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パタパタ折り畳むカードケース「フロシキシキ」が名刺入れに最高!おしゃれで使いやすい!【本日のお気に入り】

新年度がスタートして、気持ちが引き締まる季節。新しく出会う方々とのご挨拶に欠かせない名刺入れ、みなさんはどんなものを使用していますか? 20年以上、フリーランスのライター&エディターとして、とにかくたくさんの取材先の方々に会ってきた私が、ずっと愛用している名刺入れを紹介します。

お手頃価格なのに、おしゃれに見えて、使い勝手も抜群!

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取材先の方など、初めて会う人と名刺交換をする瞬間って、ピリッと背筋が伸びていつもドキドキします。名刺入れって、その人を象徴するもの。ブランドのものだったり、シンプルなものだったり、初めて会う人のパーソナルを知る手段になる気がしています。

そんな第一印象にもなる名刺入れだからこそ、自分にしっくりくるものを使いたいですよね。昔はちょっと背伸びをしてブランドものを使用したりもしましたが、なんだか自分にはフィットしていない気がして、いまひとつ落ち着きませんでした。薄い名刺入れも、名刺が増えるとすぐにパンパンになってしまい、ズボラな自分には合いませんでした。

そんな時にミュージアムショップで見つけたのが、こちらのカードケース『フロシキシキ』。まずカラフルでビビッドな色に惹かれて、思わず手に取りました。ビニール素材でツルンとしたフォルムが愛らしく、こんなカードケースって見たことない!

広がるようにテープで4カ所を留めて撮影していますが、実際はツルンとフラットなビニールだけ!

広げるとただ1枚のビニールシートで、ボタンやマグネット、ファスナーのような留め具は何もナシ。

『フロシキシキ』という名前の通り、この展開図のようなシートをパタパタ折り畳んで、まるで風呂敷で物を包むように名刺やカードを包むだけなのです。

私が特に気に入ったのは、名刺の量に合わせてピタッと折り畳めるところ。薄い名刺入れだと、過去にいただいた名刺を取り出すのを忘れていると、新しく交換した際に「もうこれ以上入らない!」と焦って、スマートに収納できないこともありましたが、これなら名刺が増えても大丈夫。レザーだとパンパンに名刺を入れると革が戻らなくなってしまうこともありますが、そんな心配も不要です。

名刺の量に合わせてピタッとジャスト収納。
枚数に合わせて畳めるから、名刺が増えても安心!

石けんで洗うと粘着力が復活して、繰り返し使えるのもいいところ。

ビニール同士の粘着力だけでくっついているので、汚れたり粘着力が落ちたりした場合は、石けんで洗うと粘着力が復活!

ツルッとしたビニール素材なので、使っていくうちに表面がボロボロになることもありません。

ちなみに今回撮影した名刺入れは、もう10年以上愛用しているもの。パンパンに入れすぎると端が裂けやすくはなりますが、ビニールはほぼ劣化していません。

余計な装飾がなく、秀逸な機能美に溢れたデザインは、今回の紹介にあたり調べてみたところ、オランダ人デザイナーSamira Boon氏によって生み出されたものでした。Samira氏は大学で建築を学んだ後、日本の文化や建築に興味を持ち東京工業大学(現・東京科学大学)に留学。日本の風呂敷や折り紙の「折る」文化にインスパイアされ、日本で見つけた粘着力があるのにベタつかないビニールを使って、こちらの『フロシキシキ』シリーズをデザインしているそう。オランダならではのデザイン&ポップな色使いにセンスが光りますね。

名刺入れだけでなく、ポイントカードや診察券の整理にも使えそう。

ブランドもので決めるのは、自分はなんだかしっくりこない。とはいえ、シンプルすぎるのもちょっとつまらない。アート好きな私は、個性的な雰囲気にも魅力を感じました。

長く使っていると、何人か同じ名刺入れを使っている方に取材先でお会いすることも。美術館の広報さん、デザイナーさん、セレクトショップの店員さんなど、アート好きな方が使用していることが多く、「その色、いいですね!」「使いやすいですよね!」と盛り上がることもしばしば。

カラーは7色あり、ビタミンカラーで元気をもらえます。私は美術館のミュージアムショップで購入しましたが、『フロシキシキ』で検索すると、美術館のオンラインショップや雑貨のセレクトショップなどでも販売していました。価格も990円(税込)とお手頃なので、ぜひ名刺入れを探している人は、お好きな色を試してみてはいかがでしょうか?

岸綾香
岸綾香

ライター&エディター。『女性セブン』(小学館)で約 20年、料理、家事、美容、旅、タレント取材など、実用記事を中心に幅広いジャンルで取材&執筆を行う。『kufura』では2017年のローンチより、料理やヨガなどを中心に動画記事を350本以上作成。好きなものは絵本、美術館、音楽フェス、自転車。週刊誌で鍛えられた体力&根性で 40代から子育て奮闘中。

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