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「お風呂上がりのタオル」体と髪で使い分ける?使うタオルの種類とともに聞いてみた

いよいよ本格的な冬が到来。お風呂上りには体が冷え、髪が乾きにくい季節です。昔から体や髪を拭くのに重宝するのは「バスタオル」ですが、最近は省スペースで収納でき、洗濯も楽にできる「フェイスタオル」を愛用する人が急増! ほか吸水力が高い髪専用のフェイスタオルなども注目されており、お風呂上りのタオル事情は多様化の傾向にあるといえそうです。 

そこで今回『kufura』では20代から50代の女性145人にアンケート調査を実施。お風呂上りに使用するタオル事情について伺いました。

お風呂上りの主流派は「バスタオル」を「使い分けずに1枚で拭く」

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まずアンケート調査にて「お風呂上がりは、どのようなタオルを使っていますか?」と尋ねたところ(複数回答)、以下のような結果になりました。

バスタオル・・・71.7%(104人)

フェイスタオル・・・42.1%(61人)

髪専用タオル・キャップ・・・10.3%(15人)

その他・・・2.8%(4人)

現在のところ「バスタオル」が一番多くなっていますが、併用も含めて「フェイスタオル」を愛用している人もかなり多くいることが分かりました。

続いて「お風呂上がり、髪の毛用と体用のタオルを使い分けていますか?」とアンケート。結果は以下となっています。

毎回使い分ける・・・31.0%(45人)

毎回使い分けない・・・57.9%(84人)

たまに使い分ける・・・9.0%(13人)

たまに使い分けない・・・2.1%(3人)

半数以上が「毎回使い分けない」と回答していますが、「毎回使い分ける」という人は31.0%いました。「たまに使い分ける」を含めると、約4割は頻度の差があっても使い分ける習慣があるといえそうです。

使い分けない派の2大理由は「面倒くさい」と「洗濯物を増やしたくない」

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では、お風呂上りのタオルについて「毎回使い分けない」と回答した多数派、84人のコメントをみてみましょう。

「洗濯物が増えるのも嫌だし、そもそも大きめのバスタオルなら一枚で事足りる」(43歳/学生・フリーター/バスタオルを使っている)

「洗濯物を増やしたくないので、1枚で全身拭いています」(29歳/その他/バスタオルを使っている)

「一番の理由は面倒くさい。綺麗に洗った後だから、全部1枚のタオルで拭いてもいいと思っている」(44歳/主婦/バスタオルを使っている)

「使い分ける発想がそもそもなかった。バスタオルなので1枚で十分に拭ける」(54歳/金融関係/バスタオルを使っている)

こちらでかなり多かったのが「面倒くさい」と「洗濯物を増やしたくない」という2つの理由。しかし「洗濯物」に関してはバスタオル1枚を使うのと、フェイスタオル2枚を使い分けるのは、洗濯物が増えるのはどちらか? その判断は微妙なところではないでしょうか? ちなみに今回の84人中、72%にあたる61人が「バスタオルのみ」と回答しています。

半々で使う、順番を考える、裏表で使う…1枚で“使い分け”の工夫も

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一方「毎回使い分ない」という理由の中には、以下のような意見もありました。

「洗濯物を増やしたくない。一枚のバスタオルで体を拭く部分と髪を拭く部分を半々にして使っています」(45歳/その他/バスタオルを使っている)

「洗濯物を増やしたくない。先に体を拭いてから髪を拭くようにしている」(57歳/主婦/フェイスタオルを使っている)

「髪とカラダは表と裏で使い分けてる。1度使ったら洗濯したいタイプなので、使い分けまでしてたら洗濯物が溜まりすぎてしまう」(43歳/主婦/フェイスタオルを使っている)

どうやら髪を拭いたタオルで体を拭くことに対して、衛生的に抵抗がある人も一定数いるようです。それが気になる人は「使い分け」という選択をする人が多いと思いますが、洗濯物を増やしたくないという理由により「裏表で使い分け」と工夫する人もいました。同じ「使い分けない」人でも、タオルに対するこだわりはさまざまなのです。

メリットいっぱい!? お風呂上りのタオルを使い分ける理由

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では「毎回使い分ける」「たまに使い分ける」という58人は、どのような理由で使い分けを行っているのでしょうか? 寄せられた回答をみると、さまざまなこだわりや事情があることが判明しました。

1:髪専用タオルを使っているため

「髪用のタオルは頭に巻いて使っている。体用とはサイズも違うから使い分けている」(43歳/主婦/髪専用タオルを使っている)

