これまでの私の食生活
nullこれまでの私は、とにかく「朝食」に命をかけていましたね。朝からラーメンやパスタなど食べたいものをペロリと。昼は手作り弁当を仕事部屋に持参して、炭水化物を朝の半分以下に。夜は炭水化物抜きにして野菜とタンパク質多めに摂取していました。
お酒は月曜だけ休肝日にして、あとはほぼ毎晩。糖質75%オフの「金麦」からスタート(大好物なんです)。夫とワインを半分ずつ。会話が弾んだら最後はハイボール。夫とは「晩酌会議」と称して、あーでもないこーでもないと夕飯に2時間くらいかけていました。寝るのは24時ごろ。私たちの共通の趣味は「お酒」と「おしゃべり」なので夫婦仲はいいですよ(笑)。翌朝はお腹が減って目が覚めて、ガツンと炭水化物を摂取する……。そんなルーティン。
こうやって書いてみると、酒量はやや多いなとは思うのですが、食生活的には別に悪くはないと思っていたのです。そしてこの方法で40代に差し掛かるころまでなんとなく通用していたのですが……。急に目方が増え始め、ちっとも減らなくなりました。それなりに運動しても全然ダメ。
そこで今回、夕飯~次の日の昼まで約17時間くらい固形物を何も食べないダイエットに挑戦。「プチ断食」とか「オートファジーダイエット」とか言われているあのやり方ですね。朝は固形物は食べないけど、たっぷりの水にプロテインを溶かしていただく「置き換えダイエット」でもあります。
食生活を180度変えたので、最初は当然お腹が減ってフラフラしましたが、3~4日経てばだんだん慣れてきました。というのも朝以外はガッツリ食べていたので、脳みそもお腹も満足していたんですね。これまでの糖質制限ダイエットの方がキツかったと思います……。何より朝食を抜くことにより、「朝時間」がほかのことにたっぷり使えるというのが、本当に気に入ったのでした。朝食作って、ジブンも食べて、片付けながら弁当詰めて、家族全員送り出すって、相当バタバタでしたからね。
朝抜き「置き換えダイエット」と「平日酒抜き生活」スタート
null朝食べない代わり、昼と夜は固形物をモリモリいただいています。ランチ弁当の16穀米の量は以前よりずいぶん増やしました。食後にチョコもかじるし、コーヒーも飲む。写真を見ればおわかりだと思いますが夕飯に米をかなりしっかり食べています。ときどきパスタとか蕎麦を茹でたりも! 夜に炭水化物をいただくなんて20代前半ぶりじゃないでしょうか。
これまでは大人の夕飯を作り置きして、翌日子どもたちの夕飯にレンチン・スピードサーブしていましたが、この生活になった瞬間、夕方に夕飯を作り子どもと一緒に食べるようになりました。19時前には夕飯が食べ終わる生活です。
のちほど「麹」については触れますが、ダイエット中はたくさんの麹料理、発酵料理を食べました。みんなに朝食を食べさせている間ヒマなもんで、「麹仕事」なんて名前を付けては、毎日せこせこ夕飯の仕込み。未来を漬け込んでいるみたいで楽しい。夜はそれらの食品を焼いたり蒸したりするだけなので簡単スピード調理。
このダイエットを始めてから月~木まで「酒抜き生活」。夫との「晩酌会議」ですが、お酒を飲んでいる夫の前で、夕飯とシャワーが済んでいる私は、水を飲みながら30分くらい今日あった出来事を話しています。ダイエット中だって会話はしっかりありますよ(笑)。
夕飯後もチャキチャキ動けて、これ以上やることが無いから21時過ぎには就寝。生活のポテンシャルは間違いなく上がりました。なによりお酒が飲める週末が楽しみで仕方ない(笑)。と、暮らしにメリハリも生まれたのです。
運動は、仕事部屋から近い近所のコンビニジムの「チョコザップ」に通っているのですが、メインは「マッサージチェア」です(笑)。執筆活動の合間にゴリゴリほぐしに行くついでに、軽くマシン。週2~5回くらい通っていますかね。トレーニングは以前ほどがんばっていないです。
「新習慣生活」を1カ月半続けたらどうなったか
null当初は短期間で元の生活に戻す予定だったのですが、プチ断食に麹効果に!? お通じもすこぶる調子よく、お腹周りが見るからにスッキリ。どんどん結果が出ておもしろいなと思ったのと、朝を抜く=出勤前のバタバタ時間が有意義に使える。そう、「時間」は私が一番欲しいと思っていたモノ。このルーティン悪くない。ていうか「いい」! 今後も「朝抜き、平日酒抜き生活」は続行予定です。
このダイエット方、私はミラクルフィットしましたが、体質的に向き不向きあると思いますので、持病などおありの方はお医者さまに必ず相談されてくださいね。
「自家製塩麹」作ってみた!
