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面倒くさがりの私が洗濯好きに!コダワリは「縦型式洗濯機」「外干し」「ハンガー収納」「ジェルボール」【#16】

旅エッセイストの国井律子です。常にラクできないかばかり考えている私です。今回の連載「無駄のない暮らし」は「洗濯」について。

皆さんは洗濯、好きですか? 以前の私は洗濯って「工程」が多すぎて大嫌いだったんです。洗う、干す、たたむ、しまうってね。でも文句言っていても洗濯は必ずしなくてはいけない家事。工程の手間を省いたり、アタマを切り替えたら、洗濯がだんだん好きになっていったのです。
そうそう洗濯って、すべてのタオルがそろっている、汚れ物がひとつもない、考えただけでめちゃくちゃ気持ちいい。貯金がいっぱいあるのと似ている感じなんですよね(笑)。

わが家の洗濯へのコダワリ

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コダワリ1:縦型式洗濯機

まず最初に。わが家の縦型式洗濯機、数年前(2021年です)に買ったものなので、「洗剤自動投入機能」はなく、もちろんスマート家電でもない……、ということをご了承下さい。

縦型式洗濯機は、どんな上位機種でもドラム式に比べたらずっと安いという利点が。たっぷりの水でこすり洗いして頑固な汚れもよく落ちます。以前、ドラム式をずっと使っていたのですが、縦型の方がきれいになると実感。本体もドラム式よりコンパクト。最近はオシャレでシンプルな物が増えました。

コダワリ1、「縦型式」洗濯機。なぜなら上位機種でもドラム式に比べたらずっと安いから。デザインも悪くないですよ。
コダワリ2、子育て世代のマストアイテム「乾太くん」は導入していません! 連日の雨などエマージェンシーな日は「浴室乾燥機」を利用。ガスなので電気よりもパワフルです。でも年に10回も使わないかな……。

コダワリ2:乾燥機は使わない

子育て中の新居に大人気でマストセッティングな「乾太くん」や「乾燥機」は、ウチには必要ないと思っています。

旅先でたまに使って、あっという間に乾いて便利だな~とは思いますが、やはり衣類が傷むスピードが早い。とくに子ども服、縮んだり色あせたりしますよね。タオルもボロボロに……。

コダワリ3:ベランダに外干し

わが家は、雨がパラッと降ってもやや安心な、「軒」があるベランダです。毎日外干ししてから出勤しています。今日の午後ちょっと怪しそうだなー。降られるかなーというときは、家の外壁にベタ付けするよう「セットバック」して。風がないことが大前提ですが、穏やかな梅雨空コンディションであれば、意外や帰宅するころまではだいたい乾いていますよ。

そんな方法なので、雨が続いてもナンとかなっています。梅雨時期とか秋の長雨シーズンとか、本当に1週間びっちり傘マークのときは寝る前にガスの「浴室乾燥機」を使って乗り切っています。

コダワリ3、「外干し」。乾燥機は生地が傷むので、自然乾燥にこだわっています。電気代も節約。
天気が怪しいなーというときは、外壁にベタ付け。ひさしがあるのでパラッと降られても大丈夫です。

コダワリ4:ハンガー収納

トップスは乾いたらハンガーに掛けたままクローゼットへ。「畳む」という工程がひとつ省けます。「ニトリ」の滑りにくい省スペースハンガーで揃えれば、スッキリ収納できます。

コダワリ4、「ハンガー収納」。洗濯物はトップスもボトムも畳まずハンガーに掛けたままクローゼットへ。
子どもたちの服もトップスはハンガー収納。パンツや靴下は軽く畳んでボックスや引き出しに。
アパレル勤務の夫のクローゼットは真っ黒です(笑)。家をリフォームする前からハンガー収納にしようと決めており、クローゼットバーを多めに設定しました。

洗剤選びの葛藤、私が柔軟剤と漂白剤を手放すまで

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これまでは近所のドラッグストアで売っている一番大きな詰め替え洗剤を、ボトルに注いで使っていました。急にその手間がめんどうになり、一時期「ジェルボール」を使ったことも。ご存じの通り、洗濯機にポンと入れるだけの便利な洗濯洗剤。「第3の洗剤」なんて言われていますよね。柔軟剤入りや炭酸タイプなどあり、なんと言っても計量要らずというのがうれしい。

しかし、ふたたびなぜか詰め替え洗剤に戻ったり……。紆余曲折を繰り返していました。
ああ、やっぱり詰め替え洗剤やめよう!

