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日記は「手書き派」が根強い人気!デジタルもいいけど、紙に書きだすことに意義がある

そろそろ来年の手帳やカレンダーが発売される季節。スマホの普及により、スケジュール管理はデジタルにしている人がほとんどかもしれません。しかし、まだまだ手書き派も健在。とくに「日記」においては、アプリで管理するよりも手書きにこだわっている人が多いようです。

今回kufuraでは、20〜60代の男女500人に「日記をつけているか」のアンケートを実施。使っている日記帳やアプリも調査しました。

日記をつけている人は約1割

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「日記をつけていますか?」の質問に対して、「日記をつけていない」と答えた方は74.2%でした。「日記をつけようと挑戦するが、続かない」と答えた方が12.2%いて、日記をつけたい気持ちがあっても三日坊主になってしまっていて「続かないのでやらない」と考えている人が約1割いました。

■日記をつけていますか?

日記をつけている……13.6%(68人)
日記をつけていない……74.2%(371人)
日記をつけようと挑戦するが、続かない……12.2%(61人)

日記をつけるには、1日を振り返る必要があります。それを文字にするのは時間もかかるし、正直めんどう……。忙しい日々を送っている人にとって、その時間を捻出するのは難しいですよね。この結果は、納得のようにも思います。

しかし日記をつけることで、小さな幸せがあったことや、優しい気持ちになれた瞬間があったことを思い出す時間が持て、良い1日を締めくくれるかもしれません。

日記は手書き派が圧倒的!

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シンプルなキャンパスノートに日記をつけている人も。

日記をつけている方に使っている日記帳やアプリを伺ったところ、ほとんどの人が手書き派であることがわかりました。アプリを使用している方は、ごくわずか。みなさん、手書きすることに意味を感じているようです。

「なんでもないノートにつけています」(34歳女性/総務・人事・事務)

「コクヨのキャンパスノートです」(40歳男性/その他)

「手帳につけています」(42歳女性/総務・人事・事務)

「3年日記を使っています」(65歳男性/研究・開発)

「高橋書店の日記帳を使っています」(68歳男性/その他)

「カレンダー式になっている手帳にひと言日記をつけています」(69歳女性/主婦)

「ほぼ日の5年日記を使っています」(36歳女性/主婦)

手帳を日記代わりにされている方が目立ちましたが、100円ショップのノートなどこだわりがない人も多く、「何に書くか」よりも「書くこと」に意味を感じている人が多い印象です。

「ほぼ日手帳」と「高橋書店の日記帳」を愛用されている方も多数見られました。手書き日記派から支持されているブランドのようですね!

2025年の「ほぼ日手帳 ミナ ペルホネンpomppia(light blue)」オリジナル(A6)サイズ。セット1万7,600円〜1万8,590円、カバーのみ1万5,400円(すべて税込)
1日1ページなので、日記として活用する人も多い。
定番の「ほぼ日手帳 カラーズ アトリエスカイ」カズン(A5)サイズ。セット6,710円〜8,360円、カバーのみ3,410円(すべて税込)
「ほぼ日手帳 カラーズ」アトリエスカイ カズン(A5)サイズの中身。

デジタル派は少数

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「スマホのメモ機能を利用しています」(56歳男性/その他)

「OUTLOOKのカレンダーに書き込んでいます」(67歳男性/その他)

「Wordに書いて保存しています」(67歳男性/その他)

「iPadのGoodnotes5を利用しています」(41歳男性/その他)

スマホ、iPad、PCで日記をつけている方は、男性に多い傾向。仕事の延長で日記をつけているからなのかもしれません。中には「ブログを1日1回投稿して、日記代わりにしています」(63歳男性/その他)という方もいらっしゃいました。自分が見るだけの日記だとなかなか続かないので「ブログ」にして、やる気を保っているという意見もありましたよ。

outlookの月間スケジュール。これを日記活用している人も。

自分の行動を客観視できるのが日記の魅力

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日記を書いている理由として「自分を客観的に見られるし、文字にすると自分の気づかなかったことに気づけたりも。コラージュしながら愛犬との日々などを書いてます」(42歳女性/その他)と意見を寄せてくださった方がいました。

その日の出来事を振り返り、そのときに自分がどう感じたのか、どんな気持ちになったのかを一緒に記しておくことで、自分の内面を知るきっかけが作れるのが日記の魅力。また、失敗したときにどう対処すればいいのかや同じことがあったら、どうしたいのかも書いておけば、成長もできます。自分を客観視することで、新しい「好き」と出会えることもあるかもしれません。

年齢を重ねると、昔のことを思い出せないこともしばしば……。書くことで思い出が残り、月日が経って読み返したときに、再びその思い出に触れられるのは良い時間ですよね。来年こそは、日記に挑戦してみたい!と思う結果になりました。

中山夏美
中山夏美

山形県出身在住。一児の母。出産を機に2020年に東京からUターン。アウトドアとエンタメを得意とするライター。雑誌やWEBメディアに携わる。

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