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今すぐ使いたい「最強便利グッズ」で熱中症リスクから身を守る!編集部員のおすすめ4選

子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア『kufura』では、編集部メンバーやライターが“これはイイ!”と思ったお気に入りのアイテムをご紹介する【本日のお気に入り】を連載しています。

今回は、酷暑下で高まる「熱中症リスク」を軽減してくれるグッズをピックアップ。深部体温の上昇を検知するバンドや、「熱中症にかも……」という時にすぐ体を冷やせるアイテムなどをご紹介していきます。

1:ワークマンの「暑熱バンド(アラート機能付き)」で危機を察知

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写真左:新モデルの「暑熱バンド プロ」2,900円(税込) 写真右:旧モデル 1,900円(税込)

熱中症におののく筆者が出会ったのが、「ワークマン」から発売の「暑熱バンド(アラート機能付き)」(以下「暑熱バンド」)です。

この「暑熱バンド」は、腕に巻いて暑熱下の熱中症リスクを検知するというもの。センサー部で深部体温の上昇変化を独自のアルゴリズムで推定し、熱中症リスクを察知したらLED点灯とバイブレーションで「注意」を知らせます。リスク計測は、9分毎に4分間かけて行います。

黄色のLEDだと「注意」ですが、赤色のLEDだと「警告」。「注意」だと体を冷やす、スポーツドリンクなどを飲む、日陰で休むなどが対応としてありますが、「警告」の場合は直ちに活動を中止することを勧められています。

最高気温28度の6月のある日、湿気はないのでそこまで蒸し暑くはないけれど日差しはキツイ。そんな中でのゴルフで試してみました。※以下、旧モデルでのレビューとなります。

ぐんぐん気温が上がってきた前半8ホール目のタイミングで、いきなりブルブルブルッとバイブレーションが!

バンドを見ると黄色のLEDが光っています。タッチスイッチに触れてバイブレーションを解除し、氷のうを体にあて、スポーツドリンクを飲みました。

正直、このタイミングでは頭も痛くないし、喉がそんなに乾いているわけでもない。しかし、筆者の体の深部体温の上昇を、この「暑熱バンド」は察知したわけです。すごいな。

ただ、何点か気になった点もあります。

  1. タッチスイッチは触れるだけで反応するのだが、ついグイグイとボタン的に押してしまった
  2. 汗によって時々誤作動もする?
  3. 電池の残量がわからない

1については、使い方がわかれば簡単にオンオフができるようになりました。でも時折、うまくバイブレーションを止められないこともあったので、ちょっと困った。

2は謎の赤LED警告バイブレーションがあったため、もしかしたら汗による誤作動かな?と。しかしまあ、熱中症になっていないのでヨシとします。

3は1回の充電で12時間もつそうです。ゴルフ、トレッキングでも電池切れになってしまっては本末転倒、日帰りなら使えます。あと、バンド部分が突起を留めるだけのつくりなので、時々外れてしまうことがあったので、ベルト式になるといいな。

新モデル

今年のモデルはデザインも刷新され、スマートウォッチのようなスタイリッシュな印象に。ベルトの装着感も改善され、滑りにくくフィット感の高い仕様にアップデートされています。問題点だった防塵・防水性能がグレードアップ。屋外作業やスポーツ中の突然の雨や大量の汗にも対応できるようになったとのこと。これは活躍しそうです。

「注意」のバイブレーションがおきるタイミングでは、実際に頭痛がするなどの気配がまったくないので「あ、いま体を冷やさないといけないんだ」という印象です。でも、ここで飲料や氷のうなどを使っての「冷やし行為」をしないと、おそらく熱中症気味になっていたかもしれません。まさに、熱中症の「転ばぬ先の杖」的なアイテムです。

kufura編集部・ウツノミヤ

2:「ワークマン」のファン付きウェア

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どんな服にも合いそうなシルバーグレーをチョイス。空調服(R)ハイブリッドベスト4,900円・税込。ファンとバッテリーは別売。

