ボードゲームといえばトランプが一番ポピュラーですが、最近は新たなゲームが続々登場しています。難しいルールもなく、老若男女が楽しめて、コミュニケーションの一環にもなるので、団らんタイムにおすすめなんです。
絵を見て思いついた「名前」をみんなで覚える「ナンジャモンジャ」
null謎の生き物「ナンジャモンジャ」族のイラストが描かれたカードがあります。一巡目はめくりながら、各自のセンスでそのカードの「ナンジャモンジャ」に名前をつけていきます。
たとえば、ビリヤニ好きな人だったら「ビリヤニダイスキー」とか、まんまるなビジュアルにインスパイアされて「まんまるまるこちゃん」とか、センスを駆使して名づけをします。
そうして名前をつけられたカードと同じイラストがめくられたら、その名づけされた名前をいち早く叫ぶことで溜まったカードを獲得し、最終的にはその枚数が多い人が勝ち、というゲームです。
みんなが再現できない難しい名前をつけるのもよし、すべての名前を頭にしっかり刻むもよし、とにかく記憶力が試されます。
「新右衛門さん」とか昔の名前を持ち出したり、「とっくりセーター坊や」などの死語を駆使したりと、名づけのセンスが垣間見られるのがおもしろいポイントです。
このゲームを販売しているのは「すごろくや」というボードゲーム専門店。ゲーム自体は2011年にロシアのシンプルルールズ社が作ったものだそう。対象年齢は4歳から大人まで、2~6人で遊べます。
最初と最後の文字に縛りのある、しりとりゲーム「ワードバスケット」
null「ワードバスケット」は日本で生まれたしりとりゲーム。カードを5枚ずつ配り、残りを山札カードにします。山札から1枚めくって、その文字を頭に、自分の持っているカードの文字で終わる3文字以上の言葉で、しりとりをしていきます。
しりとりがうまくいけば、その最後の文字が、次のしりとりの始まりになります。このゲームには順番はあってないようなもので、思いついたらどんどんしりとりの言葉を言って、最後の文字のカードを中央に置きます。一番最初に手札をすべてなくしたプレーヤーが勝ちます。
例えば写真のように「も」のカードが出ていて、自分の手持ちに「か」があったら「もなか」、手持ちに「る」があれば「モントリオール」など。しりとりなので「ん」が最後にくるのはNGです。どうしても思いつかないときは、手札を1枚増やして山札から取り直すことができます。
ボキャブラリーが豊富な人が有利なゲームですが、配られたカードによる運にも左右されます。
対象年齢は10歳以上(ルールによっては6歳もアリ)、2~8人(もっと多くてもOK)。1ターンでだいたい10分目安です。
言葉に縛りを作ればより難しく、逆に文字を2文字以上にすると小さな子どもも参加しやすくなるなど、アレンジが効くゲームです。
声を出すゲームって、普段は大人しいタイプの人も夢中になって参加してくれるので、意外な一面が見られて楽しいですよね。
紙版テトリス?「ウボンゴ」
null最後にご紹介するのは、パズルゲーム「ウボンゴ」。ダイスを振って図形の書かれたパズルボードを選び、パズルボードと図形1セットを配ります。配られた図形をパズルボードに当てはめていき、一番早く完成した人が「ウボンゴ!」と言って勝つというゲームです。
砂時計で時間制限をかけるのが正式ルールですが、子どもがいる場合は無しにしても楽しめます。毎回勝者には宝石が与えられ、9ラウンドの後、最も価値ある宝石を集めた人が優勝。
先の2つのゲームが言葉系だったのに対し、このゲームは図形系。数学的発想というか、ピースがうまく当てはまらないときの発想の転換力が求められるものです。
こちらのゲームも老若男女楽しめます。海外では、小中学校の脳トレの教材として使われているとか。確かに脳活に役立ちそうです。最近はかわいいポケモン版も出たんですよ。
対象年齢8歳以上、プレイ人数1~4人です。
今回は年齢問わず、誰もが楽しめるゲームをご紹介しました。コンパクトな形状なので、キャンプや旅先に持って行って遊ぶのにもおすすめ。最近は温泉旅館などに置いてあることも。様々な年齢の人たちが一緒になって遊べるって滅多にないことだし、キャラが見えてきておもしろいもの。ゲーム機で遊ぶのもいいけれど、対人間のコミュニケーションを楽しむアナログなボードゲームもいいものですよ!
神保町で働く編集者。少女漫画からファッション、テレビ、トレンド情報、堅実女子、アウトドアなどの専門メディアを経て、kufuraへ。音楽と旅とアートと山とゴルフとサウナが好きです。一度ハマると長めです。2024年現在、ビリヤニとキャロットケーキを追いながら、あんことおはぎにも熱視線を送っています。