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【すでに3万2000本のヒット】「新江ノ島水族館×Wpc.」のビニール傘があまりの美しさに全国発売へ!開発秘話も

2020年あたりから増えてきた、おしゃれでかわいい、大人も持てるビニール傘。今年も素敵なビニール傘がたくさん登場していますが、私が惹かれたのはクラゲと魚が描かれた、“えのすいコラボ”の傘。なんでしょう、この清涼感! この傘を差したいあまりに雨が降ってほしいと願うほど(笑)。そんな“えのすいコラボ”の傘について、作り手である傘ブランド『Wpc.』さんにお話を伺いました。

2023年は「クリームソーダアンブレラ」、2024年は…?

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5色展開の中、特に人気なのがグリーンの「新緑のクリームソーダ」
ブルーの「青空のクリームソーダ」も人気

去年は、「クリームソーダ」を模した「クリームソーダアンブレラ」が大ヒット。「1万本売れたらヒット」と言われる傘業界の中で、「クリームソーダアンブレラ」は現在も躍進を続け、もうすぐ累計販売数30万本を突破すると言われています。この「クリームソーダアンブレラ」を作ったのが、傘ブランド『Wpc.』でした。

水族館職員さんたちのある“習慣”から生まれたデザイン

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新江ノ島水族館×Wpc. 「おやすみ、くらげアンブレラ」2,640円(税込)

その『Wpc.』が、神奈川県にある『新江ノ島水族館』とコラボして誕生したのが、今回、ご紹介する傘です。「『新江ノ島水族館』から“生き物たちをイメージした傘を作りたい”とお声がけをいただいた」ことから、傘作りが始まったと言います。

この傘を企画した『新江ノ島水族館』商業チームの人たちから、朝晩、水槽の中の生き物たちに「おはよう」、「おやすみ」と声をかけるという水族館ならではの“小さな習慣”があるという話を聞き、そこからインスピレーションを得た『Wpc.』の担当者が「おはよう」と「おやすみ」、2つの傘を作り上げたそうです。

朝をテーマにした、「おはよう、大水槽」の傘

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新江ノ島水族館×Wpc. 「おはよう、大水槽アンブレラミニ」2,750円(税込)

朝をテーマにした「おはよう、大水槽」は、『新江ノ島水族館』内、最大規模となる「相模湾大水槽」を泳ぐ魚たちをイメージ。傘の中央を彩る“イワシトルネード”がデザインのポイント。

夜がテーマになった、「おやすみ、クラゲ」の傘

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新江ノ島水族館×Wpc. 「おやすみ、くらげアンブレラミニ」2,750円(税込)

対して「おやすみ、クラゲ」は夜がテーマ。ふわふわと漂うクラゲが美しい、水族館内の「クラゲファンタジーホール」をモチーフにデザイン。江ノ島の海で発見された新種の「ワタボウシクラゲ」もデザインされています。

リクエストに応えて、今年の4月から全国発売へ!

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“えのすいコラボ”の傘がデビューしたのは昨年、2023年の6月末。当初は『新江ノ島水族館』のオンラインショップと、水族館内にあるミュージアムショップ「メインショップ」のみの販売でした。ところが「X(旧ツイッター)」を中心にSNSで話題となり、「全国で発売してほしい」という声が数多く集まったことから、今年の4月に全国で販売を開始。ちょうど今年は『新江ノ島水族館』も『Wpc.』20周年を迎えた節目の年でもありました。

長傘の2倍の売り上げを誇る折りたたみ傘。外国人観光客にも大人気

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自分が長傘派なので知らなかったのですが、今は圧倒的に折りたたみ傘の方が人気だそう! この“えのすいコラボ傘”も長傘と折りたたみ傘の2種がありますが、折りたたみ傘の方が人気だと言います。

確かに最近、若い方などスマホ一台を持ってお出かけしてしまい、お財布すら持たないですよね。そのためバッグもどんどん小さくなり、軽量でポン!とバッグに入る折りたたみ傘の需要が伸びているのだと言います。

また、折りたたみ傘は外国人観光客にも大人気! 海外にここまでデザイン性や機能性に優れた折りたたみ傘というのはなかなかなく、中でもアジア圏(中国、韓国、香港、台湾など)の外国人観光客が“日本土産”として買って帰るのだそう。ここにもインバウンド需要があるんですね。

ほかにもこんな人気ビニール傘があります

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「紫陽花アンブレラミニ(ブルー、パープル、オフ)」各3,630円(税込)

繊細な色のグラデーションまで再現された紫陽花のビニール折りたたみ傘。『Wpc.』の方曰く、「雨粒がつくとさらに風情を感じる傘なんです」とのこと。確かに! “えのすいコラボ”の傘も、雨粒がつくと“リアル感”が増して、傘の下、水の中にいるような幻想的な気分を味わうことができます。

「アクセサリーアンブレラ(ベージュ、ブルー、パープル、ブラック)」各3,080円(税込)

ハンドルを手首にかけると、まるでお花のバングルをつけているかのようになるこちらのビニール傘。クリアハンドルの中にはカラフルな造花の花びらやゴールドの箔が入っています。傘のハンドルをアクセサリーに見立てるなんて発想がロマンティックで素敵!

「沖昌之×Wpc. 肉球プラスティックアンブレにゃんミニ」3,630円(税込)

シリーズ累計販売数10万本突破した、猫写真家・沖昌之氏の猫写真をデザインしたビニール傘は、2021年から続く人気シリーズ。中でも持ち手が猫の肉球みたいな触り心地の「肉球プラスティックアンブレにゃんミニ」は大人気なんだそう。

こんなにもおしゃれで素敵なデザインのビニール傘があるなんて! 確かに外国人観光客の人たちがお土産にしたがるのもわかりますよね!

中田ぷう
中田ぷう

編集者・フードジャーナリスト。多くの料理本や暮らしの本、キャンプ本を手がける。自著に子どものごはん作りの闘いを描いた『闘う!母ごはん』、『素晴らしきお菓子缶の世界』(共に光文社)がある。 プライベートでは猫2匹&犬1匹と小学生、大学生の女の子の母。ハワイじゃなくてグアムラバー/スターウォーズマニア/アダム・ドライバーファン。Instagram

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