「髪専用タオルでも拭くとタオルがべしょべしょになりやすい。それで身体を拭く時快適じゃないから」(58歳/総務・人事・事務/髪専用タオルを使っている)

「髪用は吸水の良いタオルにしている。体はバスローブを使っている」(59歳/主婦/髪専用タオルを使っている)

髪専用タオルは製造メーカーによってさまざまな特徴がありますが、主流は吸水性が高く、濡れた髪の水分をしっかり乾かしてくれること。また髪に巻きやすいサイズとなっており、多くは大き目のフェイスタオルくらいのサイズ感です。そのサイズのタオルで体を拭くと、確かに快適ではないかもしれません。

2:バスタオルは使用しておらず、1枚では足りないため

「髪には乾かすためにフェイスタオルを巻き付けるので1枚、身体を拭くためのタオルを1枚、合計2枚使います」(53歳/その他/フェイスタオルを使っている)

「フェイスタオルだと1枚では足りないので2枚使う」(37歳/その他/フェイスタオルを使っている)

「フェイスタオルなので、髪だけでびっしょり濡れる」(40歳/その他/フェイスタオルを使っている)

最近じわじわと増えつつあるという「バスタオル使わない」派。バスタオルよりも洗濯量が少なく省スペースといった良さがありますが、髪と体で使い分けがしやすいのもメリットです。

3:髪を洗った後はフェイスタオルで巻いているため

「髪にタオルを巻いて、ドライヤーで乾かすまで巻きっぱなし。そうすると身体を拭くタオルとはどうしても別々になる」(53歳/主婦/フェイスタオルを使っている)

「必ず分ける。濡れた髪はマイクロファイバータオルを巻いて、少しでも水分を吸収させるために使う」(50歳/学生・フリーター/バスタオル・フェイスタオルを使っている)

「体にタオルを巻いたまま髪の毛を乾かすため、頭用のタオルも必要となってしまう」(50歳/主婦/バスタオル・フェイスタオルを使っている)

美容院などでは定番ですが、髪を洗ったらタオルで髪を巻く習慣がある人はけっこういるようです。巻くことでお風呂に入っている間も吸水できるといったメリットがあるようですが、確かにそのしっとりと濡れた状態のタオルで体を拭くのは微妙かもしれません。

4:お風呂でヘアカラー・トリートメントをするため

「ヘアカラーをすると色落ちするので、濃い色のタオルで髪をふき上げ、いつものバスタオルを汚さないようにする」(57歳/その他/バスタオル・髪専用タオルを使っている)

「髪を染めるので髪用のタオルが必要」(39歳/その他/バスタオル・髪専用タオルを使っている)

「ヘアトリートメントをした日は色移りが気になるのでタオルを分けています」(55歳/その他/バスタオル・フェイスタオルを使っている)

お風呂でヘアカラーをする際、拭くとカラーがタオルについてしまうのは確かに“あるある”。濃い色のタオルで拭いたり、使い古したタオルなどを使うといった人は多いかもしれません。

5:衛生面で気になるため

「清潔に使いたい」(56歳/主婦/バスタオル・フェイスタオルを使っている)

「衛生面を考えると別々一択」(40歳/総務・人事・事務/バスタオル・フェイスタオルを使っている)

「髪の毛を拭いたタオルは髪の毛がつくので、それで身体は拭けない」(34歳/総務・人事・事務/バスタオルを使っている)

「毎回使い分ない」という人でも一定数いた「髪を拭いたタオルで体を拭くことに抵抗がある人」。それでもフェイスタオルを使わずにバスタオルで使い分けているというツワモノもいました。

 

“お風呂上りにタオルを使う”という日常の何気ない生活習慣ですが、調べてみると予想以上に十人十色。それぞれに違ったこだわりがあることが分かりました。今回多数派だった「バスタオル1枚で拭いて使い分けはしない」という人もぜひ一度、違った習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか? これまでとは違った習慣を取り入れることで、小さなストレスが解消されるかもしれませんよ。

高山恵
高山恵

東京都出身、千葉県在住。短大の春休みより某編集部のライター見習いになり、気が付いたら2022年にフリーライター歴25年を迎えていた。現在は雑誌『DIME』(小学館)、『LDK』(晋遊舎)などで取材・執筆を行うほか、『kufura』などWEB媒体にも携わる。

執筆ジャンルは、アウトドアや子育てなどさまざま。フードコーディネーターの資格も持つ。

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