null私の「新習慣生活」に欠かせなかった麹のお話。
ダイエットを始める直前に出会った麹の先生、中嶋小枝ちゃんに初めて会ったときいただいた2種類の麹は、ニンニク麹と醤油麹。さっそく料理に使ったら簡単なうえおいしくて一瞬で使い切り、以降市販品を利用していました。
「ヨーグルトメーカーで作っちゃえば? 簡単ですよ」と小枝ちゃん。彼女にアレコレ聞きながら道具をそろえてみました。といってもわが家にはすでにヨーグルトメーカーと甘酒を作るための米麹があったので、購入したのは「ハリオ」のガラス保存容器だけですが。
どうしてこちらの保存容器を選んだかというと、
- 使っているヨーグルトメーカーは牛乳パックが入る縦長タイプ
- 食洗機で洗浄でき消毒にレンチンできて手間なし
- ガラス容器なら臭い移りしない
以上の理由で選んだハリオ、Amazonで849円(税込み)で購入。なんだかやけにかわいくて、ほかの形状の容器もつい揃えたくなってしまいました(そういう無駄遣いはダメよ笑)。
まずは一番簡単な塩麹を作ってみました。
材料は以下。
- 塩大さじ4(60g)
→仲良くしていただいている学生時代の先輩の、フランス土産。ちょうどいい粗塩がコレしかなくて。……逆にどんな味になるか楽しみです。 - 水300cc
- 米麹200g
→甘酒を手作りするのに、Amazonの定期便で毎月届いている乾燥麹です。100gずつに小分けされているのですごく使いやすいのと、些細なことですがビニルに入っているので匂いなどで虫が発生したり寄ってきたりしないのがお気に入り(本当に虫が苦手なんです……)。
麹は「手でほぐし塩とよく混ぜる」と書いてありましたが、乾燥麹は最初からパラパラ。スプーンでザザッと混ぜるだけ。それに水300cc注ぐだけ。うそー! 簡単すぎー!
甘酒を造る場合、これにおかゆを0.5合炊かないといけません。さらにはおかゆを冷ましたり、麹と一緒にたくさんかき混ぜたり。
なので塩麹の製作工程がどれだけシンプルか。これは買うよりジブンで作った方が絶対いい。
完成した塩麹は、見た目いつも家で作っている甘酒にそっくりで(そりゃそうですよね、同じ米麹を使っているんだもの)。次男が「甘酒おいしそー!」だって。舐めてみる?とできたて塩麹を彼の手のひらにテンとしたら、想像していた味のギャップにビックリしていました(笑)。
「でもあまくておいしー」だって。たしかに塩麹はしょっぱいだけでなくて、味わい深いですよね。
これまでスーパーで購入していた市販のモノは、ちょびっとしか入っていなくて300円くらいしました。そう考えると、だいぶコスパよしです。また手作り塩麹は「毎日かき混ぜた方がよい」そうです。日々いろんな食材を漬け込む際に使うので、結果かき混ぜているのと同じこと。この麹は冷蔵庫で3カ月ほど保存可能だそうですが、この量は1週間くらいで使い切りました。
私が使っているヨーグルトメーカーの取説をもう一度じっくり読んでみました。今回作った塩麹のほか、醤油麹、ニンニク麹、タマネギ麹などいろんな種類の麹が作れるようですが、私が思うに(面倒くさいだけというウワサしかありませんが)、今回作った塩麹をベースにして、肉とかアレコレ漬け込むときに生姜やニンニクや新タマネギをすったり、醤油を足したりしてもいいのかなと。というのも限りある冷蔵庫スペースなので、あまりいろんな種類の麹で占領するのもギュウギュウになってしまうかなと思い……。ご興味ある皆さんはいろいろ作ってみてくださいね。
持続可能な朝抜き&麹生活
null兄の息子、つまり私の甥っ子がバンコクで留学をしています。兄が日本に仕事で帰っている間、幼稚園が春休み中の次男を連れて、甥っ子のお世話をしに2週間ほどタイにチョイ住みしました。そのときも朝抜き、平日酒抜き、麹生活は続けていましたよ。
ただ滞在しているマンションのコンロがIHで火力が足りなかったので、なるべく火の通りの良い薄切り肉を使用しました。ジップロックにタイで調達した食材と、東京から持参した麹を入れてモミモミ馴染ませて。私は不便が嫌いなのでキャンプ料理とか好きではないのですが(笑)、旅先の不便は知恵と経験で何とかしています。
世界中どこでもこの生活は定着できることを確信!
私の好きな言葉に「持続可能」があります。今回出会ったダイエットと食生活は、まさに。50手前にしてすてきな習慣に出会えました。
1975年東京生まれ。大学卒業後ラジオレポーターなどを経て二輪雑誌でエッセイスト・デビュー。現在は、オートバイのほか、旅、クルマ(キャンピングカー所有)、自転車、サーフィン(ショートもロングも)、スノーボード、ファミリートレッキングなど多趣味をいかしたエッセイを執筆中。旅が好きなのと同時に、おうちも大好き。家での一番の趣味は収納(整理収納アドバイザー1級資格取得)。いかにラクするか考えること、「時短」という言葉も大好き。嫌いな言葉は「二度手間」。インテリア、ネットショッピング、お取り寄せグルメ・酒、手抜きおつまみ作りに熱心。「痩せたい」というのが口癖。直近は苦手な掃除をがんばっている。飼い犬はボストンテリア。ふたりの男児の母でもある。
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