熱中症対策にできることは何でもやる、と決めている筆者。猛暑に対処するため、ついに『ワークマン』のファン付きウェア「空調服(R)ハイブリッドベスト」(4,900円・税込)を入手しました。

ファン付きウェアはオンラインでは購入できず、店舗に予約して取りに行くというシステムで、なんとか入手。が、しかし、このウェアだけじゃ使えないんです。

ファンとバッテリーを購入しないと使えない……! この事実を知って、翌日改めて購入。空調服(R)のファンセットもあるようですが、店内にあったWindCoreシリーズのファンとバッテリーを購入。同じメーカーのものを使用した方がいいそうですが、在庫があったものを購入しました。

きっと筆者のようにうっかりまちがえてしまう人も多いと思います。気をつけましょう。

横から見ると、ウェアが風で膨らんでいるのがわかります。

36度超え気温、36度。首にネッククーラー、インナーに冷感作用のある「FREEZE TECH」、キャップの内側には水を含むと冷たくなるタオルを忍ばせています。

ファン付きウェアのバッテリーのスイッチをオン。風量は4段階で、最初は1からスタートしてみました。

正直、クラブハウス内でウェアを着ているほうが涼しかった……けれど、無いよりはまし。身体に熱がこもらないようにファンを回し続けている感じです。外気温36度だと、体温と変わらないので「涼しい~」という感じではないんですよね。時折、冷却スプレーを体にかけていました。

心配していた点は3つ。

  1. バッテリーはもつのか?
  2. 音はうるさくないか?
  3. スイングの邪魔にならないか?

この心配は一切不要でした。

音は同伴者によると「全然気にならない」とのこと。虫の羽ばたきレベルだったそうです。自分でもそれくらいのイメージでした。

スイングの邪魔になるか、という心配もあっさりクリア。むしろ、体がほてらないので気持ちに余裕があるためか、丁寧な動きが実現。重さも全く気にならず、快適に過ごすことができました。

その後、最高気温34度、31度のラウンドでも着用。このくらいの気温だとファン付きウェアの真骨頂と言いますか、とても快適に過ごせました。

「涼しい~」という感覚を得られたのも良いし、熱中症のリスクが減ったのもありがたい(もちろんこまめに水分補給、塩タブレットは摂取しています)。

35度以下の屋外では、ファン付きウェアのメリットを最大に受け取れるような印象を持ちました。31度だとウェアを着なくてもいいかな?と思って、一瞬脱いでみたものの、やっぱり着たほうが涼しいとわかりました。

今回はゴルフで試してみましたが、このファン付きウェアはキャンプや野外フェス時に役立ちそう。真夏のキャンプのテント設営時や、調理時などにおすすめ。釣りにも良さそうです。ただ、登山はベストが空気で膨らむので、バックパックが背負えなくなるため難しいかも。

kufura編集部・ウツノミヤ

3:16時間冷たさキープの「持ち運べる氷のう」で暑さ対策!

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今年5月、取材で「楽天市場 2025年 トレンド予測」に参加したところ、この夏注目の暑さ対策商品の発表がありました。

その中で、いちばん気になったのが、『ピーコック魔法瓶工業株式会社』の「ICE PACK/ミニアイスパックABB-16)」(3,608円・税込)。こちらは、保冷力が高い魔法瓶構造のケースに“氷のう”を入れて持ち運べるという斬新なアイテム。

使い方はとっても簡単でシンプル。シリコーン製のソフトな氷のうに水を入れて凍らせたら、魔法瓶のケースに入れるだけ。シリコーン製の氷のうはしっかりとふたが閉まるので、冷凍庫に横にして入れても安心。

そしていざ、持ってお出かけ! 炎天下を歩く移動中などに、パッと出してひんやり〜! 初めて使った瞬間、「何コレ! 気持ちいい!」と感動でした。

シリコーン製なので、肌に当てるとソフトな肌触り。気になっていたのは、肌に直接当てた時に冷たすぎるのでは?と思っていたのですが、これが思いの外、ちょうどいい塩梅で冷たすぎず、ひんやり心地いい。

