「週複数以上派」から「1カ月に1回以下派」まで。夏の寝具、洗う頻度にはかなりの個人差が!?
ライオン株式会社が「夏の寝具の洗う頻度」について、【シーツ】【枕カバー】【タオルケットや敷きパッド】のアイテム別にアンケート調査をしたところ、1週間に2回以上洗う人から1カ月に1回以下と答えた人まで、お洗濯の頻度にはかなりの個人差があることがわかりました。
また比較的小物の枕カバーは洗う頻度が高く、その反面、シーツやタオルケット、敷きパッドの大物についてはお洗濯の頻度が低いようです(下図参照)。
暑い夏の夜は、ひと晩で約500〜1,000mlの汗をかくと言われています。その汗や皮脂は、寝具にしみ込んでしまい、そのままにしておくとイヤなニオイや⻩ばみの原因にもなりますので、特に夏はこまめに洗い、清潔な寝具で心地よい睡眠を心がけたいですね。
寝苦しい夏の夜は、肌触りが良く清潔な寝具が気持ちいいですよね。今回は、ライオンお洗濯マイスターの大貫和泉さんに「大物のシーツの洗い方」を教えていただきます。
夏のシーツの洗い方
【シーツ】を洗う頻度は、週1回と1カ月に1回以下が多数派!?
シーツの頻度の多数派は、“週1回派“と”月に1回以下派”に二分される結果になりました。 週に数回洗っている人は5%でほとんどの人は1週間に1回以下のようですが、特に寝汗をかきやすい夏は、シーツについた汚れを放っておくと⻩ばみになったり、ニオイの元となったり、ダニを引き寄せたりするといわれています。なるべくこまめに洗って清潔な状態を保ちましょう。
Point1 洗う前に目立つ汚れには前処理を
シミや⻩ばみなど、シーツに汚れが目立つ場合には、洗濯機に入れる前に前処理をしましょう。
<部分的に目立つ汚れがある場合>
部分的に目立つ汚れには、液体洗剤や液体酸素系漂白剤を塗布します。
<血液汚れには注意>
シーツの血液汚れに液体酸素系漂白剤を使用する場合、そのまま汚れにつけてしまうと、変質してかえって取れにくくなることがあります。しっかり水で汚れを洗い流してから漂白剤をつけるようにしましょう。
<⻩ばみなど、広範囲に汚れている場合>
皮脂による⻩ばみなど、広い範囲に汚れがついている場合には、濃い目の洗剤液と液体酸素系 漂白剤で30分〜2時間程度、「つけおき洗い」すると汚れが落ちやすくなります。
Point2 洗濯機でお洗濯します
(1)洗濯ネットにシーツを入れます。シーツのしわが気になる場合には、たたんで洗濯ネットに入れます。汚れている面が表に出るようにたたみましょう。
(2)洗濯機にシーツを入れて洗濯をスタートします。洗濯機は、パルセーター(回転板)に近い位置のほうが機械力が強く、洗浄力もより高くなりますので、汚れている 部分を下にして洗濯機に入れます。
汚れが気になる場合には、洗剤にプラスして液体酸素系漂白剤を使います。 また、シーツをやわらかくなめらかに仕上げたい時や、しわが気になる時には、柔軟剤を使用します。 この時、消臭効果のある柔軟剤を使うと、気になるニオイも抑えることができます。
Point3 シーツが早く乾く干し方
シーツは大きくて乾きにくいですが、干し方の一工夫で乾くスピードを早められます。
<外干しの場合>
物干し竿を2本使って「M字干し」すると、早く乾きます。
<部屋干しの場合>
角ハンガーや数個のハンガーを並べた上からシーツを覆うようにかけると、真ん中に空洞ができて風の通りが良くなり早く乾きます。 また、何枚か洗って干す場所がない時などには、角ハンガーに「じゃばら干し」するとコンパクトに干すことができます。さらに扇風機を使うと乾きが早くなります。
梅雨の間はシーツを洗って干すのも大仕事ですが、アドバイスを参考に、コツをつかんでみてくださいね。梅雨から夏の間も健やかに眠れますように!
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