょうか。まさにわたしもどうにかしたい! そこで、今回はちょっとハードな「代謝アップヨガ」を、ハタヨガ講師の若松由貴子さんに教えてもらいました。
「いつもはリラックス系の動きが多いですが、今回は”英雄のポーズ”など、ちょっとピリッとハードなヨガに挑戦。しっかり動いて約9分間でしっかり全身を温めます。
内臓機能を高める動きを多く取り入れているので、血流を促進して代謝がアップ。それに加えて、下半身強化、骨格バランスを整える動きも入れています。初めは無理せず、自分の心地よい範囲で行ってみてください」(以下「」内、若松さん)
「代謝アップヨガ」でポカポカ燃焼!
null(1)英雄のポーズ1
マットの前側に立ち、足を揃えて体の中心を整えます。右足を大きく後ろに引き、爪先はやや外側に向け、両手を腰に当てます。お腹と胸を正面に戻し、吐きながら左膝を曲げて踏み込み、下半身を安定させます。吸いながら両手を前から顔の横に上げ、目線も斜め上に。ここで呼吸を繰り返しましょう。
(2)英雄のポーズ2
吐きながら両手を腰に戻し、吸いながら膝を伸ばし、吐きながら上半身を右側に向けます。吸いながら両手を肩の高さに上げ、吐きながら体を左側に倒します。左手をももかすねに置き、肩の延長線上に右手の指先を伸ばし、ここで呼吸を繰り返します。
「体の前面を広げ、体の側面の伸びもしっかり感じましょう」
(3)頭を下げて血流アップ
吸いながら上体を起こし、吐きながら両手を腰に戻します。上半身を正面に戻したら、右足を1歩前に移動します。吸いながら背を伸ばし、吐きながら体を前に倒します。ここで手の平をももかふくらはぎに置き、余裕がある人は足首の方へ。必要な所まで倒したら、ここで呼吸を繰り返します。
「足の裏にできるだけ均等に体重をのせて、頭の重みを感じてください」
(4)下半身を強化
吸いながら上体を起こし、両手を腰に戻して、吐きながら右足を前に戻します。息を吸いながら背を伸ばし、吐きながら膝を曲げ、お尻を後ろに引きます。吸いながら両手を前から顔の横に上げ、目線は斜め上に。ここで呼吸を繰り返します。
「内ももに何か挟んでいるような意識を持ってしっかり支え、下半身が熱くなる感覚を味わってください。太ももが鍛えられ、下半身強化に繋がります」
(5)1〜4を反対側も繰り返す
吐きながら上半身をゆっくり前に倒し、吸いながらロールアップで起き上がります。1〜4まで同様に反対側も行いましょう。
「全部終わったら目を閉じるか、目を伏せてリラックス。動いた後の体の内側の反応を見守り、自分自身で作った熱を感じてください」
実際に行ってみると、私は特に太ももがキツイ! いかに自分が運動不足かを思い知り、プルプルしながら頑張りました。一定時間、同じポーズをキープしていると、体がじわっと熱くなってきます。特に4番の空気椅子のようなポーズは下半身をしっかり刺激。いつもよりハードな分、終わると心地よい爽快感がありました。
毎日続けたら体のバランスが整い、下半身も強化されそう。運動不足が気になる人は、ぜひ試してみてください!
取材・文/岸綾香
【取材協力】
若松由貴子
心と身体をバランス良く鍛えることができるオンラインスタジオ『Veda Tokyo』所属。さわやかな笑顔と丁寧で分かりやすいレッスンが人気。アディダスグローバルランニングコミュニティadidas Runners Tokyoのヨガ講師を務める。2015年より毎年インドに渡り、ヨガの学びを深めている。指導歴10年。2人の子どもの母。