汗がついてもサッと拭けるし、洗うこともできるので衛生的。

外のレジャーなどではなく、普通のお出かけの日だったので、図書館に行ったり、買い物をしたり、公園で遊んだり……こまめに出し入れする感じでしたが、帰ってきてもまだ凍った部分が少し残り、冷たさをキープしていました。

気になる保冷時間は、同社のホームページによると、「最大約16時間、0℃をキープ」。朝に外出しても、帰宅する時間までしっかり冷たさを維持してくれます。

ポケットに入るコンパクトなものから大容量まで、サイズは全部で4種類あり、大きさによって保冷時間も変わるので、用途に合わせて好みのサイズを選べます。

保育園に登園する前、朝から日差しが強くて暑かったので2歳の娘にも渡してみたら、「つめたい〜!」と顔につけて大はしゃぎ。「これ、もっていく〜!」と離さないので(泣)、そのまま持って登園しました。小さな子どもが持っても冷たすぎることがないのも嬉しいポイントです。

総合して言えるのは、「もっと早く使いたかった!」。これだけ紫外線が強いと、外に出るだけでも、駅までの道のりを歩くだけでもぐったり。そんな時に、体感としての涼感はもちろんなのですが、気分的にもリフレッシュして、シャキッとリセットできるんです。

なんと言いますか、バッグに忍ばせておくと、RPGゲームで防御力がアップする“超強力なお守り”を手に入れたような安心感が。

これからは「氷のうでひんやり」が定番になるかも? 毎日暑すぎますが、あの手この手で乗り切っていきましょう!

ライター・岸綾香

4:氷と水で急冷!イマドキの「氷のう」は結露も出ず便利!

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本体直径:約21cm、口金内径:47mm、容量:約1,350ml。こちらはレギュラーサイズですが、容量600mlの小さめサイズもあります。

「なんだか熱中症っぽい」と学校から帰宅中の娘から連絡が入ったのは、猛暑日のこと。スポーツドリンクや塩分タブレットを持たせていたものの、帰り道で頭痛や吐き気が出てきたようです。

娘を迎えにいく途中のドラッグストアで経口補水液を買ったときに「体を冷やすのに使えるかな?」と買ってみたのがこの『ピップ』の「プロ・フィッツ アイスバッグ」(レギュラーサイズ/1,980円・税込)という商品でした。

これが大正解。

子どもの急な発熱に備えて、冷凍庫にはいつも“保冷用の枕”を入れていたのでまずそれを使い、そして、小さな保冷剤でわきの下なども冷やしましたが、もう少し、運動後の日焼けで真っ赤になっている首まわりやおでこも冷やしてあげたい……。そこで氷のうです。

氷と水を入れて…
キャップをはめるだけ。キャップはシリコーンゴムパッキンがついているので、キュッとしっかり締まります。

キャップを開ける→水と氷(角の鋭い氷は角を溶かしてから入れる方がいいそうです)を入れて→キャップを締めるだけ。

おでこや肩にのせると「固くなくて気持ちいい!水の音がするの、いいね」と娘の元気な声が聞こえてほっとしました……。

スポーツの後や、日焼けのクールダウンにも!

いまどきの氷のうって進化してるんですね。この商品、

・表面に結露が出ない

・シリコーンゴムパッキンで水漏れしにくい

・固定用ベルト付きで色々な部位に固定できる

と使いやすい!

冷凍庫にいれておく必要がないので、水と氷さえあればすぐに使用できるのが地味に便利!

商品の購入サイトには、「アイシングで熱中症対策!」とも書かれていたので、やはり熱中症の対策にもよさそうです。さらに、スポーツをする子どもたちの捻挫や、発熱の時にも活躍しそう。

kufura副編集長

※サイトや時期によって価格が変わる場合があります。

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