液体洗剤、衣類のハイター、柔軟剤の3種類。皆さんも使っていますか?
それらをボトルに詰め替えていました。見た目はいいけど、これが本当に面倒くさくてストレスフル。

詰め替え洗剤をやめようと思った理由

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長いこと洗剤ボトルは、洗濯機の上の棚、左側にありました。いまはすっきり片付けた。

詰め替え洗剤をやめようと思った理由として……

  • 洗剤を詰め替える手間
  • 洗濯のたびにいちいち計量投入する手間
  • こぼした液体を拭く手間
  • 洗濯洗剤、漂白剤、柔軟剤の3種類が中途半端になくなるので毎回買い続ける手間
    →これ、本当にムカツク! シャンプーリンスも同様ですよね。結局ずっと同じ種類を買い続けないといけないという……。メーカーの策略なの?

そもそも、衣類の漂白剤なんているかな? と思ったのです。亡き母から「匂いや汚れはスッキリ落ちるけど、色落ちしないのよ!」と、ずいぶん昔に薦められて漫然と使い続けてきたけど……。いまは洗剤にも漂白剤のような成分が入っているみたいだし。「洗濯槽もスッキリ」なんてCMも見たことあります。また柔軟剤も、たまに夫が間違えて違うメーカーのを買ってきたりします(それもまたメンドイ……)。私、そもそも香りってそんなに好きじゃない。柔軟剤、いる?

「ランニングコスト」を削減することはもちろん大事ですが、「手間」がかかるか否かを考えることの方がもっと重要だなと。時は金なり!

先日のこと。夫に「1個で事足りる『ジェルボール』に戻していいですか?」と改めておたずねしました。彼も育児家事にしっかり関わっている「共同経営者」なので(笑)、そのへんはいつも共有しています。すると夫からOKサインが出たのでした。

「ジェルボール」最高だった

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洗濯1回分の液体洗剤が1つの「ジェルボール」にまとめられているので、計量の手間なく洗濯機へポンと入れるだけ。
「山崎実業」のマグネット付きストッカーで洗濯機の側面にぺたり。ワンツーで洗濯洗剤が投入できます。これはラク! 縦型洗濯機、ドラム式洗濯機問わず使用できるのもうれしい。

「ジェルボール」は、液体洗剤を水に溶ける特殊なフィルムで包んだボール状の洗剤です。3~4種類の有効成分をフィルムに分けて包んでいるので、効果を打ち消しあうことがないそうです。ほかの洗剤にくらべてコスパはちょっと悪いけど、わが家は柔軟剤が含まれている「ジェルボール」をを使っているので、何種類も用意しなくていい分、逆に経済的かなと思います。なんと言っても計量いらずなのが最強にラク!

気になる洗浄力ですが、中性~弱アルカリ性なので液体洗剤と同じくらいの汚れ落ち効果があるそうです。また、「ジェルボール」は約90%が洗浄成分と言われています。液体洗剤の70%は水だそうで、なるほどボールのなかにギュッと成分が凝縮しているんですね。これまでと比べたら驚くほどキレイになる! は特段感じませんでしたが、「同じ」であれば、場所も取らない手間もない。洗濯機のサイドに貼り付けてあるケースから「ワンツー!」でポンと投入できる手間無しの「ジェルボール」がいいですよね。

ただ、「ジェルボール」が適さない場合もあるそうなので、ココだけ注意。洗剤を包むフィルムを溶かすのに時間が必要なため、「お急ぎコース」や「手洗いコース」は×。また、洗濯物の量が少ないときはちょっともったいなく感じてしまうかもしれませんね。

とにかく洗濯洗剤にかかる手間、年間で考えたらどのくらいでしょう。人生は短い。洗剤を移し替えている時間があったら、ほかのコトして楽しみたいと思っている次第です(笑)。

ちなみに私、「ジェルボール」とは何の契約もありません。CMオファー、ぜひお待ちしています(笑)。

国井律子
国井律子

1975年東京生まれ。大学卒業後ラジオレポーターなどを経て二輪雑誌でエッセイスト・デビュー。現在は、オートバイのほか、旅、クルマ(キャンピングカー所有)、自転車、サーフィン(ショートもロングも)、スノーボード、ファミリートレッキングなど多趣味をいかしたエッセイを執筆中。旅が好きなのと同時に、おうちも大好き。家での一番の趣味は収納(整理収納アドバイザー1級資格取得)。いかにラクするか考えること、「時短」という言葉も大好き。嫌いな言葉は「二度手間」。インテリア、ネットショッピング、お取り寄せグルメ・酒、手抜きおつまみ作りに熱心。「痩せたい」というのが口癖。直近は苦手な掃除をがんばっている。飼い犬はボストンテリア。ふたりの男児の母でもある。

https://ameblo.jp/kuniritsu/
https://www.instagram.com/ritsuko_kunii/

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